ドライブスポット13 滝沢ダム 貯水池上流端広場
滝沢ダムの最も上流にある関連施設「貯水池上流端広場」です。滝沢ダムから国道140号線を雁坂トンネル方向へ進み、中津峡に向かう県道210号線でさらに滝沢ダム(奥秩父もみじ湖)の上流に向かいます。トンネルをいくつか通過した先の県道210号線の「旧道」にある広場です。
アクセス
滝沢ダムからは国道140号線でトンネルを2つ通過します。国道140号線と県道210号線の交差点(信号機無し)で中津峡方向に進むとさらにトンネルが続きます。5つ目の少し長いトンネル(雷電三高山トンネル)を抜けるとすぐに橋があり、橋を渡った所で旧道が川に沿って左方向に分かれています。旧道には車で入る事が出来ます。少し進むと旧道上に駐車スペースとして白線が引かれています。
県道210号線については下記記事にて。
注記(2023年11月追記)
2023年11月現在、貯水池上流端広場は旧道からの吊り橋前で立入禁止となっていました。理由は「ハチの巣」との事。今年は熊や他の動物、またこの様なハチの活動が活発に思えます。
この場所について
旧道上に車を止めて降りると吊り橋が見えます。この吊り橋に名称は特に無かったと思います。また吊り橋もこの広場の整備で作られたので新しく、吊り橋と言っても多少揺れる程度で、ゆらゆらと揺れる橋ではありません。小さな子供でも平気だと思います。
広場は上記地図の通り、中津川がカーブしている内側にあって丸い形になっています。広場自体はそれほど広くはありません。小さな小屋がありますがダムの関連施設(物置?)のようで、中に立ち入る事は出来ません。その他に特に何かある訳でもありませんが、広場から中津川に降りられる様になっています。また県道210号線から旧道に入って来る位置からも中津川に降りる事が出来ます。県道210号線は滝沢ダムと中津川にそって走っていますが、かなり切り立った渓谷なので中津川に降りられる、数少ない場所かと思います(※1)。
中津峡にはモミジ、カエデが多く見られますが、この広場内にも数本見る事が出来ます。広場を整備した際に改めて植え替えた感じもしますが、紅葉シーズンで多くの方が県道210号線の沿線で鑑賞する中、この広場に来る方は少ない様です。私が訪れた2017年11月の紅葉シーズン、広場には写真を撮っていた方1人、後から1人来ただけでした。元々この広場の存在はあまり知られていないのでしょう。広場周辺もとても綺麗です。紅葉シーズンは穴場かもしれません。
旧道の方は広場の為の駐車スペース以降はゲートがあって進入する事はできません。県道210号線には多くのトンネルがありますが、紅葉シーズンはトンネルを通過するのは勿体ないですね(一部旧道は遊歩道になっています)。
トイレは県道210号線から入って来て旧道の橋を渡った所に「大滑沢公衆トイレ」があり、歩いてもすぐ行ける距離です。
周辺の施設・お店など
この広場近くにお店はもちろん自販機も一切ありません。紅葉の時期のみ県道210号線をさらに中津川方向に進み、「相原橋観光トイレ」がある場所で「後藤商店」さんが屋台を出しています。
紅葉シーズン以外では買い物は事前に済ませて来る必要があります。自販機については一番近くは滝沢ダムの管理所前、あるいは秩父市BMXサイクルパークでしょうか。中津川方向では彩の国ふれあいの森内の「こまどり荘」の入口、その先の「中津川渓流釣場」にもある様です。食事については中津川渓流釣場に食堂があるとなっています。こまどり荘にもレストランがありますが宿泊者のみとなっていて、2017年11月現在ではランチ営業は休業中になっています。
※各店舗の営業、内容については、都度HPなどにて確認の必要があります。
その他・補足
2017年の10月に台風が関東に接近し、訪れた11月時点の滝沢ダムが初めて見る高い水位になっていました。通常の水位であればこの広場の隣を流れる中津川は、ごく普通に滝沢ダムに向かって流れていると思いますが、この11月時点ではちょうどこの広場辺りまで湖面となっていて、流れが止まっていました。かなり不思議な光景でした。
上記(※1)で中津川に降りられるとしましたが、今回の様に滝沢ダムの水位や上流の天候などで中津川の流れも変わるので十分な注意が必要です。また広場周辺は岩がかなりゴツゴツとしているので、小さなお子さんには危ない箇所もあります。
この広場ではたき火や火気の使用は禁止されています(周辺もおそらく不可)。しかし広場内には数か所でたき火の跡がありました。ここで火事が起きても近くに消防署はありませんし、スマホも繋がらない可能性があります。