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TPMS(タイヤ空気圧監視システム)について

2017年1月13日Ad,社外部品・DIY

私は車にTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を付けています。近年ドライブレコーダーは急速に広まりましたが、TPMSはまだまだな印象です。

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TPMSはアメリカやヨーロッパでは既に義務化され、メーカーが標準装備としています。日本国内に入って来る輸入車にも装備されている場合が多く、また海外で売られている日本メーカーの車にも当然装備されている訳ですが・・・。タイヤは車と路面を繋ぐ重要な部分であることは当然ですが、国内では低燃費というキーワードに敏感な割には、タイヤの空気圧に関しては関心が薄い気がします。その辺りの事を長々考えても仕方が無いので、個人的なTPMSの装着状況を書いてみます。

TPMSを付けた理由

きっかけはやはりパンクです。ディーラーで点検をして貰っていたらパンクしてますよ、と。釘が刺さっていて、いわゆるスローパンクチャー状態。ペッタンコな状態でも無かった為に自分では気付いていませんでした。ディーラーの方がなかなか気が付かないですよ、とは言っていたものの、自分で違和感に気が付かなかった事や、そもそも注意深く見てなかった事が結構ショックでした。それからしばらくしてTPMSの存在を知り、個人でも簡単に付けられるタイプがあることも知りました。価格もそれほどでもなかったので悩むことなく導入しました。

TPMSの種類

TPMSには空気圧を直接測るタイプと、間接的に空気圧の変化を見るタイプがあります。先に後者を言うと、車の4輪の回転差をABSのセンサーを用いて検出します。空気圧が下がってどれか1輪の外径が変わり、回転差が生じることで異常と判断します。あくまで回転差なので数値としては分かりませんし、4輪全体の空気圧が低下した場合は?という問題点があります。前者は空気圧をセンサーで見ているので数値として分かります。標準装備の車では前者、後者の両タイプがあるそうですが、前者の場合はタイヤの内部(ホイールに貼り付け)にセンサーを設置しているので、これを後付けするのは一度ホイールからタイヤを外さないといけないので大変です。後者はそもそも車のシステムで行っているので、後から付けるとか言う部類ではない。そこで個人が簡単に装着出来るタイプは前者のセンサータイプで、かつそのセンサーをゴムバルブに取り付ける物です。

購入したTPMS

上記は私が購入した物です。型式でU903とU903Zの2種類が出回っている様ですが、末尾「Z」が新しいバージョンとの事。表示器の取り付け方法に違いがあります。私が購入した当時に「Z」は無かったのですが比べると「Z」の様です。1点注意する事があり、アラーム表示が中国語です。上限、下限、高温、低電等です。アラーム時のみ表示されるので意味が分かれば問題無いと思います。

上の写真がTPMSのセンサーになります。内部にボタン電池が入っていて検知した空気圧を電波でモニター(最初の写真)に飛ばします。モニターでどの位置のタイヤか判断するため、センサーは取り付けるタイヤ位置が指定されています。写真の場合はF(フロント)R(右)です。またセンサーはタイヤの回転(振動?)を検知してから電波を出すため、停車中は電池はそれほど消費しません。取説上2-3年とありましたが、先日1年半程で電圧エラーが出たので交換しました。モニターは設置してソケットに電源を繋ぐだけです。空気圧だけでなく各センサーの温度と車のバッテリー電圧も表示しています。空気圧の上限、下限を設定してアラーム出力も可能です。

追記

現在国内で販売されているTPMSも、だいぶ種類が増えて価格も明らかに下がりました。上記の私が購入した物は当時2万円弱でしたが、現在では5千円を切る物もあります。また電源もプラグ(シガーソケット)ではなくUSBだったり、ソーラーパネルタイプもあります。機能や精度の問題もありますが、この価格であれば気分次第で電池交換の際には別の物に買い替える事も考えられます。

さらに追記

2022年2月、購入から1年半で交換した電池で電圧低下のアラームが出たので2回目の交換を行いました。実に5年も経過しましたが、電池交換の方法が少々大変なので別記事に書きました(上記)。

装着してからのTPMS

装着してから感じたのは「安心」。パンクしていない、タイヤに異常が無いと分かる事です。もちろん実際に見ることも必要ですが、モニターの数値からもタイヤの異常に気を配るきっかけにもなります。またタイヤの空気圧は走行中あるいは時間と共に変化しますが、季節による変動もかなり大きいです。半年に1回、ディーラーで点検ついでに見て貰う程度では不十分だと痛感しました。

気になる事が2点。まずセンサーをバルブに付けることで、バルブに対する負荷とホイールバランスは?という事。まあセンサー自体は大した重さでは無いですし、今のところ特に問題も起きていないので大丈夫な感じです。次にエア漏れに関してですが、センサーを締めてから別途ロックナットで固定しているので、こちらも問題はありません。

空気圧の表示値は概ね空気圧ゲージを使って測った数値に合っています。誤差は±0.1程でしょうか。4輪全てをピッタリに合わせる事は難しいですが、そこまで神経質になる必要もないと思います。温度に関してはセンサーの温度なのであまり意味は無い気がします。車の左右で日の当たり方が違うだけで10度以上差が出ます。冬の寒い日にタイヤ冷えてるなぁという程度の利用価値かと思います。モニターの中央に表示されているバッテリー電圧は便利ですが、表示が小さいです。常に見る訳でもないのでこれも問題は無いと思います。

唯一の問題(という程の事でも無いのですが)は、空気圧の調整の際は当然センサーを外す必要がある事と、ディーラーで点検をして貰う際に事前にセンサーを外してからお願いする事でしょうか。またセンサーは小さいとは言え付けるとちょっと目立ちます。しかし言われないと気が付かないかもしれない微妙な大きさです。

※センサーがホイール面からはみ出ると車検は通らないとディーラーで指摘されました。先の通りディーラーで点検する時にはどのみち外していますが、私の場合はごく僅かにはみ出ています。

ドライブレコーダー、バックカメラ、TPMSの3つは個人が車に導入出来る物として装着しておきたい物だと思ってます。

おまけ

センサーを付けていても上記の様な事は当然発生します。この時刺さっていたのは短いネジだったので空気は抜けませんでしたが、念の為に穴を貫通させて補修して貰いました。TPMSを付けてもタイヤを実際に見る事の重要性も変わりません。

そういえばバイク用のTPMSもあるのですね。バイクはタイヤ2個しかないので車以上にタイヤに気を使いそうです。上記商品はセンサーの見た目が私が購入した物とそっくりなので、製造元は同じメーカーなのかもしれません。

おまけ2(2018年7月)

私が使用しているTPMSも私の購入時より半額程度に価格が下がり、Amazonでの出品数も多くなりました。このTPMSを装着して3年目ですが、現在も特別問題も無く使用出来ています。センサーの電池も1年半の時に交換して以来まだ交換していません。ただし先日コイン洗車場でスプレーガンで水を掛けていたら、センサーの塗装が剥げてしまいました。

ホイールに対してセンサーがわずかに出ているので、やはりどうしても何処かでセンサーを擦ってしまいます。センサーに傷が付くと塗装下の黒いプラスチック部分が見えてしまいます。上記の様に塗装の剥がれる前は少し傷が付いていて、センサーの角の塗装が剥がれていました。傷による塗装の剥がれ部分から徐々に進行して、水を掛けた際にめくれてしまった感じです。ただし機能自体に問題は無く、これまで何度も高圧のスプレーガンで水を掛けていますが壊れていません。ただしFRやFLといった取り付け箇所を示す表示が無くなってしまったので、次に外す際にマジックで書いておこうと思います。

またこれは取り付けの環境次第ですが、私は表示器の左側にOBD2による車両情報を表示する機器を付けています(トラスト・インフォメーター、最初の写真には写っていません)。この機器にはフェライトコアのノイズフィルターが付属していて、機器のすぐ近くに取り付ける様に指示されています。このノイズの影響の為か、表示器の左側(左タイヤ)の表示が時々表示されなくなります。設置場所を変えれば良いのですが、なかなか他の場所も無くて放置しています。