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INTEL 第3世代CPU(i7-3770)PC NVIDIA GTX970からRTX2060への換装

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現在使用しているデスクトップPCは約10年前に自作したもので、INTEL i7-3770(Ivy Bridge)にNVIDIA GTX970のグラフィックボードです。それ以前までもPCは自作し、2~3年に一度のペースでCPUやらマザーボード、グラフィックボードなどを更新したり、PCを丸ごと新調してきました。しかし、今のPCを組んでからパタリとPCの更新や新調をやめて(故障を除く)現在に至りますが、さすがに厳しさも感じ始めました。

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現在の主な構成と使用感

10年前からの記憶を辿ると、グラフィックボードはRadeon HD 6950が故障して入れ替え、マザーボード(B75?)もBIOSが飛んで入れ替えた気がします。この構成で現在まで使用してきましたが、主な使用用途となる車載動画の編集作業でもストレスなく使用出来ています(ただし素材は30fpsのフルHDまで)。動画の書き出しはNVIDIAのNVENCエンコーダーを利用して、おおよそ50fps程度。制作した動画の長さに対して6割程度の時間が掛かりますが、それほど気にはなっていません。さらにGTX970は現在でもNVIDIAの最新ドライバーに対応していますが、GTX970にはVRAM3.5G問題があった様な…。

それまでは結局、PCの自作自体とPCゲーム(レースゲームばかり)が趣味だった訳ですが、休日は車で出かける事が多くなり、逆にゲームをしなくなった事でPCの自作もしなくなった形です。今となってはOSの再インストールから環境の再構築が面倒で、気力が全く湧きません。

しかし、最近久しぶりにEAのゲーム「WRC(steam)」を購入しました。昔からレースゲームでは評価のあるCodemasters(現在はEA)が「DirtRally2.0(steam)」に続いて制作したゲームですが、DirtRally2.0では4Kの高画質設定でも問題無かったPCが、WRCでは低画質設定で何とか遊べる状態。WRCも意外にそこそこ動くのでは?と期待していましたが…。元々ゲームの必要環境もギリギリ満たしていませんでしたが、WRCでのレンダリングエンジンがDirtRally2.0の時から変更になった事も大きい様子。

また、最近よく聞く画像生成AI。現在はかなり導入のハードルが下がり、「Stability Matrix」を使用する事でローカル環境に簡単にインストールする事が可能です。詳しくはこちら(Impress記事)で。

現在のPCで無謀にも「Stability Matrix」を試してみたところ、CPUにはそれほど負荷は掛からず、グラフィックボードがフル稼働。特にメモリーがあっという間に消費されてしまいます。簡単に画像1枚を生成するにも約5分。それでも生成出来た事に驚きましたが、WRCでの厳しさも含めてさすがに限界を思い知りました。

PCの更新を考える

PCを更新するとなると、結局はマザーボードからCPU、メモリーに至るまでの全てが入れ替えです。とは言え、現在の最新を追う必要も無く、2~3世代前の環境(INTELであれば11、12世代?)でも十分なのですが、あれこれと構成を考えていると、「…面倒だな」が脳裏に浮かびます。とにかく現状の環境を新たに構築し直す事が面倒なのです。動画編集自体はまだ不満は無く、たまのゲームに生成AIを試すだけならグラフィックボードだけで良いかと、まずはグラフィックボードを替えてみる事にしました。

ただし現在のマザーボードはPCI-Expressが「3.0」です。最新となるグラフィックボードでは「4.0」が主流な上に、今はミドルクラスでも結構な金額。ハイエンドに至っては昔なら十分PCが1台組めた金額…。正直、グラフィックボードに10万円は出せません(スマホも同様ですが)。

そこで出した答えは「RTX2060-12GB版(中古)」です。RTXであればRTコアやTensorコアを搭載し、さらに12GB版は生成AIではかなり有利になる様子。またRTX2060はPCI-Express3.0で、RTX30xxになると4.0。現状でCPUを変えない以上、CPUがボトルネックになって(というか、全体的に)劇的な性能向上は期待出来ませんが、後々に最新から2~3世代前の環境でPCを更新する事も視野に入れると、性能や特に金額的にもちょうど良いと判断しました。

MSI GeForce RTX2060 VENTUS 12G OC

購入したグラフィックボードはMSIの「GeForce RTX2060 VENTUS 12G OC」。個人的にMSI製品が多いのは偶然ですが、これまで故障やトラブルを経験していないメーカーです。

RTX2060は発売から時間が経過していますが、現在(2024年3月)の時点でも販売されています。しかし新品は6GB版や8GB版でも価格は3~5万円。12GB版に至っては6万円台も。そこで中古にしたのですが、12GB版は中古であっても3万円前後な上に、各PCのオンラインショップで掲載されても数時間で「SOLD OUT」。

1カ月間ほど、時々オンラインショップを確認していましたが、2万3千円でこのMSIが見つかったので購入しました。商品説明によれば「展示品・通電済み」となっていて状態は良さそう…ですが、他のショップよりも明らかに安い価格なので、やはりその程度の状態(マイニング使用で酷使されている)なのか、ショップが価格設定を見誤ったか。

実際に届くと想像以上に状態は良い物でした。付属品も一通り揃っている様子。中古で通電済みなので当然ブラケットにネジ締め跡が付いていて、若干汚れもあります。

現在のPCからGTX970を取り外してRTX2060と比較すると、意外にもRTXの方が小さいです。補助電源もGTXは8ピン×1と6ピン×1に対し、RTXは8ピン×1のみ(ただし消費電力はGTX:145W、RTX:184W)。

新たにRTX2060をPCに取り付けて起動すると、特に問題なく立ち上がりました。GTXではNVIDIAの標準ドライバーを使用していましたが、RTXにすると更新通知が出たのでドライバーの更新を行いました。グラフィックボードの交換時は事前にドライバーの削除やクリーンアップを行う方が良いとの情報もありますが、現在もGTX970がサポートされているドライバーだし大丈夫だろう、と何もしませんでした。

また、これまでGTX970での通常のドライバー更新は常にクリーンインストールで行ってきました。

ただし、RTXでの更新後もドライバーのバージョンは変わっていなかったので、RTX用に置き換わったものと思います。

GTX970 4GとRTX2060 12Gでの比較

GTX970を取り外す前に、動画編集ソフト(VEGAS Pro)やゲーム(WRC・その他ベンチマークアプリ)での計測を行っておいたので、RTX2060に交換後と比較してみます。

VEGAS PRO 21 動画エンコード(1920×1080、30fps)

GTX970

RTX2060

VEGAS PROで制作した同じ動画を、同じエンコード設定(NVENC)で書き出しています。どちらの場合も60fps以上の速度が出ていますが、共に同じ速度で違いがありません。動画エンコードではCPU能力も必要で、GTXの時でさえCPUの使用率は常に80%以上の反面、GPUの使用率は20%程度しかありませんでした。CPUがボトルネックになっている事は明らかです。

※内容はあくまで私個人の環境での結果、および感想です。

Street Fighter 6 ベンチマーク

出来るだけ最近のゲームとして、まずは昨年(2023年)に公開されたStreet Fighter 6のベンチマークアプリで計測します。

GTX970

さすがに4K(3840×2160)は無謀なので解像度はフルHD(1920×1080)。「HIGHEST」では対戦時で平均12FPSしか出ていません。

「NORMAL」に落とすと対戦時でも平均50FPSまで上昇しました。意外にスコアが伸びたので、少々驚きました。

RTX2060

RTX2060に変更後、フルHDの「HIGHEST」でも対戦時平均56FPSまで上昇し、問題無くプレイ出来る判定に。

ただし、4Kではさすがに無理でした。

BLUE PROTOCOL ベンチマークソフト

BLUE PROTOCOLのベンチマークアプリも昨年公開されたものです。

GTX970

フルHDであれば、最高画質でも「普通」になりました。

中画質にすると快適になります。それほど重いゲームではない様子。

RTX2060

RTX2060ではフルHDの最高画質で「極めて快適」。

4K設定は無い様なので、WQHD(2560×1440)の最高画質では「快適」でした。

©2019 Bandai Namco Online Inc. ©2019 Bandai Namco Studios Inc.

EA SPORTS WRC

EA SPORTS WRC(steam)は実際に購入したゲームです。開発スタジオは長年レースゲーム等を開発してきた「Codemasters」。前作の「DirtRally2.0」が良かったので、今回も購入しました。

GTX970

GTX970ではプリセットを「Low」にして、さらにその中の各項目の幾つかを「Ultra Low」もしくは「Off」にしないと遊べるレベルにはなりませんでした。解像度はフルHD(1920×1080)です。

スタート前は50fpsほどありますが、走り出すと30fps近くまで下がってしまいます。また一見綺麗に見えますが、テクスチャーはかなり省略化されています。遠くの景色はオブジェクトが少なく、近付く事で徐々に表示されます。ただしCPUの使用率は50%程度。逆にGPUは98~99%とフル稼働状態です。

車両のテクスチャー設定を上げると上記の様な状態に。GPUのメモリー不足?

RTX2060

RTX2060では4K(※画像は縮小しています)に「Ultra」設定で30fps。遊べなくもありませんが、動きが少々荒い。

またRTX2060に変更したことで「DLSS」も有効に出来ます。

解像度をWQHD(※画像は縮小しています)にすると50fps前後になるので、現在はこの状態(プリセットは「Ultra」)で遊んでいます。ただしGPUがフル稼働で温度が70度を超えてしまうので、もう少し設定を抑えるか、MSIのツール等でリミッターを入れたい所です。

車両テクスチャーも問題は出ませんでした。

EA SPORTS WRCは、発売当初は高スペックなPCでもゲーム中に一瞬停止する「引っ掛かり」現象があった様子ですが、その後のパッチで修正されたとの事。また現在でもパッチが公開されるので、グラフィックに関してもさらなる改善があるかもしれません。

DirtRally2.0(RTX2060)

こちらは2019年に発売された、同じくCodemastersが開発のDirtRally2.0(steam)。GTX970でも十分遊べましたが、RTX2060では4Kに高画質設定でも60fps程度(※画像は縮小しています)。EA SPORTS WRCでは描画エンジンが変わったそうですが、正直な所、現時点ではDirtRally2.0の方が単純に楽しいです(WRCオフィシャルではありませんが)。現在では時々行われるセール価格で単品500円ほど、DLC込みバージョンが1000円ほどになるのでお勧めです。

スクリーンショットについて

Street Fighter 6(Capcom):個人向けガイドライン

BLUE PROTOCOL(バンダイナムコ):ガイドライン

EA SPORTS WRC・DirtRally2.0(EA):ポリシー

画像生成AI「Stable Diffusion」

画像生成AIのStable Diffusionは「Stability Matrix」を利用する事で簡単に環境を構築出来ます。と言いつつ、現状ではまだまだチンプンカンプンなのですが、興味があるので少しずつ試しています。

GTX970では絶望的に遅いながらも画像を1枚生成する事が出来ましたが(1枚で5分程度…)、RTX2060では「Tensorコア」を搭載して生成AIでの高速化が可能になっています。RTX2060はRTXシリーズではナンバリング上では最下位ですが、生成AIではメモリー容量(VRAM)も重要で、メモリー容量が12GBになると上位のRTX30xxシリーズに迫る性能を発揮するそう(→参考「ちもろぐ」)。

また最近になって少ないメモリー容量でも画像生成が高速化出来る「WebUI Forge」が公開され(→参考「impress記事」)、現在は「Stability Matrix」内にも含まれています。

RTX2060+「WebUI Forge」で1024×512の画像1枚を生成するのに、約10秒掛かりました(条件は色々ありますが)。ちょっと試す程度であればちょうど良いかもしれません。

その他・まとめ

RTX2060に換えてゲームと画像生成AIは明らかに速くなり、CPUがボトルネックになっている様子はありません。メインの用途となる動画エンコードでは、GTX970の時点でCPUが足を引っ張っていて、RTX2060でも改善は全くありません。ただし動画編集中に障害となる様な現象は無く、現状のエンコード時間にも不満はありません。

上記は現在のPCです。2台同じ物がありますが1台しか使っていません(左)。これまで新たに組み直す場合に交互に使用して、新旧でデータ移動などを行っていました。使っていない方は…中身何だっけ?両方ともにOSはWindows10のままですが、使用中のマザーボードは「TPM2.0」が未搭載でWindows11の要件を満たしていません(モジュールの搭載は可能)。

こちらは撮影した車載動画を保存しているHDD。見返す事も無いのですが、削除してしまうのも何となく。動画を保存しているHDDだけで合計25TB程あります。バックアップはありませんが、25TBにもなるとなかなか方法がありません。

とりあえずRTX2060に替えてみましたが、またしばらくはこの状態で良いと思う反面、今度はデータ転送速度が気になってきました(現:SATA-SSD)。そろそろM.2に変更したい気持ちもありますが、一番のネックはやはり「面倒臭さ」です…。

注記(スクリーンショットについて)

掲載しているVEGAS Proの製品画面:©2003-2024 MAGIX Software GmbH.

その他の各ブランドやロゴ・製品名等は各製造者の登録商標です。