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国道139号線 観光シーズンの渋滞について(富士山西部・朝霧高原周辺)

2018年4月21日その他地域,富士山

このブログ内では埼玉県秩父市にある三峯神社への渋滞や、国道299号線での渋滞に関しての記事があります。秩父市の羊山公園で毎年開催される「芝桜まつり」の今年の情報を見ていて思い出したのが、山梨県の富士河口湖町の本栖湖近くで開催される「富士芝桜まつり」です。近年は富士山の人気も一段と増し、周辺道路の渋滞も多く発生する様になったと感じます。この記事では富士山の西側、本栖湖や朝霧高原を通る国道139号線の渋滞について書いてみたいと思います。

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※2023年4月、記事内容の修正を行いました。

※2019年8月、記事の見直しを行い2ページ構成にしました。

はじめに

私は実家に帰省する際に都内から中央道で河口湖I.Cまで行き、国道139号線または県道71号線で朝霧高原を通過して静岡へ抜けて行きます。国道139号線で最も渋滞が長く発生する時期は、本栖湖近くで開催される「富士芝桜まつり」の4月下旬~5月のゴールデンウィーク、次いで「富岳風穴(森の駅風穴)」や「鳴沢氷穴」へ向かう車が集中する8月のお盆です。この時期に帰省する際には毎回悩む所ですが、渋滞を覚悟しつつ先の地点を避けるルートを通る様にしています。また帰省以外でも朝霧高原周辺をあちこち回る事もあり、自ずと細かな道の存在も知る状況となっています。

注記

この記事の内容は私個人のこれまでの経験と、それに基づく個人的な考えによるものです。渋滞の発生状況などはその時によって異なります。また以降に示す迂回路とは「富士芝桜まつり会場」および「富岳風穴・鳴沢氷穴」へ向かう、あるいはその渋滞を避ける際の有効・推奨ルートとして保証するものではありません。紹介しているルートの利用や記事内容を元とした行動は、最終的に御自身での判断と自己責任を御願い致します。

渋滞について

芝桜まつり会場周辺(5月GW中)

富士芝桜まつりの会場は国道139号線沿いにあり、会場への入場待ちで国道139号線の山梨方面(河口湖)、静岡方面(朝霧高原)の両方向ともに渋滞が発生します。最初に書いてしまいますが、個人的には芝桜まつり会場へ向かう場合の渋滞迂回路は、残念ながら無いと思っています。理由は当然なのですが、会場への入口が国道139号線からのみなので結局目指す地点は変わらない為です。一番有効な手段は会場のオープン直後に到着出来る様に、早い時間から移動する事だと思います。国道139号線上での待機は出来ませんので、道の駅などで時間調整する事をお勧めします。

また帰宅時となる逆方向では、国道139号線で富岳風穴や鳴沢氷穴の先、県道71号線との交差点(ひばりが丘交差点)が渋滞します。県道71号線は芝桜まつり会場からの帰宅で東京方面への迂回ルートとしても案内されていますが、この交差点で再び合流する国道139号線側も渋滞しているので、特に県道71号線側はなかなか国道139号線に入れず、むしろ余計に時間が掛かってしまう場合もある様子です。帰宅時も早めに会場を出る以外に方法は無いと思います。

富岳風穴・鳴沢氷穴周辺(8月)

富岳風穴や鳴沢氷穴もそれぞれの駐車場へ入る為の渋滞が山梨と静岡の両方向に発生します。どちらの駐車場もそれほど多くの台数は止められない為、国道139号線上での「待ち」が発生してしまいます。他に臨時駐車場等もなく、片側1車線なので渋滞から抜け出る事も出来ません。また河口湖方面から来る場合、国道139号線は河口湖I.C.付近は片側2車線ですが、「大田和交差点」からは片側1車線になります。この1車線への合流でも渋滞が発生してしまいます。さらに大田和交差点以降も断続的に渋滞しています。

8月の帰宅時は芝桜まつり同様にひばりが丘交差点と、その先の「道の駅なるさわ」周辺が渋滞しますが、行きの渋滞と比較すればまだ許容出来る状態かと思います。

2023年4月追記

芝桜まつりの会場となる「富士本栖湖リゾート」では、新たに英国式庭園「イングリッシュガーデン」がオープンしています。新型コロナによる移動制限も無くなり、5月の芝桜まつり開催期間中以外でも観光シーズンでは新たに渋滞が発生する可能性があります。

さらに5月GW前となる2023年の4月23日(日)。既に芝桜まつりが開催されていますが、午前中の10:30の時点で上記の様にGoogleMapでは国道139号線の渋滞が約5kmほど表示されていました。個人的にも帰省を考えていますが、今年のGWはかなりの渋滞になりそうです…。

2023年5月5日追記

GWの祝日最初となる2023年5月3日(水)11:00の様子です。国道139号線は精進湖にある赤池交差点付近で約2km(ただし河口湖方向)、県道71号線との分岐となる、ひばりが丘交差点から片側2車線区間が終わる大田和交差点までの約4kmが渋滞していました。意外に富士芝桜まつりの会場付近には渋滞表示がありません。また静岡県側は「まかいの牧場」を先頭にバイパス道の「上井出IC」の先まで約4kmが渋滞しています。

実は私は5月1日(月)に河口湖から国道139号線~県道71号線を通過して帰省しました。1日はGWと言っても平日なので中央道を含めて渋滞はほとんどありませんでした。また5月3日(水)の、まさに上記地図に示した時間帯に県道71号線~国道139号線と逆方向で実際に都内に帰宅していますが、幸い逆方向は中央道も含めて渋滞はまだありませんでした。ただし夕方になると国道139号線の道の駅「なるさわ」付近、中央道上りは小仏トンネルから渋滞があった様子です。

上記は翌日の2023年5月4日(木)12:00の様子です。前日の3日よりも渋滞が増えています。中央道の上りも昼過ぎから小仏トンネルを先頭に談合坂SAまで渋滞していました。

近年の状況

近年の状況については、記事が長くなってきたので2ページ目にまとめ直しました(2022年5月・2019年8月追記あり)。

渋滞情報

※以下のリンク(チラシ、富士山周辺道路情報)は富士芝桜まつりのHP掲載されているものと同じです。※2023年4月追記:HPがリニューアルされ、下記の各情報は掲載されていません。

5月の富士山GWチラシ(pdfファイル) ※無くなりました

5月のゴールデンウィーク、富士山周辺の道路利用についての案内です。本来は下記の「富士山周辺道路情報」の2016年のHP紹介チラシの様です。内容として結局は5月のゴールデンウィークは渋滞するので避けましょう、なのですが・・・。

※2023年4月追記:上記pdfファイルも公開されなくなった様です。代わりに「静岡県トラック協会」で2017年時のpdfファイルがあるので、そちらを参考にして下さい。

富士山周辺道路情報

※2022年12月現在、下記サイトは無くなっています。代替となるサイトが見つかり次第リンク修正します。

富士山周辺道路情報

国交省が開設している富士山周辺の道路情報のサイトです。みちカメラや規制情報、所要時間などがまとめられているので、上記サイトだけでもかなり役に立つと思います。

国道139号線 渋滞回避情報(2018年8月追記)

※2022年12月現在、下記サイトは無くなっています。代替となるサイトが見つかり次第リンク修正します。ただしpdf資料は存在します(pdfファイルその1pdfファイルその2/共に直リンク)。

国道139号線 渋滞回避情報

同じく国交省が2018年8月に開設した、静岡県内の国道139号線についての渋滞案内サイトです。主に富士宮市街の渋滞について案内されています。上井出I.Cを基点としているルートもあるので、県道71号線と合わせて利用出来るかと思います。

2023年4月追記

上記の各代替サイトは現在も見つかりません。現在も自治体HPで紹介していたりするので(紹介リンク先は当然リンク切れ)、閉鎖してしまった(?)事に疑問を感じます・・・。下記は富士宮市観光協会HPで上記の国交省サイトを紹介する内容ですが、説明として画像が少し掲載されています。

GoogleMapの渋滞表示機能

PCの場合は左上のメニューから「交通状況」、スマホの場合は右上のレイヤーボタンから「交通状況」を選択すると、地図上に現在の交通状況のラインが表示されます。

表示されるラインが赤いほど混雑した状態です。現地に居る方々のスマホの位置情報から判断していると思われますが、渋滞で完全に停止してしまうとライン自体は表示されない様子です。

2019年10月追記

富士山周辺の道路に設置されているライブカメラについての記事を書きました。実際の道路状況を確認したい場合に役立つかと思います。※「富士山周辺道路情報」や「国道139号線 渋滞回避情報」に掲載されているライブカメラも含んでいます。

迂回路について

県道71号線

国道139号線と平行する形で富士山に近い側に、県道71号線の「富士宮鳴沢線」が通っていますが、朝霧高原周辺の渋滞や芝桜まつり会場を避けるルートとしてはある程度有効と考えます。富士芝桜まつりHPの周辺エリアマップやパンフレット(リンク先は共にpdf・パンフは2019年版)にも(※無くなりました)、帰宅の際の東京方面への迂回路として記載されています(芝桜まつり会場から静岡県方面に少し進んだ先で、県道71号線に向かう脇道があります)。

上記の地図は静岡県側から県道71号線を通り、国道139号線の芝桜まつり会場や朝霧高原を避けて、山梨県の鳴沢村まで抜けるルートを示しています。最初のA地点は国道139号線の上井出I.C.です。I.C.となっていますが現在は無料化された元有料道路です。I.C.で降りた先は県道72号線ですが、少し進んだ「上井出交差点」で県道71号線に入ります。「白糸の滝」がある県道414号線側に行ってしまうと、再び国道139号線と合流してしまいます。しばらく県道71号線を進むと人穴地域で県道71号線は右折します。その後はひたすら道なりに進むことで、B地点となる鳴沢村の国道139号線まで進むことが出来ます。

※ただし県道71号線は芝桜まつり会場からの帰宅時の迂回路として案内されている事もあり、午後から夕方に掛けては鳴沢村で国道139号線に繋がる交差点(ひばりが丘交差点)付近で長く渋滞が発生する場合があります。国道139号線も渋滞しているので交差点通過に非常に時間が掛かり、この場合はむしろ国道139号線側の方が早い可能性があります。

山梨県側から県道71号線で静岡県へ抜ける場合は上記の逆ですが、国道139号線を河口湖から来ると鳴沢氷穴や富岳風穴への渋滞が発生している事があり、県道71号線に入るまでに時間が掛かる事があります。

また芝桜まつり会場から帰宅時の迂回路として案内されているルートを逆方向に進めば、一見渋滞を避けて芝桜まつり会場までの時間短縮になる様にも見えますが、実際にはこちらも会場近くの国道139号線への合流で渋滞しています。詳しくは2ページ目の「近年の状況」にて。

県道71号線へのルート(静岡県側)

県道71号線は国道139号線と並走していますが、上記地図の「A」から芝桜まつり会場までの間に幾つか互いを繋ぐルートがあります。国道139号線を静岡県側から来た場合、渋滞の状況によって県道71号線側へ回る事も可能です。「県道71号線」の地図上部の題名左にある[→]をクリックして、「県道71号線へ(その1~7)」の各チェックを入れてみて下さい(スマホでは別ウィンドウになるかもしれません)。

※各ルートの詳細については2ページ目で記載しています。

県道21号線(2018年8月追記)

県道71号線は芝桜まつり会場を避けるルートとして有効ですが、芝桜まつりの開催期間中以外の観光シーズン、特に夏休み中などでは鳴沢氷穴や富岳風穴への渋滞が発生します。鳴沢氷穴や富岳風穴を避けるルートとしては西湖北側を走る県道21号線(河口湖精進線・湖北ビューライン)があります。

山梨県側から向かう場合、最初は河口湖の湖畔にある道の駅「かつやま」を目指すと良いかもしれません。ただし県道21号線を利用する場合は、先の県道71号線への交差点も迂回してしまいます。また富岳風穴の入口となる森の駅「風穴」前に県道710号線が抜けていますが、ここは信号機のある交差点となっていて国道139号線と同様に渋滞しています。

上記は2018年8月、お盆休みの森の駅「風穴」前の交差点です。国道139号線は山梨県側から来るとここを先頭に上記地図の「A」付近まで、静岡県側から来た場合は上記地図の「B」付近まで渋滞が発生します。またこの時は県道710号線も駐車場への入場待ちで渋滞になっていました(渋滞長さは不明)。

大坂道・富士スバルライン方向(2019年8月追記)

近年、鳴沢村の国道139号線から富士山方向に幾つか道が整備された様子が伺えます。これらの道を使って鳴沢氷穴や富岳風穴に向かう国道139号線の渋滞を避け、県道71号線に繋がるルートが1つあるので実際に先日通行してみました。

上記地図では道の駅「なるさわ」付近を避けるルートを記しています。「A」地点は大坂道と呼ばれる道で、国道139号線上でマークしてある天神山入口交差点、もしくは鳴沢小学校西交差点から来る事が出来ます。「B」地点は県道71号線ですが、国道139号線との交差点(ひばりが丘交差点)も非常に近い位置です。ただし「B」地点から再び国道139号線に戻ろうとしても、県道71号線でひばりが丘交差点を先頭とした渋滞がある、またその国道139号線も結局は鳴沢氷穴、富岳風穴方向に渋滞していてなかなか入れないのであまり効果はありません。あくまで先の県道21号線では迂回してしまう県道71号線で静岡県方向へ向かう為のルートだと思っています。

県道71号線を逆方向の静岡県側から来た場合も、同じ様に国道139号線の渋滞を避けて河口湖方向に進む事は可能ですが、県道71号線の「ひばりが丘交差点」付近までの渋滞は避けられません。芝桜まつり開催期間中で帰宅方向のひばりが丘交差点以降はそれほど激しい渋滞にはならないので、こちらも効果は薄いと思います。

国道139号線の渋滞次第では「A」地点に繋がる大坂道を南側から来る、あるいは行く事も可能です。一度富士山方向へ大回りして、国道139号線から繋がる各道を進む事が出来ますが、こちらのルートは実際に走行した事はまだありません。

上記地図のA-B間は民家や別荘があり、道も狭い箇所があります。さらに一部未舗装だったり(2019年8月現在)、見通しの悪い交差点もあるので走行する場合は十分に注意して下さい(地図内「!」マーク他)。また地元地域の方々になるべく御迷惑の掛からない様に通行して下さい。※別荘地内では別荘地関係者以外の通行を禁止している道もあります。

上記は国道139号線の鳴沢小学校西交差点から左折する場合の地点と、県道71号線に出た「B」地点です。

その他のルート

こちらはあまり有効な迂回ルートとはなりませんが、国道139号線と平行するもう1つの県道414号線です。県道414号線は県道71号線に比べると付近に民家が多く道も狭めです。国道139号線の途中からこの県道414号線へ向かうルートも先の地図と同様に記しています(題名左の[→]で各ルートをチェック)。

以前の国道139号線は富士宮市街から続くこの県道414号線で、白糸の滝前から現在の国道139号線の内野交差点で繋がっていました。ちなみに白糸の滝前の交差点はラウンドアバウト式(リンク先は静岡県警察本部HP)です。白糸の滝交差点の様子はこちらに記載されています(リンク先は静岡県HP)。ダイヤモンド富士で有名な田貫湖へも県道414号線から向かいます。

最後に

長々と書いてしまいましたが、実際に現地での渋滞状況やGoogleMapでの表示を見つつ、タイミングの良い地点で迂回する方法が良いと思います。また周辺にはその他の観光施設も多くあるので、芝桜や氷穴等にこだわらずに予定の変更も考慮される事をお勧めします。観光シーズンは富士山西部だけではなく山中湖の国道138号線も渋滞ですし、関東から中央道や東名を利用する場合は、さらに行き帰りの高速道路の渋滞もあるので本当に大変です。渋滞を含めた計画と余裕、気持ちを持って向かった方が良いと思います。また繰り返しになりますが、紹介しているルートの利用や記事内容を元とした行動は、最終的に御自身での判断と自己責任を御願い致します。