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WRX 4回目の車検と10万キロ整備・ハブベアリング修理について

2023年7月26日動画,車両・機能

2023年8月、WRX(VAB-A)の購入から9年が経過するのと同時に、4回目の車検が近付いて来ました。走行距離もいよいよ10万キロ間近となり、さらに今年に入ってから左フロントから異音が発生する様になってしまいました。車検に合わせて10万キロ整備と、左フロントの異音の原因となっている箇所の修理も行う予定ですが、車検1か月前となる7月中旬、ディーラーでこれらの見積もりを出して貰いました。

※2023年9月、4回目の車検が完了したので、結果を追記しました。

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この2年であった事(2021年9月~)

2021年9月以前(1回目~3回目の各車検まで)は、以下の記事を見て下さい。

2021年9月

3回目の車検を行っている時に、フロントバンパーに傷が入ってしまいました。見た目はそれほどでも無いものの、やや強い力が加わった為かバンパー取り付け部にも損傷があり、車検完了後に改めて新品バンパーに交換するという事がありました。

2022年3月

2017年6月に1回目のバッテリー交換を行いましたが、約5年後となる時期に2回目のバッテリー交換を行いました。1回目と同様にネットでバッテリーを購入し、自分で交換しています。

2022年4月・7月

3回目の車検前となる2021年4月に、ステアリングギヤボックスに繋がるパワステホースの継手から、パワステフルードが漏れていたので修理を行いましたが、2022年2月になると今度はパワステポンプ本体からのフルード漏れを発見してしまいました。毎年冬になるとパワステポンプから「ウィーン」と大きな異音が発生し、酷い時にはハンドル操作時にガタガタと振動まで出てしまう状態でした。2022年2月の時点でディーラーで修理見積を出して貰いましたが、冬季以外や暖まると異音や振動は治まるので、8月の定期点検でようやく修理を行いました。

※上記は2021年2月、ステアリングギヤボックスのホース継手からのフルード漏れ

※上記は2022年2月、パワステポンプからのフルード漏れ

2023年2月

上記パワステポンプの修理を行った後、2023年の冬はポンプの異音も無くなってとても静かになりました。しかし、パワステポンプ修理完了と入れ替わるタイミングでバックランプスイッチのリコールが発表され、私のWRXも該当していました。結局はその半年後となる半年点検でバックランプスイッチのリコール対応を合わせて行いました。

しかしこの半年点検で、今度はアッパーマウントからの異音を指摘されてしまいました。何か修理を行うと次の問題が発生するという、スッキリしない状態が続きます。

4回目の車検と10万キロ整備・修理見積り(2023年7月)

4回目の車検前の状況

7月中旬現在の走行距離は、約「98,000km」超。休日のみのドライブ利用ですが、月平均では1,200~1,500kmなので、来月の車検時でちょうど10万キロを迎えるペースです。前回の半年点検で指摘されたアッパーマウントの異音はごく稀にしか聞こえない事に加え、正直なところ現在でも前後左右のどこで発生しているのかも確定出来ていません。

またさらに2023年の4月頃から、左フロントからタイヤの回転に合わせてグオン、グオンと異音が出る様になってしまいました。それほど大きな音ではありませんが路面が奇麗な道路ではハッキリと聞こえ、フロアにもその音が振動となって伝わる感覚もあります。原因としてはハブベアリングを疑っています。この様子は動画にしています。

車検見積り

そして先日、車検を行う前にディーラーで車検前点検と見積もりをして貰いました。車検については車検費用を含んだ「点検パック」にその都度加入しているので、車検費用は基本的に「点検パック+法定費用」になります。今回は走行距離が10万キロとなるので「10万キロ整備」と、左フロントからの異音の修理費用が幾らになるのかが心配な所です。

先の通り、車検費用=「点検パック」の費用です。その他に修理等が何も無ければ、これに税金や保険といった法定費用を加える事で車検に掛かる合計費用となります。上記では「ワイパーブレード点検」までが点検パックに含まれる内容で、技術料と部品代の小計はここでは「0円」になっています。点検パックの費用は以下にある「合計」で記載しています。またスバルの場合、点検パックは車種や内容、期間で幾つかコースがあります。

ただしバッテリーやエアコンフィルター等の交換、あるいは不具合箇所が見つかって修理を行うと、「付帯整備」として追加費用が必要になります。私の場合、今回は付帯整備として発煙筒が期限切れなので交換し、エンジン内のクリーニング一式とエアクリーナーの交換を行う事にしています。バッテリーやエアコンフィルターであれば店頭やネットでの購入も可能なので、自分で購入して行う事にしています。また付帯整備については「車検」には影響しない物があるので、必ず全て行わなければならない物でもありません。

10万キロ整備見積り

スバルの場合、ディーラーでの作業内容において「10万キロ整備」という固定サービスがある訳ではありません。従って、10万キロを超える時に必ず行わなければならない整備ではありませんが、走行距離が10万キロを超えるとタイミングベルトやスパークプラグなど、交換が推奨される部品が多い為に、これらの交換作業が一般的に「10万キロ整備」と呼ばれます。また交換作業は大掛かりになるので、合わせて行った方が個別に行うよりも安価に済む作業も、この10万キロ整備に含まれる事が多いと思います。

車両の取扱説明書にも記載されていますが、10万キロで交換が推奨される部品は当然ディーラーも把握しているので、「10万キロの整備をしたい」と言えば、必要な部品を上げて見積もりをしてくれます(実際の車両での確認も必要)。最終的に交換する/しないは、ユーザーの判断です。

  • プラグ交換
  • ウォーターポンプ交換
  • クーラント入れ替え
  • タイミングベルト交換
  • アイドラープーリー交換
  • カムシール交換
  • 燃料ポンプフィルター交換

上記が10万キロを超えるにあたって、交換した方が良いと提示された内容です(私のWRXの場合)。燃料ポンプフィルターについてはポンプ一式の交換も薦められましたが、その分費用も掛かるのでフィルターのみにしました。また10万キロを超えると各ホースやマウント類といったゴム部品も劣化が目立つ状況になりますが、私の車両で提示された10万キロ整備の内容は以上です。

フロントハブの修理見積り(10万キロ整備以外の個別内容)

私の場合は左フロントから異音が発生していて、その原因をハブベアリングと見ていますが、見積りの時には「確定」には至りませんでした。現状ではガタつきは無く、少し走った程度では異音も確認出来なかったとの事。その後に同乗してもらって説明すると異音にも気付いてもらい、やはりハブベアリングが「怪しい」という結果に。従って車検時に正確な調査を行い、原因がハブベアリングであれば異音の無い右フロントも近い状態だと思うので、左右ともに交換する事にしています。

ちなみに金額は現在の所、片側の部品代が約2万円、作業代が約2万2千円。従って左右を交換した場合の合計は、約8万4千円となります。ただし、部品代に含まれている「ブレンボキャリパーボルト修正(約6千円)」は、外した際に変形している事があり、それを再利用する事はお勧めしないとの事で記載されています。ボルトに変形が無ければ再利用可能なので、その分の金額は下がります。また上記では(私の場合)原因調査費として約5千円が部品代の片側のみに加わっています。

ハブ部品は先行で手配してもらい、万が一原因がハブベアリングではなかった場合で交換しなかった時は、返品は可能なので費用負担は不要との事。ただし異音の原因が別の箇所となるので、別途改めての調査と修理作業が必要になってしまいます。

またバックランプのリコール作業時に指摘された「アッパーマウント」については、正直なところ現在でも前後左右のどこから異音が出るのかが分かりません。稀に発進時に「コツン」と聞こえる時があったのですが、これもブレーキパッドが動いたり、普段から聞こえる音の様な気もするので、今回の車検ではアッパーマウントの修理は見送る事にしました。

合計

今回の車検と10万キロ整備、左フロントハブ(+右フロントハブ)修理の合計見積り金額は、「約44万円(技術料+部品代)」となりました。車検費用となる「点検パック」は私の場合「84,245円」。法定費用は「43,850円」。10万キロ整備が「約21万円」で、左右ハブベアリングは「約10万円」です。やはり10万キロ整備は高額になってしまいます。ただし念の為の部品も含んでいて、車検時の状況次第では必要が無くなる場合があり、支払い金額も下がる可能性があります(逆に追加が必要で上がる可能性もありますが…)。

その他

4回目の車検は、来月8月のお盆明けを予定しています。本当は帰省もあるのでお盆前に行いたかったのですが、作業日程として1週間必要との事で、スケジュール(ディーラー側)を連続で確保出来る日がありませんでした。

また、本当はホースやマウント類といったゴム部品の交換も行いたかったのですが、そうなるとさすがに費用が50万円を超えてしまいます。アッパーマウントも含めてこれらは点検の都度に確認と、必要であれば交換するという事にしていくつもりです。ちなみにブレーキパッドは1度交換していて、まだ残量は十分。クラッチも滑る感覚は無いのでもうしばらくは持ちそうです。

実際に車検が完了した時には、この記事に追記・修正する予定です。 →以下に追記しました。

4回目の車検・10万キロ整備の完了(2023年9月追記分)

結果

8月のお盆明け、車をディーラーに預けて来ました。車検は見積り通りの内容(点検パックなので)、10万キロ整備については2点ほど追加がありました。

追加の1つ目はボンネットを開けると見える、Vベルト2本に劣化が見られたので新品に交換。2つ目はオイルポンプシールを交換する際に外す必要のある、スプロケットが軸に固着してしまっていて、外す際に破損してしまったとの事で、新しい部品に交換しています。破損についてはVベルトの交換作業費を無しとして、部品の実費のみとなりました。

そして左フロントハブについては、前回の車検見積り時にはディーラーの方にもその異音を確認して貰ったものの、車検作業時に整備の方が乗った際には異音が出ず、その原因がハブベアリングであるとの確定が出来ませんでした。リフトアップしてハブを確認しても、単体でのガタつきや異音は無いとの事。「修理あるある」な事情となってしまい、それでも新品に交換してしまうか迷いましたが、タイヤ自体の可能性もゼロでは無いとの事なので、タイヤを前後ローテーションした上で引き続き様子見としました。

従って、見積りでは総額約44万円でしたが、Vベルトとスプロケットの追加分(約1万4千円)と新品交換しなかったフロントハブの差引分(約9万円)で、実際の支払額は約36万円となりました。

その後

車検と10万キロ整備の完了後、車を引き取って来てから1度ドライブに行きましたが、エンジンが軽く回る様に感じました。元々エンジン自体は快調で、ミッションと合わせてもオイル漏れもこれまでに1度も経験していないので、安心感も増しました。…ただし、早々に左フロントからの異音もこれまでと同様に発生している事に気が付きました。タイヤローテーションをしても同じなので、タイヤやホイールでは無くブレーキディスクから先の車体側、それでいてハブベアリングでなければドライブシャフト…?とりあえず今回の車検では異常が発見できず、すぐに走行不能となる訳でも無さそうですが、いずれ修理は必要なので、次回の半年点検でまた見て貰う事にしています。アッパーマウントやその他にも色々と心配な箇所は多くありますが、10万キロを超えると点検の都度、修理も行う事になりそうです。

動画

車検完了後の最終的な結果についての動画です。

こちらは10万キロを迎えるまでの、これまでの軌跡(記録)について。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。