光回線機器の改善と通信速度の向上(フレッツ光のタイプ変更・無料)について

現在、賃貸物件に居住していますが、この物件にはケーブルTVと光回線が敷設されています。ケーブルTVに関しては無料で地デジと一部のBS/CS受信に加え、100Mbpsのネット接続(Wi-Fi)が利用可能。しかし個人的にはケーブルTV側は地デジ受信でしか使用しておらず、ネット接続はスマホのWi-Fiを含めてフレッツ光回線を個人契約で使用しています。そして最近、ふとした疑問から色々と見直したら、結果的に費用を掛けずに回線速度が向上しました(と言うよりも、これまでが無駄に低速でした…)。
注記
この記事の内容は2026年3月現在、NTT東日本管内での私個人の環境とその結果について記載しています。
途中で変わった配線方式
現在の賃貸物件に入居した当初、光回線は「VDSL/LAN配線方式(通信速度が上下最大概ね100Mbps)」でした。物件建物までは光回線、そこから各部屋には通常の電話線(メタルケーブル)を使用してVDSL機器に接続し、VDSL機器からはLANケーブルとなっていました。
上記※1が光回線導入当初で左がVDSL機器、右がルーター兼光電話用機器。ルーターは一度NTTからの更新で※2の「RT-S300SE」に変わりました。このRT-300SEは利用開始直後はバグが多くて、フリーズやら接続不良で大変だった…。ファームウェアが更新されて、現在は安定動作中。

そして数年前に各部屋に光回線を直接引き込む「光回線方式」になりました。これはNTTが光回線の速度向上を目的とした物で、現在も物件オーナーや管理会社にはVDSLからの乗り換えを案内しているとの事。各部屋の入居者に関しては無料で機器の交換が行われ、フレッツ光の接続料金も変わりませんでした。上記でVDSL機器が光回線終端装置「GE-PON」に変わりました。この終端装置まで光ファイバー線が来ています。
光電話については、当初自宅としての固定電話番号が必要と思って用意しましたが、今では掛かって来るのは選挙前の電話調査や怪しい電話のみ。自分からも掛ける事もなく常に留守番電話なので正直もう不要ですが、解約も面倒なので放置中。
接続速度に気付く
光配線方式になってからも特段の変化は無く、また困る様な状況になった事もありません。あえて不満があるとすれば、まれにsteamで購入したゲーム等で、サイズの大きいファイルのダウンロードに時間が掛かる事くらい(通信速度が100Mbpsだと概ね10MB/s、ファイルサイズが100GBあると、約2.5時間掛かる)。そんな環境でしばらく利用していましたが、最近ルーターの設定を見てふと気付いた事がありました。

WAN(終端装置)側のリンク速度が100Mbps?まあどうせ光回線は100Mbpsだしと思いつつ、終端装置(GE-PON)の仕様を調べると、こちらは1Gbpsで繋がるタイプ。リンク速度は1Gbpsになってもいいはずと、終端装置とルーター間のLANケーブルを見てみると…。

何だか心細いケーブルで繋がっていました。さらによく見ると「cat.5」の文字。カテゴリー5は最大通信速度100Mbps。それは繋がらんわと「cat.5e(最大1Gbps)」のケーブルに繋ぎ変えると、

1Gbpsでリンクしました。ちなみにLAN1はデスクトップPCで、こちらも1Gbps接続。LAN2はスマホ・ノートPC用の簡易Wi-Fiルーターなので製品仕様そのものが100Mbpsです。しかし、終端装置とルーター間を速くしても所詮は100Mbpsの光回線。一応、デスクトップPC側でスピードテストをしてみます。

上記はLANケーブル変更前。100Mbpsでリンクしていた時。まあ、通常こんなものでした。

さらに上記はLANケーブル変更後の1Gbpsでリンク時。Down速度が2倍以上になりました。あれ?
現在の契約を確認
そもそも、光回線を契約した当時はまだ「Bフレッツ」という名称で、最大通信速度は100Mbps。建物からの配線方式が変わった当時、ユーザー個人が行う作業は無いとの説明で、終端装置の交換等もNTTからの作業員が行いました(cat.5のケーブル設置に加え、その後の速度テストも無かった…)。
現在「Bフレッツ」はフレッツ光の「クロス(10Gbps)」と「ネクスト(1Gbps・他)」の2種類になっています。結局、現在の契約はどうなっているのかとNTT東日本で調べてみると、

ネクストの「マンション・ハイスピードタイプ」との事。

マンション・ハイスピードタイプは受信(Down)が概ね200Mbpsで送信(Up)は100Mbps。てっきり一番遅い「マンションタイプ(送受信100Mbps)」かと思っていました。接続料金は変わらない上に、「プロバイダパック」という、フレッツ光とプロバイダの料金をまとめてプロバイダ側で支払っているので、NTT側の契約の詳細はほとんど気にしていませんでした(現在は光回線もプロバイダに任せる「コラボ光」もある)。いや、そもそも最初からcat.5e以上のLANケーブルで繋がっていれば良かったのだけれど。
さらに高速な契約へ
マンション・ハイスピードタイプだった事が判明しましたが、同時に1Gbpsである「マンション・ギガラインタイプ」も料金自体は変わらない事も分かりました。このまま1Gbpsに切り替え出来るのかと思い、まずは現在の物件建物の光回線を提供エリア検索で調べてみます。

10Gbpsのフレッツ光「クロス」も可能。ただしクロスだとさすがに料金も高いし、終端装置やルーターの変更に加えて、PCにも10GbpsのLANポートが必要になるので、有無を言わさず却下。
その後、ギガラインタイプへの変更を調べていると、NTTでは「通信速度が200/100Mbpsのサービスから1Gbpsのサービスに変更する際の工事費は無料」とする割引を行っていました。これは通信速度向上を目的とした物で、現在の機器や建物自体が既に1Gbps以上の環境である場合、または「VDSL/LAN配線方式」から「光回線方式」に合わせて変更する場合に適用される模様。さらにその割引期間も2026年3月末までというタイミングなので、この際にと思い、マンション・ハイスピードタイプからマンション・ギガラインタイプへの変更をNTTサイトから申し込みました。※無料となる条件・割引期間についてはNTTサイトで最新と詳細を確認して下さい。
申し込みの翌日、NTTから内容や工事(切り替え)日時の確認の電話があり、この中でも機器類の変更は不要(立ち合い工事無し)、接続料金も変わらずに工事費も無料である事が伝えられました。1点のみ料金の支払いに変更があり、プロバイダでまとめて支払っているフレッツ光の請求は、再びNTTからの請求になるとの事。実は光電話だけはこれまでもNTTからの請求だったので、結果的にプロバイダからNTTに再び戻る形。
またプロバイダへの連絡は不要で、プロバイダの契約コース変更等もNTTで行ってくれるという便利さでした。さらにその後にNTTとプロバイダから郵送で通知がそれぞれ来ましたが、プロバイダ側はコースの名称が古いものから現在のものに変わったのみで、利用料金自体は変わらずに同じでした(クロスかネクストで金額差がある)。※プロバイダによっては接続タイプの変更で料金が異なる可能性があります。利用しているプロバイダにて確認して下さい。
ちなみに工事日は申し込み時に希望日の選択が出来ますが、申し込みの日からおおよそ2週間先の日付から選択可能でした。ただし3月4月は転居も多い時期なので、希望通りにはならない可能性もあります。
1Gbpsの開通
先の工事日の希望日選択では、工事の時間帯としては「9:00~12:00」でしたが、立ち合い工事が無い場合は朝5時からの切り替えになると、申し込み後のNTTからの案内封書にありました。たまたま工事日当日の朝5時頃に目が覚め、そう言えば今日が工事日だったなぁとルーターを眺めていると、5時から数分後に一旦通信が切れ(ルーターの「PPP」ランプ消灯)、さらに15分後くらいに再び通信が確立(ランプ点灯)しました。

1Gbps開通後の速度。ほとんど変わってないかと思ったけれどUp速度は上がっています。上記は一応、NTTの測定サイトですが、NTT西日本内のサーバー?東日本には無いのかと探すと、西日本と同じ測定サイトを案内しています。

その他の測定サイトで測定するとDown速度は~900Mbps、Up速度は~500Mbps程度。まあ、結局は相手サーバー次第という事か。
その後
無事に費用を掛けずにマンション・ギガラインタイプへの変更が完了しましたが、さらに「コラボ光」に変更した方がプロバイダ独自の料金・割引があります(縛り・違約金にも注意)。私のプロバイダでもコラボ光の方が合計で800円程安い上に、コラボ光へ転用後36ケ月間の割引期間もあります。こちらはもう少し落ち着いてからいずれ。


















