動画編集ソフト VEGAS Pro 23(日本語版) 購入とインストール・アクティベーション

2025年10月28日、ソースネクストから日本語版のVEGAS Pro 23が発売されました。開発元のMAGIXサイトでは9月9日の発売だったので、約2ヶ月ほど遅れての発売です。
VEGAS Pro 23には2つの製品があり、動画編集アプリとなるVEGAS Pro 23のみの「EDIT」版と、さらに「SOUND FORGE Pro」と「ACID Pro」を加えた「SUITE」版がありますが、これまでSUITE版に含まれていた「Mocha Pro」は無くなりました。VEGAS Pro 22では、それまでの「VEGAS Effects」と「VEGAS Image」(POST版)も無くなった為、多くの場合は「EDIT」版で十分だと感じます。VEGAS Pro 23自体に機能差はありません。
日本語版 VEGAS Pro 23
ソースネクストから発売されたVEGAS Pro 23はBuild「302」となっていて、発売時点での最新Buildになっています。以降、VEGAS Proでは発売後もMAGIXから何度かBuildアップデートがあり、不具合修正や機能追加がありますが、その内容は追ってこの記事に追記します。
価格については最近の物価高の影響か、発売時のセール+ユーザー割引でもEDIT版は17,800円、SUITE版は19,800円。近年のバージョンではAI等の機能強化があるので妥当なのかもしれませんが、VEGAS Pro 22ではEDIT版は12,800円(セール+ユーザー割引)だったので、正直な所、ためらいがありました。
2025年12月19日追記
昨晩(18日)、VEGAS Pro 23を起動するとBuild「356」のアップデート通知が出ました。アップデートは後日にしようと、その時点ではアップデートを行いませんでしたが、どうやらBuild「356」は致命的なバグがあり、現在は公開が中止された様子です(公式フォーラムでのアップデート内容の公式スレッドも削除された模様)。
どうやら、エフェクトエンベロープにバグがあるとの事ですが、VEGAS上で動画を再生してもカーソールが動かない(追従しない?)様子。現状ではBuild「302」にロールバックするしか回避策は無い様子ですが、日本語版の場合は通常、MAGIX公式からは過去Buildを含むインストールプログラムは公開されません。
ソースネクストからインストール用ファイルを再ダウンロードして、改めて再インストールが可能ですが、入手出来るプログラムはインストールプログラムをダウンロードする為のツールで、このツールでダウンロード出来るBuildは、現状ではBuild「356」のままでした。 ⇒その後、Build「302」に戻っていました(以下の画像)。

※ただし通常、過去にダウンロード用ツール(上記)を使用してVEGAS Pro 23をインストールした場合は、ドキュメントフォルダにある「MAGIX Downloads\Installationsmanager」にインストールプログラムが残っているので、これを利用する事でロールバックが可能です。各ディープラーニングモデル用のプログラムもあります。
インストールプログラムが残っていない、あるいはこれから新規で購入する場合は、現状ではダウンロード用ツールでBuild「356」がインストールされてしまう為、MAGIXがこの問題に対処するまでは日本語版での解決策は無さそうです(Windows側で復元ポイントがあればシステムの復元という方法もありますが、リスクも高い・自己責任で)。
※MAGIXサイト(サービスセンター)にログインして、「My Product」からダウンロード出来るインストールプログラムも、実際にはダウンロード用ツールなので同様でした(vegaspro23_dlm_jp_ft4l9x.exe)。
以下は公式フォーラムでこれまでのアップデート履歴をまとめて下さっているスレッドから(公式のスレッドは削除された為)、Build「356」のアップデート内容をGoogle翻訳にて翻訳後、引用して記載しています。長いので以下をクリックしてください。改めて公開されるBuildが「356」のままか、新たなBuild番号なのかは分かりません。
重要:このビルドは、一部のシステムでの再生カーソルの問題など、さまざまな問題により、2025年12月18日に撤回されました。
変更リスト:
- ビデオFXウィンドウでのスクロールと選択の問題を修正しました。
- ビデオFXウィンドウのお気に入りアイコンが常に正しく機能し、表示されるようになりました。
- Vegas Proを試用版として実行しているときに、ネストされたプロジェクトがクラッシュしなくなりました。
- ProResコーデックの改良。
- 一部のAVCメディアの読み込み時に発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
- 音声テキスト変換ウィンドウで「選択したイベントを表示」オプションを有効にすると、タイムラインの選択が変更されたときにイベントのリストが適切に変更されるようになりました。
- カラーグレーディングパネルで行われたすべての変更に対して、プロジェクトが適切にダーティとしてマークされるようになりました(プロジェクトの保存が必要)。
- 「+」ボタンがビデオFXウィンドウのすべてのタブで正常に機能するようになりました。
- Vegasがカラーグレーディングパネルにフォーカスを持ち、コンピュータがアイドル状態から戻ったときに発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
- タイムラインキーフレームのドラッグの改善。
- レンダリングダイアログのWMF形式に添付されたテンプレートのカスタマイズダイアログで、ビデオタブとオーディオタブが適切な順序になりました。
- タイムラインキーフレームの選択ワークフローの改善。
- エクスプローラーウィンドウのサムネイルサイズがアプリケーションの起動間で維持されるようになりました。
- ACESバージョンラベルがアプリケーション全体で一致するようになりました。
- メディア設定がメディアプロパティダイアログから適切に保存できるようになりました。
- サードパーティのレンダリングオプションが、共通レンダラーの一部として利用できるようになりました。
- MOVコンテナ内の一部のGH4 AVCファイルのストリーム2の再生中にオーディオポップが発生する問題を修正しました。
- タイムラインのキーフレームカーブの描画に関する問題を修正しました。
- タイムライン上でイベントをドラッグするときにエンベロープの自動ダッキングで発生する更新の問題を修正しました。
- タイムライン上でキーフレームポイントをコピーして貼り付けることができるようになりました。
- ブラジルポルトガル語版で間違った言語に翻訳されていたいくつかのメニュー項目を修正しました。
- カラーグレーディングパネルで変更されたすべてのパラメータの横にアスタリスクを適切に表示します。
- エクスプローラーウィンドウがファイルリストを表示しているときに起動時に発生するクラッシュを修正しました。
- タイムライン上で選択範囲が設定されていない場合でも、タイムラインの下のステータスバーにある選択範囲の長さボックスを適切に編集できます。
- UIスプリッターがアプリケーション全体で統一されました。
- AIアップスケールプラグインの使用時に発生する可能性のあるちらつきの問題を修正しました。
- FXパッケージを保存するときに、FXチェーンにサポートされていないDXTプラグインが含まれている場合に警告が表示されるようになりました。
- フリッカーコントロールプラグインはタイムライン再生中にハングアップしなくなりました。
- AIフレームワーク(Onnx、DirectML、OpenVino)のアップデート。
- レンダリングダイアログのユースケースセクションでハードウェアアクセラレーションテンプレートを優先するようになりました。
- タイムラインの下にドッキングすると一部のペインが切り取られる問題を修正しました。
- ファイルパスにUnicode文字が含まれている場合、LUTが正しく適用されません。
- カラーグレーディングパネルのゲインパラメータでホワイトポイントを指定したり、リフトパラメータでブラックポイントを指定すると誤った結果が生成される問題を修正しました。
- 拡張編集モードのデフォルトのキーボードショートカットが削除されました。
- HSLカーブがトラックエフェクトとして適用されたときに正しく機能するようになりました。
- クロスフェードの自動ダッキング分析の処理の改善。
- ドッキング可能なウィンドウを開いてフォーカスするためのショートカットロジックの改善。
- 奇妙に多重化されたトランスポートストリームファイルでまれにオーディオが正常に動作しない問題を修正しました。
- Vegasを最大化したときにWindowsタスクバーの自動非表示機能が動作しない問題を修正しました。
- プレビューがHDRモードからSDRモードに変更された後も、ビデオスコープが正しく更新されるようになりました。
- 一部のメディアジェネレータイベントをタイムラインに追加する際に発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
- エクスプローラー、タイムライン、プロジェクトメディアウィンドウでのビデオフレームサムネイルの処理が改善されました。
- プラグイン選択ウィンドウのUIの色、配置、境界線の問題を修正しました。
- オートダッキングの封筒が時々消える問題を修正しました。
- 高精度モデル使用時のスマートマスクの問題を修正しました。
- フレームをバッファリングする際の割り当て処理の改善。
- AIアップスケールプラグインをパン/クロップで使用する際のサイズ調整の問題を修正しました。
- BT.709カラーメタデータを含むProRes422HQをインポートする際に発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
既知の問題:
MAGIX公式フォーラムの内容をGoogle翻訳にて翻訳後、引用
- ProResは正しい色空間でレンダリングされない可能性があります。
- エクスプローラーウィンドウでのサムネイル生成の結果として、起動時にクラッシュが発生する場合があります。
- イベントでパン/クロップを使用するとパフォーマンスが大幅に低下する。
- ARM版のアップデートは現在提供されていません。
しかし、ダウンロード用ツールでのBuildも「302」に戻った事で、Build「356」の修正にはまたしばらくの時間が掛かる事も想像出来ます。ここ最近のVEGAS Proでは、新機能を搭載して新たなバージョンを発売しても、結局バグで使用出来ず、アップデートによってやっと修正される頃には次のバージョンを発売、といった具合で、公式フォーラムでも購入者は「ベータテスター」とも。またアップデートも旧バージョンに行われることは稀なので、製品として完成していないという印象を持つユーザーも多い様子。
まあ、確かに…と思う反面、私の場合は動画編集として行う作業の範囲内では大きな不具合や問題はありませんが、昔から慣れ親しんだアプリであり、良い点も多いVEGAS Proなので…。他の動画編集アプリのユーザーフォーラムでも、同様に不具合や不満の投稿も多いと思いますが。
2025年12月3日追記
公式フォーラムでは不具合報告も多い様子のVEGAS Pro 23ですが、「Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージ (x64) – 14.50.35503.0」のインストールによって過去のバージョン(~22)を含むVEGAS Proが起動しなくなってしまうそうです。また該当のアプリ(MSVC)をアンインストールしても元には戻らないとあります ⇒公式フォーラム
根本の原因は「vcomp140.dll」で不具合はMicrosoft側にあるとの事ですが、現時点ではまだ修正されていない様です(予定はされているそう)。回避策も公式フォーラムに投稿がありますが、少々複雑な様子。またこの不具合の影響を受けるのはVEGAS Proのみではなく、他のアプリでもあり得る事です。
該当アプリは任意でなければインストールされず、私の環境(windows11 Home 25H2)でもインストールされておらず、VEGAS Pro 23も問題なく起動していますが、今後のMicrosoft側のWindows Updateでこれが含まれる可能性もあります。それ以前にMicrosoftが修正を行えば良いのですが、プレビュー版やオプションとして表示される事もあるので、この問題の修正が確認されるまでWindows Updateは内容を確認してからの方が良さそうです。
VEGAS Pro 23の新機能と体験版
VEGAS Pro 23での新機能は海外版発売時の記事を見て下さい。VEGAS Pro 23では新コアエンジンを搭載し、これまでよりも最大4倍の高速化が行える様になったとあります。
体験版については日本語版はありませんが、海外(英語)版であればMAGIXサイトからダウンロード可能です。30日間の利用が可能で機能制限もありませんが(要アクティベーション)、レンダリング(動画出力)時には透かしが入ります。
ソースネクストからの購入・インストール
日本語版VEGAS Pro 23のインストールは少々複雑です。また私の場合は通常とは異なる方法になっています。
ソースネクストのインストールファイル

ソースネクストで日本語版VEGAS Pro 23を購入すると、ソースネクストのユーザーページからインストール用ファイルをダウンロード出来ます(約14MB・ファイル名:MAGIX.exe)。これをダブルクリックして解凍すると「インストールする.exe」があるので、通常はこれを実行する事でVEGAS Pro 23をインストール出来ます。

ただし同時にソースネクスト用のアプリもインストールされる為、私は以下の方法でVEGAS Pro 23のみをインストールしています。通常は正規の方法(インストールする.exe)からインストールして下さい。
※以下の方法でインストールした場合の不具合発生等については、その保証は出来ません。
MAGIXサイトのインストールファイル
MAGIX.exeから解凍したファイル内(MAGIX>program>Setup)に「download.html」があるので、これをWebブラウザーで開きます。
MAGIXサイトの「ソフトウェアのダウンロード」ページが開くので、MAGIXサイトにログインします。ここでのメールアドレスとパスワードは、ソースネクストとは別の物です(同じメールアドレスを使用した場合は除く、ただしパスワードは別)。初めての場合は新規作成します。

MAGIXサイトでログインすると、次にクーポンコードの入力になります。クーポンコードはソースネクストからVEGAS Pro 23を購入後に、メールで送信されています。クーポンコードを入力すると今度はMAGIXからVEGAS Pro 23用のシリアル番号と、インストールファイルへのリンクが記載されたメールが届くのでこれをダウンロードします(約6MB)。
VEGAS Pro 23のインストール
MAGIXサイトからダウンロードしたインストールファイルを実行して、VEGAS Pro 23本体とディープラーニングモデル、SUITE版の場合はその他のアプリのダウンロードを行います。

VEGAS Pro本体が約650MBに対し、AI機能用のディープラーニングモデルの合計が約3.2GBあります。AI機能で使用する予定の無い機能は、そのモデルのインストールも不要です。

VEGAS Pro本体とディープラーニングモデルのダウンロードが完了すると、自動的にPCへのインストールが始まります。基本的にはこれまでのVEGAS Proと同様ですが、ディープラーニングモデルが機能別に分かれた為、その都度、言語選択とインストールの開始ボタンのクリックが必要になりました。詳しくはVEGAS Pro 22の時の記事にて。
VEGAS Pro 23のアクティベーション

インストール完了後にVEGAS Pro 23を使用するには、最初にアクティベーションが必要です。これも基本的にはこれまでのVEGAS Proと同じです。注意点はメールアドレスはMAGIXに登録した物(※1の時)で、ソースネクストとは別の物です(同じメールアドレスを使用した場合を除く)。シリアルナンバーについてもMAGIXから送信されたメールに記載された物で、ソースネクストで購入した時に届くメールに記載されたシリアルナンバーとは別の物です。
VEGAS Proは1つのシリアル番号で最大2台までのPCにインストール可能です。旧バージョン(VEGAS Pro 22や21)とはシリアル番号は異なる為、旧バージョンをPCに残したままでも使用出来ます。最大2台のPCにインストールした後にさらに別のPCへ切り替えたい場合は、MAGIXサイトのユーザーページで登録済みPCのアクティベーションを無効化する作業が必要です。詳しくはVEGAS Pro 22の時の記事を見て下さい。
使用感等
VEGAS Pro 23購入後、まだ本格的に動画編集は行っていません。少し触った感覚では、確かにプレビュー等は軽くなった印象です。その他、気付いた点等については追記していく予定です。
追記(あくまで私個人での感想)
- 全体的な操作は軽くなった。
- マウスホイールでトラックの表示時間範囲を拡大/縮小する際に、動作が一瞬止まる。
- レンダリング速度に大きな変化は無い(H264/mp4 NVENC)。ただしエフェクト等を使用した範囲での速度低下は少ない印象。
- レンダリングテンプレートの選択が分かり難くなった。慣れの問題もある。
- 編集中のプレビュー再生で音声にボンとノイズが入る。以前にファイルの最後に入る問題があったが、今回は不定位置。レンダリング出力したファイルには入っていない。
注記(スクリーンショットについて)
掲載しているVEGAS Proの製品画面:©2003-2025 MAGIX Software GmbH.
その他の各ブランドやロゴ・製品名等は各製造者の登録商標です。




















