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WRX ヒューズ切断後の復旧について

2018年6月1日社外部品・DIY

前回、車両で用意されているOPコネクターと、のれんわけハーネスについての記事を書きました。注意点として自己責任などと書いていますが、実際のOPコネクターの信号確認中に誤ってヒューズを1つ飛ばしました。同じ様にヒューズを飛ばしてしまい、ヒューズ切断後に車両が似た様な状態になってしまった方の参考になればと思い、原因から状態、復旧までの様子を書いてみたいと思います。ちなみに車両はスバルのWRX(VAB-A型)です。他メーカー車種では参考にならないかもしれませんが・・・。

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前回のOPコネクター(のれんわけハーネス)についての記事は以下です。

ヒューズ切断

ヒューズを飛ばした理由は単純で、OPコネクターを調べている最中に短絡する端子を間違えました。言い訳をすると、取説に記載されているオス側のコネクター配置図に対し、車両側で見ていたのはメス側で端子番号を左右対称で見る必要がありました。また夕方で薄暗くなってしまい、取説も良く見えなくなってきていました。

・・・言い訳にはなっていません。紛れもないミスです。ちなみに短絡してしまった端子は「7番のGND」と「14番のBKUP +B」です。

症状

ヒューズ切断時、車両のプッシュスタートスイッチはACC(アクセサリー電源ON)状態でした。7番と14番の端子を短絡してしまった瞬間に、ナビと室内灯が消えました。同時にヒューズを飛ばしてしまった事もすぐに認識しました。ただしヒューズを交換すればいいとも楽観的に思ったのですが、周囲がすっかり暗くなってしまい交換作業が出来る状態ではありません。場所も自宅では無かったので、この状態で帰宅しなければなりません。エンジンの始動やメーター類、ヘッドランプやウィンカー等の動作に問題が無い事を確認してこの日は帰宅しました。

帰宅での運転中はナビと室内灯が消えたままの他、MFD(マルチファンクションディスプレイ)の時計表示が初期化されていました。設定や燃費表示などは変わりはありません。また途中でコンビニに寄った際に、ドアハンドルにタッチして開閉を行うキーレスエントリーが効きません。リモコンキーのスイッチも同様でした。この日の帰宅後はメカニカルキーで施錠しました。

下調べ

帰宅後に車両の取説を見て飛ばしてしまったヒューズの予想をします。といってもOPコネクターで「14番のBKUP+B」を短絡したので、おおよその検討は付きます。取説によるとキーレスエントリーや集中ドアロックの室内ヒューズは「3番のDOOR LOCK」、室内灯やバックアップは「15番のBKUP+B」とあります。15番は確実に切断していそうですが、3番も切断してしまったでしょうか?

調査~交換

翌日、車両で改めて切断したヒューズを調べました。念の為、運転席右側にあるヒューズボックスに刺さっているヒューズ全てをテスターで確認しました。しかし3番、15番とも全て通電し、外して目視しても切断していませんでした。エンジンルーム側にもヒューズがあるので、全てテスターで確認しましたが、こちらも切断している様子がありません。この場合、ヒューズが切断していないと逆に問題です。素人では手は出せない領域になってしまいます。改めて車内で取説を眺めていると、エンジンルーム側のヒューズで「8番のBACK UP」が1つだけポツンとあり、テスターで触ったっけ?と思い、改めて見てみると切断していました。

結局の所、見落としでした。

1つ気になったのは、室内「15番のBKUP+B」は容量10Aに対し、エンジンルーム「8番のBACK UP」は容量20Aです。先に切断されるのであれば室内の方では?とも思いましたが、経路が異なるのかもしれません。

上記は切断していたヒューズです。赤丸内の金属部分が破断しています。テスターで調べる時はヒューズ上面からでも金属部分に触れる事が出来ます(矢印部)。

エンジンルーム内のヒューズを交換します。矢印が「8番のBACK UP」です。エンジンルームのヒューズボックス内には交換時に使用するピンセット工具も備わっています。室内のヒューズでも利用出来ます。

予備のヒューズはエンジンルームの場合、フタの内側に一通りの容量が揃っています。室内の場合はヒューズボックスの左側に、縦に並んで刺さっています。交換は必ず同容量のヒューズで行い、予備のヒューズを利用した際は別途同じ物を購入して補充しておきます。ヒューズには形にも種類がありますが、私のWRXでは室内、エンジンルームとも「ミニ平型ヒューズ」になっています。

後日追記

後日ホームセンターでヒューズを購入し、新たな予備ヒューズとしてヒューズボックスのフタに付けておきました。ヒューズは2個入りで約160円でした。1個余りましたが、室内側のヒューズで電源取り出し用と交換して余っている物もあった様な?

交換完了後

切断していたエンジンルームのヒューズを交換してプッシュスタートスイッチでACCにすると、ナビの電源が入り室内灯も点灯しました。キーレスエントリーも問題ありません。MFDの時計の再設定だけを行いました。

注意点

今回の私の場合は誤った短絡によるヒューズの切断ですが、特に何もしていないのにヒューズが切断した時は、根本の原因を解決しないとまたヒューズが切断してしまう可能性があります。この様な場合は自分で原因を突き止める事も難しいので、ディーラーなどで見て貰う方が早いですし安心です。

※ヒューズの交換や電気的な作業を行う場合は、バッテリーターミナルを外して行いましょう。またこの記事はあくまで私の場合ですので、自身の車両では取説などを確認の上、自己判断、自己責任で行ってください。

室内およびエンジンルーム内のヒューズについては、下記記事も見て下さい。