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WRX 首都高速道路 利用の際に注意している11点

その他地域,動画,首都高

首都高速道路(以下、首都高)は他の高速道路とは異なる点や状況が多くあります。初めて利用した時はとても緊張もしましたが、今でも首都高では独特の緊張感と注意しなければならない点があると思っています。昨年(2020年)からの新型コロナの影響で県外では無く都内を回る事も多くなったので、個人的に首都高を利用する際に注意が必要と感じている点を書いてみます。

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注記

この記事の注意点の内容はあくまで私個人の考えです。その他にも状況に応じた注意と運転が必要です。また実際の運転時には現地の交通標識・指示等にも従って下さい。記事内の注意点の項目順序は、その重要度などに関係する物ではありません。

注意点

1.右側合流・右側出口

個人的にはほとんど気にしなくなりましたが、首都高には入口から入って本線の右側へ合流、あるいは出口へ向かう分岐(離脱路)が右側にある場合が多くあります。分岐の場合は事前に右側車線を走行していれば特に問題は無く、合流の場合も通常の車線変更と同様に考えれば特別難しいという事は無いと思います。

しかし例外として首都高ではトンネル内で合流や分岐する事もあり、特に右カーブしながら右側合流する場合は、後続車がサイドミラーにも写らず、目視でもトンネル内で暗い為になかなか見えない事があります。さらに中にはトンネル内でも無灯火の車も居る為、確実に大丈夫と判断するまでに時間を要する場合もあります。

2.短い合流車線

首都高には通常の高速道路に比べて合流車線が短めな場所も多くあります。また側壁がすぐ近くにある為、合流直前まで本線側の車両を確認出来ない事もあります。従って合流車線で瞬時の判断と強めの加速が必要になります。心配だからと速度を落とし過ぎると、逆に合流出来なくなってしまう場合もあります。

個人的には合流車線に出た時に、真横に車が居れば速度を合わせながらその車の後に入るという事を基本にしていますが、本線側の車が気を利かせて減速してくれたり逆に後方から速度を上げて来る車もあるので、ある程度の慣れはありますが合流はいつになっても簡単に出来る事でもありません。

3.右側+短い合流車線

首都高は高架部分も多いので、入口や他の路線から坂を登りながら合流する場合もあります。例としてY八重洲線からC1都心環状線への合流となる神田橋JCTは、トンネル内の八重洲線から登って高架の都心環状線に右側合流、かつ合流車線が短いという難所です。合流の方法自体は基本的に「2」と同じですが、安全確認はさらに慎重になります。

ただし八重洲線は「東京高速道路」に繋がる路線なのであまり利用する事は無いと思いますが。

4.PAからの短い合流車線

首都高にもPAは幾つかありますが特に都心部に近いPAはそれほど広く無く、止められる車の台数も限られています。

例として4号新宿線の代々木PAからの合流は短い上に側壁があって、後方も合流直前まで確認出来ません。ただしPAから出る場合なので通常の合流とは違い最初は速度は抑え気味で、合流出来ると判断したら本線側の車にブレーキを踏ませない為に強めの加速は必要です。

5号池袋線の南池袋PAは特殊で出口の合流はさらに短くなっています。その為、出口直前で「一時停止」の指示があります。南池袋PAも側壁でなかなか本線側が確認出来ず、スピードも出ているので怖いのですが、むしろ一時停止なので十分安全を確認してから合流する事が出来ます。それでもすぐに後方から車両が迫って来るので、やはり強めの加速は必要です。

5.2車線のまま合流

1号羽田線からC1都心環状線外回りへの合流では、2車線のまま(2台並んだまま)合流します。実際には先に本線に近い側が合流し、後から遠い側が合流するという順番になりますが、特に遠い側は「近い側と本線」の2車線分の安全確認が必要になります。本線に近い側も先に居る遠い側の車に譲ったり、初めから近い側の車線にいる事も重要になります。

6.2車線で合流と分岐

5号池袋線とC2中央環状線の「熊野町JCTと板橋JCT」、6号向島線とC2中央環状線の「堀切JCTと小菅JCT」、1号羽田線と11号台場線の「浜崎橋JCTと芝浦JCT」では、それぞれ2つのJCT間が近いので各路線が2車線のまま合流し(4車線になる)、その後にまた2車線ずつに分岐します。4車線となった時の中央2車線では互いに車線変更する事になるので、周囲の車の動きに注意が必要になります。車線変更しようと後方に気を取られていると、前方に車が入って来る事もあります。

7.複雑に連続する合流と分岐

C1都心環状線外回りから6号向島線下りに至る「江戸橋JCTから箱崎JCT」も2つのJCTが近いのですが、もう少し複雑に合流と分岐があります。江戸橋JCTではC1外回りが右へ分岐し、その後2車線同士のままC1内回りが合流してきます。さらに箱崎JCTになると中央2車線が6号下り、両側2車線が9号深川線下りへ分岐します。両側2車線が同じ方向?と不思議に思いますが、分岐後に高架で登って2車線として繋がっています。ここは車線変更する車も多く、故に事故も起こりやすい地点です。

8.箱崎ロータリー

箱崎ロータリーは箱崎出入口の他、浜町出入口、清洲橋出口や箱崎PA、東京シティエアターミナル専用出口などがある周回路です。非常に多くの道が繋がっているので、予備知識の無いままでは恐らく迷うと思います。また入口の中には一時停止となっている箇所や、信号機(周回路側にも)もあるので注意が必要です。分からなくなった場合は、箱崎PAで案内表示を見る事が出来ます。

6号や9号上では箱崎ロータリーやPAへの案内は出ていません(PAが小さい為?)。「箱崎出口」か「シティターミナル」の案内に従います。

9.辰巳第1・第2PA

地図上では辰巳第1PAと辰巳第2PAはB湾岸線上にある様に見えますが、実際には共に辰巳JCTで9号深川線上りへの分岐に入ってからPAがあります。従ってPAから再び湾岸線に戻る事は出来ません。やむを得ない場合は一旦9号に出てから箱崎JCTに向かい、箱崎ロータリーでUターンする事が出来ます。

10.大橋JCT

3号渋谷線とC2中央環状線が繋がる大橋JCTは、3号(地上高架)とC2(地下)を繋げる為にグルグルと螺旋状になっています。特に3号からC2へ進む場合はカーブを曲がりながら急な坂を下り、かつC2の内回りと外回りへの分岐もあるので注意が必要です。車線が行き先によって色分けされているのですが、トンネル内でその他の案内表示なども多くあり、初めて通る場合は戸惑うかもしれません。

11.真ん中に橋脚

C1都心環状線で京橋から銀座辺りは、元は川や堀だった場所を通っています。従ってC1上部に多くの橋が架かっているのですが、一部の橋脚が片側2車線の真ん中に立っています。すぐ近くまでは車線変更が出来るので、知らないまま同様に車線変更すると衝突します(もちろん注意・車線変更禁止表示はあります)。

今回挙げた地点の地図

今回の注意点としてあげた地点を地図内にマークしています。ただし「1.右側合流・右側出口」と「2.短い合流」については数多くあるので、特にマークしていません。

事前に知っておく為に

首都高には事前にJCTや各出入口を確認出来る案内サイトが用意されています。JCTや複雑なルートに関しては下記にて。

また合流や分岐、要注意箇所などの実際の走行動画も公開されています。

動画

下記は今回の内容順になっている動画です。

箱崎ロータリーについては下記にて。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。  
 

その他

C1都心環状線では神田橋JCTから江戸橋JCT間を地下化する事業が進んでいます。これにより老朽化の進む道路の更新と日本橋周辺の景観の改善が行われる事になります。

地下化によってC1都心環状線は江戸橋JCTではなくY八重洲線とD8東京高速道路(KK線)経由になるそうです。

2021年6月、首都高料金(最短料金距離)について記事を書きました。周回ルートとしたい場合の参考にして下さい。その他、首都高に関するこのブログ内の記事はこちらから(首都高タグ記事)。

地図について

© OpenStreetMap contributors 記事内の地図(画像)はOpenStreetMapを使用しています。