WRX 首都高 周回ルート300円(普通車・ETC)の条件について

2021年6月24日その他地域,ルート,動画,首都高

2020年から現在(2021年6月)にかけて、新型コロナによる外出や県外移動の自粛ですっかり遠出をしなくなってしまいました。これまでの休日には秩父から群馬県南西部、奥多摩から山梨県へとドライブに出掛けていましたが、現在は週末の買い物ついでに都内の首都高を回るだけ。そんな首都高もほぼ走り尽くしてしまい、最近は首都高のルートにも困っています。

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注記

この記事の内容はETC搭載車かつ普通車を基本にしています。ETC非搭載車(現金車)や軽自動車、二輪車、大型車等では条件や料金は異なります。また記事公開後に条件や料金等が変更になる場合もあるので、記事内容を保証する事は出来ません。実際に首都高を走行する際は、首都高サイトで条件や料金等の確認をして下さい。意図しない料金が発生した等の責任も負う事は出来ません。

※東京2020大会(2021年7月~)の開催期間中は、料金の1000円上乗せや交通規制(首都高サイト)が行われる予定になっています。

首都高を走行する際の注意点については上記記事を見てください。その他(上記含む)、首都高に関するこれまでの記事はこちら(首都高タグの記事一覧)から。

2021年7月追記

東京2020大会が始まり、首都高の都内区間の利用にはロードプライシングによる1000円上乗せが行われています。埼玉県や神奈川県の首都高はその範囲外ですが、範囲外の出入口を使って都心部で周回した場合はどうなるのか試してみました。詳しくは下記記事にて。

またこの時に、初めて埼玉県にある首都高(S2新都心線・S5大宮線)を利用してみました。埼玉県側からでも300円(普通車・ETC)で周回が可能なのか?も同時に試しています。

首都高の料金

現在(2021年6月)の首都高の料金は「料金距離」によって基本料金が決まっていて、0.1km毎に10円単位で加算されます。ただしこれはETC搭載車の場合で、さらに普通車では上限1,320円~下限300円となっています。現金車の場合は料金距離ではなく、最初の料金所で普通車は1,320円の基本料金を払う事で首都高の全線を走行出来ます(例外あり・首都高サイト「首都高の料金について」)。

また首都高は入口~出口が同じでも複数のルートが存在するので、以下の様に決められています。

経路選択について

出発地(首都高の利用を開始する地点)から到着地(首都高の利用を終了する地点)までの区間を結ぶ経路が複数存在する場合は、お客さまの実走行経路にかかわらず、首都高のみを利用する場合の最短経路の距離を料金距離とします。なお、往復で経路が異なる場合は、往路または復路のうち、最短となる経路の距離を料金距離とします。

首都高サイト「首都高料金ガイド(pdf)」パンフレットより引用。

この決まりから、ある入口から首都高に入って適当に周回し、入口から次にある出口(隣同士)から出ても「入口~出口の最短経路」が料金距離となります。これが300円で首都高を周回できる仕組みです。

ただし入口~出口が隣同士でも距離が離れている場合は料金も300円以上となり、逆に入口から2つ先の出口でも距離が近ければ料金は300円の場合もあります。

最短経路になる条件

隣同士の出入口(注記:以下※1も参照)

私が良く利用する出入口は4号新宿線の高井戸~永福です。高井戸と永福間の距離は2.7kmなので料金は下限の300円です。周回する場合は高井戸入口(上り)から首都高に入り、最初の永福出口(上り)は通過します。あとは適当に首都高を周回して再び4号新宿線に戻り、永福出口(下り)で出るだけです。上りと下り(方向)の違いは料金距離に影響しません。また永福入口(上り)から入って高井戸出口(下り)の逆パターンでも同じ300円です。

現在は既に閉鎖になっていますが、C1都心環状線内回りの江戸橋入口~呉服橋出口、同外回りの呉服橋入口~江戸橋出口はそれぞれ隣同士の出入口(距離0.2km)ですが、入口から入った後に一旦出口は通過して首都高を周回しても、改めて出口で出る事で入口~出口の料金距離は最短経路となり、料金は300円となります。

同じ出入口(注記:以下※2も参照)

通常の出入口では入口出口ともに同じ場所にありますが、以下の様に特殊な出入口があります。

3号渋谷線の渋谷出入口は入口から少し進んだ場所に出口があるので、入口から首都高に入ってすぐに出口で出る事も出来ます。「渋谷入口~渋谷出口」の料金距離は0kmですが料金は300円になっています。従って渋谷から入って首都高を周回し、再び渋谷で出れば料金は300円です。

箱崎ロータリー内にある箱崎出入口と浜町出入口(+清州橋出口)も、ロータリーを回って出るだけという事が可能で渋谷同様に0km・300円になっています。箱崎ロータリーからはC1、6号、9号が繋がっているので様々な方面に進めます。これらの料金については全て首都高料金表に記載されています(料金表は首都高サイトにpdfであります)。

最短経路にならないパターン

首都高管外

首都高管内から他路線(東名や外環道)へ進むと首都高を出た事になるので、改めて首都高に戻って入口近くの出口から出てもその最短料金距離にはなりません。首都高管内であれば途中に料金所があっても影響はありません(例:4号新宿線上りの永福料金所)。

片方向の出入口(※1)

出入口が隣同士でも料金距離が最短経路にならない事があります。それは入口から入ってすぐに隣の出口で出られない(出口が無い)場合です。首都高には上り下り、内回り外回りなどで「片方向」にしか出入口が存在しない場所も多くあり、必ずしも地理上の距離が経路とはなりません。首都高料金ガイドにも以下の様に記載されています。

※入口と出口の組み合わせについては、地理上は近傍であっても、道路構造上の理由や、道路交通法に基づく規制などの理由により進行方向の出口が利用できない場合があります。このため、入口と近傍の出口を結んだ距離が料金距離とはならないことがあります。

首都高サイト「首都高料金ガイド(pdf)」パンフレットより引用。

4号新宿線で例えると永福~幡ヶ谷になり、永福入口(上り)から入ってから首都高を周回して幡ヶ谷出口(下り)で出る事は出来ますが、幡ヶ谷には上り方向の出口がありません。従って必ず周回が必要となり、永福~幡ヶ谷間の料金は周回での最短料金距離(22km)の880円と決まっています。また幡ヶ谷には下り方向の入口も無いので、上り方向の入口から入って首都高を周回して永福出口(下り)で出る逆方向も同様です。

同じ出入口(※2)

上り下りの両方向に出入口がある場合も、首都高を周回する事でその同じ出入口を利用する事が出来ます。一見、これが最短料金距離になる(0km)様に思えますが、同じ出入口では「周回して戻って来られる最短距離」が適用されています。例えば永福(上り)から首都高に入り、周回してまた永福(下り)で出ると、料金距離は25kmで980円になります(おそらく4号上りからC1内回り、3号下り、C2外回り、4号下りのルート)。

※先の「最短経路になる条件」として挙げた「渋谷」と「箱崎ロータリー」は特殊な例であり、通常はこの様に同じ出入口では「周回して戻って来られる最短距離」が適用されます。

例外

新宿出入口

4号新宿線の新宿出入口は、出口に関しては上り下りの両方向にありますが、入口は上り方向にしかありません。下り(中央道)方向が無いので新宿から幡ヶ谷や永福へは、一旦上りから入って首都高を周回し、改めて下り方向に戻って来る事が必須なのですが、新宿~幡ヶ谷間の料金距離は1.4kmで300円、同様に新宿~永福は4.4kmで310円になっています。これは先の「経路選択」にある

往復で経路が異なる場合は、往路または復路のうち、最短となる経路の距離を料金距離とします。

首都高サイト「首都高料金ガイド(pdf)」パンフレットより引用。

が、適用されている為の様です(幡ヶ谷→新宿は可能なのに、新宿→幡ヶ谷が不可なので)。ある意味、公式に周回が認められている事にもなるでしょうか。

東京高速道路(KK線)

東京高速道路(D8・KK線)は首都高とは異なり、民間の株式会社が運営している路線です。首都高とはC1都心環状線の汐留から東京駅付近を経由して京橋で再びC1に、または西銀座でY八重洲線と接続しています。東京高速道路の通行料は無料で扱いは一般道ですが首都高に直結しているので、首都高から東京高速道路を経由してまた首都高に戻る場合、首都高で再び料金を支払う必要はありません。

東京高速道路と首都高との接続箇所には、通常の料金所の様な「乗継所」が設置されています。首都高から東京高速道路に入る際には最初に入口となる乗継所で、そこまでの料金(首都高入口~入口乗継所)を精算します。東京高速道路を走行して再び首都高に入る際は、東京高速道路の出口となる乗継所を再び通過します。首都高の出口では東京高速道路からの料金(出口乗継所~首都高出口)が追加精算されます。現金車の場合も入口乗継所で通行券を取り、出口乗継所で係員に通行券を渡す事で首都高での再度の料金は発生しません。ただし入口乗継所~出口乗継所までに10分間の時間制限があります(ETC車・現金車とも)。

ここで不明なのが東京高速道路を経由しながら首都高を周回し、首都高での出入口を隣同士にした場合です。東京高速道路では入口乗継所でそこまでの料金が清算されてしまうので、例え首都高での出入口が隣同士でも料金が最短経路で無くなってしまう様に思えますが、実際には首都高出口で「払い戻し」が行われます(ETC搭載車)。

具体的な例として、C1内回りの江戸橋入口(現在は閉鎖済)から首都高を走行して汐留乗継所で東京高速道路に入ると、その間の料金540円が先に精算されます。その後再び首都高に戻り、江戸橋入口の次にある呉服橋出口(同、閉鎖済)で出る時に240円が払い戻されます。ETCに音声案内がある場合はちゃんと「払い戻し料金は240円です」と案内されます(機種にもよる)。従って540円-240円=300円と、東京高速道路を経由してもちゃんと決まり通りの精算が行われます。東京高速道路の利用方法は、首都高サイト側に説明があります。

※例外は上記以外にもあるので、首都高サイトにて確認して下さい。

その他

この他にも首都高には周回しても、最短料金距離とする事が出来る出入口が幾つかあります。利用する出入口間で最短と周回の2つのルートを想定出来るかがポイントです。首都高サイトの料金・ルート検索で出発地と到着地で隣同士の出入口を選択し、さらに経由地で都心部の何処か(C1路線上など)を選択して検索する事で、周回が可能かどうかを調べる事が出来ます。また必ず経由地の有/無、出発地と到着地の入れ替えも行ってみた方が良いと思います。

上記記事では首都高(C2路線内)上のPAを全て巡ってみました。箱崎ロータリーも活用して首都高をあちこち走行しましたが、高井戸から乗って永福で降りているので料金は300円でした。

動画

下記は今回の内容の動画です。実際に首都高を走行してETCの音声案内も収録しています。また東京高速道路を経由した場合の様子(払い戻し)もあります。

追記

「渋谷」と「箱崎ロータリー」の特殊例(例外編)の動画も作成しました。

また、東京高速道路(KK線)は「乗り継ぎ」で首都高の追加料金は発生しませんが、その乗り継ぎ時間は「10分間」です。この間で街中に降りるという事も可能で、その様子も動画にしました。ただし実際には10分しか無いので、街中で何かする事も出来ませんが・・・。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。

地図について

© OpenStreetMap contributors 記事内の地図(画像)はOpenStreetMapを使用しています。