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ケンウッドナビ Music Editor-VX4の使い方 その2

2017年7月23日ケンウッドカーナビ

前回「Music Editor-VX4」の使い方の記事を書きましたが、このサイトでは常にアクセスがある記事になっています。お役に立っていれば良いのですが・・・。今回はiTunesやMediaGoとのプレイリストのエクスポート、インポートに関して少し試してみたので、その結果を書いてみます。

 

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前回の記事や音楽ソースに関する記事にも書いてきましたが、車内で好きな音楽を聞くにはハード面、ソフト面での選択筋は色々あるのですが、手軽さと希望する形の組み合わせがなかなかありませんでした。私は現在、最終的にUSBメモリーに「Music Editor-VX4」を使って曲を管理する方法に落ち着いています。PC上でappleのiTunes、SONYのMediaGo共に使用していますが、今は車内以外ではあまり曲は聞いていないので、どちらのソフト上でも曲の購入やCDからの取り込みのみでプレイリストまでは作っていません。あくまでMusic Editor-VX4上で車用にプレイリストを作っています。しかしiTunesやMediaGoでプレイリストを作っていて、それと同じプレイリストをMusic Editor-VX4でも使いたい場合があると思います。プレイリストのエクスポート、インポートを使う事で上手くMusic Editor-VX4に取り込めるか試してみます。

前回の記事、音楽ソースに関する記事は以下です。

プレイリストの形式

まず最初に大切なのが、それぞれのソフトで扱えるプレイリストの形式(拡張子)です。iTunes、MediaGo、Music Editor-VX4で共に扱えるプレイリスト形式は「M3U」または「M3U8」です。プレイリスト自体を再生出来ると思われがちですが、プレイリストの中身は単に曲の保存場所などを記述しているテキストファイルです。またM3UとM3U8の違いは「エンコードがUTF-8であることを明示するとき、拡張子M3U8を使用する(wikiより)」とあります。

iTunesのプレイリスト

iTunesには「スマートプレイリスト」と通常の「プレイリスト」があります。スマートプレイリストはMusic Editor-VX4では「ダイナミックプレイリスト」に相当する、条件を設定して自動的に曲を抽出する機能です。

iTunes上でリストを作っていなかったので、まずはスマートプレイリストを作りました。このプレイリストをエクスポートしてみます。

作成したプレイリストを選択しておき、「ファイル→ライブラリ→プレイリストをエクスポート」を選択します。

プレイリストの保存先を選択しますが、この時にファイルの種類(拡張子)も選択します。ここでは「m3u8」を選んでいますが、結果は後で書きます。次は保存したプレイリストをMusic Editor-VX4で読み込みます。

Music Editor-VX4でプレイリストを追加するターゲット(メモリ)を選択し、「ファイル→プレイリストのインポート」を選択します。

通常の曲を取り込む時と同じように、曲調やサビのスキャンの為の解析をするかしないか聞かれます。

プレイリストが読み込まれました。ここで1つ注意が必要なのは、抽出条件を設定して作成するスマートプレイリストからMusic Editor-VX4にプレイリストをインポートしても、Music Editor-VX4上ではダイナミックプレイリストではなく、通常のプレイリストになります。抽出条件のエクスポート、インポートは出来ないので新たに同じ条件をMusic Editor-VX4で作成するしかありません。

上記はiTunesでプレイリストを「m3u」形式でエクスポートして、Music Editor-VX4でインポートした結果です。曲が入ってません。wikiによるとプレイリストの形式としての正式な仕様は無い様なので、この辺りは各ソフトによる違いによるものかと思われます。

上記はiTunesで通常のプレイリストを作成した状態です。このプレイリストもm3u、m3u8のそれぞれでエクスポートしてMusic Editor-VX4にインポートしてみます。

上記はm3u8でインポートした結果です。ちゃんと曲は読み込まれています。

こちらはm3uでの結果です。1曲しか読み込まれていません。1曲だけというのもアレですけど。

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MediaGoのプレイリスト

MediaGoには通常の「プレイリスト」と「SensMeプレイリスト」があります。SensMeプレイリストは曲調やテンポなどで曲を自動で抽出するリストの様で、Music Editor-VX4での曲調解析に近いでしょうか。

MediaGoでも通常のプレイリストとSensMeプレイリストを作成し、m3uとm3u8の両方でプレイリストをエクスポートしてみます。

プレイリストを選択し、右クリックで「プレイリストをエクスポート」を選択します。

MediaGoでもプレイリストを保存する際に、ファイルの種類(拡張子)を選択出来ます。

MediaGoでは通常のプレイリスト、SensMeプレイリスト共にm3u、m3u8のどちらでも曲を読み込む事が出来ました。iTunesのスマートプレイリストと同様、SensMeプレイリストはMusic Editor-VX4上では通常のプレイリストになります。

ちなにみMediaGoにはiTunesやMusic Editor-VX4と同様に、条件を設定して自動で抽出する機能もあるのですが、こちらは「ビュー」と呼ばれ、抽出された曲をウォークマンなどが接続された時に自動で転送する機能となっていて、プレイリストとしてエクスポートは出来ない様です。

まとめ

とりあえずプレイリストのエクスポート、インポートはiTunesとMediaGoのどちらでも可能でした。プレイリストの形式は「m3u8」で行っておいた方が無難でしょう。欲を言えばiTunesでの「スマートプレイリスト」がMusic Editor-VX4での「ダイナミックプレイリスト」になれば、iPhone、iPodを使っている人にとっては音楽を聞く条件が揃えられて良いのですけど、さすがにここまでは無理ですね。プレイリストも元のiTunesやMediaGoで曲を追加した時には、改めてMusic Editor-VX4へエクスポートするか、Music Editor-VX4上で同じように曲を追加しなければなりません。しかし実際には、私がMusic Editor-VX4で使っているプレイリストは自動更新される「ダイナミックプレイリスト」がほとんどです。プレイリストのエクスポート、インポートは今まで使っていませんでした。そう考えるとこの記事はあまり需要は無い気もしますが、参考になる方が居れば幸いです。

※内容に間違いがあったり、ソフトなどの更新で機能が変わる事があります。その際はご容赦願います。

2017年9月追記

SONYから新たに「Music Center for PC」というアプリが公開されましたが、MediaGoより以前にあった(2017年9月現在でもまだありますが)、x-アプリの後継の様です。プレイリストは作成出来ますが、エクスポートの機能はx-アプリ同様にありません。

x-アプリの時はMediaGoとx-アプリを同時に立ち上げて、x-アプリのプレイリストをドラッグアンドドロップでMediaGoの「プレイリスト項目」に持って来ると、MediaGoに新規のプレイリストとして作成されました。その上でMediaGoからプレイリストのエクスポートが可能でした。Music Center for PCでは可能か試してみます。

↑2つのソフトを立ち上げて、「Music Center for PC」で作成したプレイリストを「MediaGo」の「プレイリスト」にドラッグアンドドロップします。

↑(MediaGo)確認ウィンドウがでます。

↑(MediaGo)MediaGoでのプレイリスト名を入力します。

↑MediaGoにプレイリストが作成されました。ここからプレイリストのエクスポートが可能です。

---以下余談---

x-アプリには直接プレイリストを書き出すツールが個人様が公開されているようですが、Music Center for PCで使用出来るかどうかは不明です。

しかしx-アプリやらMediaGo、そしてMusic Center for PC。今後はMusic Center for PCをメインとしていく様ですが、コロコロ変えすぎな感がありますね。Music Center for PCそのものも、x-アプリとほとんど変わらない見た目ですが、機能は減ってしまった印象です。個人的に現時点でMediaGoから乗り換える必要性を感じません。ハード本体が良くてもソフト面での扱い辛さは結構致命的な状況になるのですよね・・・。

あと、MediaGoは立ち上げると刺さっている外部メモリーに勝手にフォルダ作るのやめて欲しい。