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WRX エーモンのパンク修理キットでパンクを修理する(3回目追記アリ)

2019年5月26日Ad,社外部品・DIY

週末にいつもの様にフラフラとドライブをし、帰宅後に撮影していた車載動画を見てみると、マフラー付近に置いている外部マイクの音声に、カチカチという音が入っている事に気が付きました。タイヤの溝に石でも挟んでいれば、その内に外れて聞こえなくなる事を期待しましたが、結局は動画の中で帰宅した時まで聞こえていました。溝に石が挟まったままという可能性もありますが、嫌な予感もします。

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注記

この記事の内容は私が実際に修理作業を行った上で書いていますが、同じ修理キットを使用しての作業結果を保証するものではありません。また実際に修理作業を行う場合は製品の取扱説明書に従い、自己責任と自己判断の下で行ってください。

2019年7月追記

この記事のパンク修理を行ったのが2019年の5月。それからわずか2か月で再びタイヤにネジが刺さりました。今回も自分で修理したので、その内容を2ページ目に記載しています。エーモンのパンク修理キットの使用方法等はこのページ(1ページ目)で記載しているので、簡単に状況と結果のみを書いています。

2019年12月追記

2019年も12月に入り、最初の週末となる7日(土)に関東多摩西部に雪の予報が出ています。積もる事は無さそうですが、本格的に寒くなる前にスタッドレスタイヤへの交換を自分で行いました。外した夏タイヤを確認すると、また刺さっていました・・・。今回も修理キットで直しましたが、その様子だけ2ページ目に追記しています。

タイヤを調べる

帰宅した時までは空気圧には特に異常も無かったので、すぐにペッタンコな状況にもならないだろうと思い、実際にタイヤを見てみたのは次の週末。1本ずつタイヤを見ていくと、左リアに釘の頭の様な物が見えました。

嫌な予感が的中してしまいましたが空気が抜けている様子はありません。直してもらいにディーラーかカー用品店に行こうかと思いましたが、今回は自分で直してみる事にしました。といっても自分で直す為にもパンク修理キットを買いに、結局はカー用品店には行かなければなりませんけれど。

タイヤに刺さっている物はそのままにして出掛けてみましたが、TPMS(空気圧センサー)での左リアタイヤの数値は特に他のタイヤと比べても低い値にはなっていませんでした。逆にこの所の暑さで全体的に高めなのが気になります。

購入した修理キット

上記を買ってきました。No.6631は刺さっている物の太さが5mm以下となっていますが、4mm以下ではNo.6633の修理キットもあります。

タイヤに貫通させるキリ棒やガイドパイプの太さがNo.6633の方が細い様に見えますが、持ち手(本体)がNo.6631はラチェット式、No.6633は固定式になっている様です。私のタイヤに刺さっている物は、頭の大きさから見ても2mm程と予想しますが、この場合はどちらを使えば良いのか迷いました。結局はラチェット式の方が「楽そう」というイメージで購入してきました。どちらの場合も修理方法自体は同じ様子です。

※この修理キットはチューブレスタイヤ用です。

修理作業

基本は修理キットに記載されている方法通りです。その中で私の様子や感じた事を書いていきます。作業後のゴミで申し訳ありませんが、使用手順として記載された番号順で以下に記します。1、のタイヤは外したので・・・

2、刺さっている物を抜く

早速タイヤを外して刺さっている物を抜いてみます。頭がすり減っているので、釘なのかネジなのか不明ですが、念の為に左に回しながら抜いてみます。使用手順には「刺さっている方向を確認し、ビス(ネジ)の場合は回しながら抜いて下さい」と書かれています。私の場合はトレッド面に対し直角に綺麗に刺さっていました。

・・・微妙な長さ。抜いている最中も抜けた瞬間も空気が漏れる音はまったく聞こえませんでした。刺さった時点で先端は折れていた様子です。

念の為に石鹸水を掛けてみるとやはり貫通はしておらず、空気は漏れていない様子。しかし、目を凝らしてよく見ていると、本当に小さな気泡がプツ・・・プツ・・・と数秒間隔で出て来ていました。タイヤ内部ギリギリまでの深さがある様なので、やはり一度貫通させて補修する必要があると判断しました。

3、本体とキリ棒、ガイドパイプをセット

修理キットは初めから本体にキリ棒とガイドパイプがセットされています。キリ棒とガイドパイプにラバーセメントを塗りますが、ラバーセメントはタイヤとの潤滑目的もある様子なので、まんべんなく多めに塗りました。付属のラバーセメントの量は十分にあります。

4、タイヤに貫通させる

刺さっていた物を抜いた穴へ、ラチェットスイッチを下にして右回しでキリ棒とガイドパイプをタイヤへ刺していきます。キリ棒はそれほど苦労なく刺さっていきましたが、ガイドパイプはひと回り径が大きくなるので(3、の写真矢印)、この部分からなかなかタイヤに入らなくなりました。体重を掛けながらさらに回していくと、やっとガイドパイプの先端もタイヤに入りました。先端が入ればまた徐々にタイヤに入ってきますが、思いのほか力の要る作業でした。ガイドパイプの根本付近までタイヤに刺します。

また刺さっていた物を抜いてそれほど空気が抜けない場合でも、特に使用手順でバルブから空気を抜く必要があるとは書かれていません。私は少し空気を抜いて行いましたが、キリ棒がタイヤ内部に貫通するとわずかに空気が漏れ出ます。ただし完全に空気が抜けた状態では、タイヤが凹んでしまったりキリ棒がホイール内に接触する事も考えられます。

さらにトレッド面に対して斜めに釘やネジが刺さっていた場合は、この角度に合わせる必要があると思いますが、この場合はちょっと苦労しそうです。あまり角度が大きいと素人では修理自体も難しそうです。

5、キリ棒と本体を抜く

ラチェットスイッチを真ん中にして左回しにし、ガイドパイプとの接続を外しながらキリ棒と本体のみを抜きます。この時はタイヤ内の空気は全てガイドパイプから抜けます。本体とガイドパイプの接続を、空気の抜け具合を見ながら徐々に行いました。

6、プラグにラバーセメントを塗る

プラグに巻かれているビニールを剥がし、ラバーセメントを塗ります。プラグ表面に隙が無い様にたっぷり塗りました。

7、プラグをガイドパイプに入れる

ラバーセメントを塗ったプラグをガイドパイプにいれますが、プラグには上下方向があります。また先端は入るのですが、中央部分以降が入る様子がありません。中央部分は触れるなとの記載が使用手順にあります。

8、押し棒でプラグを押し込む

本体からキリ棒を外し、押し棒を取り付けて再びガイドパイプにセットしますが、先の通りプラグがガイドパイプに入っていきません。押し棒で押し込もうとするとプラグの中央部分で折れ曲がってしまいます。とはいえ他に方法も無いので、根気強く真っ直ぐ入る様に押し棒で押し込みました。本体とガイドパイプがネジでしっかり接続される位置まで本体を右へ回します。ガイドパイプをさらに押し込む必要はありません。

9、本体を抜く

ラチェットスイッチを下にして、さらに右回しで接続したガイドパイプと本体を一緒に抜きます。ガイドパイプと本体を抜くとプラグだけが残りました。また使用手順では10~15mm位ははみ出ると書かれていますが、私の場合は17mm程でした。タイヤもだいぶ溝が無くなってきているので、その減った分かと思います。

10、空気を入れる

「20~30分経過後」タイヤに空気を入れて適正圧力にします。簡易的なコンプレッサーで完全に空気が抜けている状態から入れたので、3~4分掛かった印象です。それでもちゃんと圧力も上がります。

11、確認、プラグの切断

空気を適正圧力まで入れて、プラグに石鹸水を掛けてみます。使用手順ではプラグの周りにラバーセメントを塗って確認すると書かれているので、特に石鹸水でなくても良さそうです。僅かな気泡も出ていないので、作業は上手くいった様子です。最後にニッパではみ出したプラグをカットし、念の為再び石鹸水を掛けて確認します。

タイヤを付ける

外したタイヤを再び車に付けます。トルクレンチで2~3回に分けて星形の順序に、最後は規定トルクで締めます。私のWRXでは120N・m(12kg・m)、付属レンチの柄の先端で400~500N(40kg~50kg)と取説に掛かれています。また最後にエアゲージで圧力を確認し、TPMSのセンサーを付けます。

修理キットを使用してみて

今回の修理キットは良く出来ていると思いました。タイヤへのガイドパイプの差し込みに力が要るので、女性には難しい作業になりそうです(タイヤを外す女性もあまり居ないと思いますが)。作業時間としてはプラグの接着時間(20~30分)を除けば1時間もあれば可能かと思いますが、初めての場合は時間を気にせず余裕と慎重さを持つべきと思います。私は写真も撮りながらでタイヤを外して、また付けるまで合計2時間掛かりました。

また修理キットにはプラグは2本付属していてラバーセメントも十分にあります。さらにスペアも販売されていますが(修理キットNo.6631とNo.6633に互換性は無い)、一度修理を失敗した箇所は業者への依頼を推奨しています。ただしスペアタイヤを積まない車は注意が必要かと思います。私の車はスペアタイヤを積んでいるので、万が一失敗してもいいやという気持ちもありました。スペアタイヤが無ければ、素直にディーラーかカー用品店に行っていたと思います。また修理剤による一時的な補修はタイヤ内に液剤を入れてしまうので、その後の補修が困難になってしまいます。タイヤに何か刺さっていても空気が抜けていない様であれば、そのままゆっくり走行してディーラーもしくはカー用品店に向かった方が良いと思います。

その他

現在の車でタイヤに何かが刺さったのはこれで2回目です。1回目はカー用品店で直してもらいました。2月には2回目の飛び石も当たりましたが・・・。TPMSもその為に付けていますが、やはり普段からタイヤの様子に気を使う事が一番重要です。

※2ページ目には後日再びネジが刺さったので、その様子を簡単に記載しています。