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WRX パワステフルードの漏れ修理 と 代車「XV Advance(5AA-GTE)」

2021年4月5日動画,車両・機能

毎年冬の寒さが厳しくなると、エンジンを始動してから10~15分程度はパワステポンプから少し高めの、周波音に近い異音が聞こえる様になります。最近のスバル車のパワステも電動モーター式になってきましたが、私のWRX(VAB-A)は以前からの油圧式です。異音だけであれば時間と共に解消されていましたが、今年はフルードの漏れも発生してしまいました。

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パワステポンプの異音やフルード漏れは、油圧式パワステの他のスバル車でも発生する事がある様で、ポンプやステアリングギヤボックスの交換にまでなると費用も大きくなってしまいます(保証期間中であれば無償)。私のWRXはもうすぐ3回目の車検となりますが、その前の半年点検の際にフルード漏れの件を伝えて見て貰いました。

修理前

2020年の12月、今年も徐々にポンプから異音が出る様になりました。またこの季節が来たかという程度に思っていましたが、今年は洗車を行うと、車両の下から流れ出る水に虹色が混ざっている事に気が付きました。エンジンやデフからのオイル漏れも考えられますが、やはりポンプの異音からパワステに原因があると予測出来ました。

借りている駐車場の路面を見ても、何か液体が垂れている痕跡もありました。

その後、スタッドレスタイヤに交換を行う際に下回りを覗いてみると、やはり濡れている箇所がありました。割と広範囲だった事は意外でしたが、位置的にもちょうどステアリングギヤボックス辺りなので、ほぼ間違いは無さそうです。

フルードのリザーバータンクを見る限りは、目に見えて減っている様子はありません。またステアリングの操作感にも変化は全く感じておらず、年明けに半年点検もあるので、この時点では特にディーラーに修理を頼んだりはしませんでした。

また、リザーバータンクやポンプ側には漏れは確認出来ませんでした。WRXのステアリングギヤ比は13:1となっていて、少ない舵角でハンドルを切る事が出来ます。その分、ステアリングの操作を補助するパワステには負荷が掛かり、結果的にポンプの異音やフルード漏れに繋がってしまいます。停車中のステア操作や目一杯ハンドルを切る事は避けた方が良いと言われています。

修理内容・結果

年明けの点検を待つ事にしましたが、2020年から2021年にかけては新型コロナで緊急事態宣言、外出自粛等から車に乗る回数も減り、ディーラーからは半年点検のお知らせハガキは来ていましたが、なかなか出向く事が出来ませんでした(・・・結局は面倒という事が大きな理由ですが)。3月になって重い腰を上げてようやく点検と漏れの確認を行った所、ステアリングギヤボックスに繋がる配管のプラグ部分で漏れがあり、そのプラグを後日新品に交換する事になりました。ポンプやギヤボックス自体の交換に至らなかった事は幸いです。

後日の修理作業は午前中に車を預ければその日の夕方には完了するとの事なので、1日車を預ける形になりました。プラグの交換なのでフルードも全量入れ替えになっています。掛った費用は部品やフルード、作業工賃全て含んで2万円弱でした。

修理完了後のステアリングの操作感は、フルードが新しくなった為か少しだけ軽くなった印象でしたが、既に3月で暖かくなっているので、単にフルードの温度の差によるものだけかもしれません。また修理前でもポンプの異音は既に治まっていました。

ステアリングギヤボックス

今回は幸い、ポンプやステアリングギヤボックスの交換に至らなかったのですが、実は私の車両は新車から1年経過した時にステアリングギヤボックスを交換しています。これは現在の冬に発生するポンプの異音ではなく、特に夏場にステア操作をするとシュルシュルと聞こえたので、その件をディーラーに伝えた所、明確な原因は不明なので疑わしいギヤボックスを換えてみようという事になりました。交換後はシュルシュルという音量は減りましたが完全には消えていません。これもパワステの負荷、フルードによるものと考えていますがステア操作自体に不具合は無いので、これもポンプの異音と同様に考えています。ちなみにこの時のギヤボックス交換は保証対応修理でした。

動画

今回の件をまとめた動画です。ポンプの異音も入っています。

その後(2022年2月追記)

おおよそ1年後となる2022年1月、今度は心配していたパワステポンプ本体からのフルード漏れが発生してしまいました。いよいよ根本的な修理を行う必要があり、その見積もりをディーラーで出して貰いました。詳しくは上記記事にて。

さらにその後(2022年8月追記)

ようやく、パワステポンプの修理を行いました。今思えば、2月の時に潔くこの修理を行えば良かった・・・。

代車「XV Advance」

代車として1日、XVのAdvanceグレードを貸して貰いました。2リッターエンジンにe-BOXERを搭載したハイブリッド車です。2020年発売のE型の様で、走行距離は4000kmにも達していませんでした。オートマも久しぶりですが、実はハイブリッドという車は初めてという時代遅れな人間です。

アイサイトについては2020年の新型レヴォーグで、「アイサイトX」というバージョンになっていますが、このXVはその前の「バージョン3」でしょうか。1日だけでは利用する事も出来ず、そもそも使い方が分からないのでスイッチ類も触る事が出来ませんでした。

スバルの場合e-BOXERはマイルドハイブリッドで、エンジン走行を助ける為のモーターアシストになっている様ですが、発進時や低速走行時はモーターのみでも走行します。加速の為にアクセルを踏み込むとエンジンが掛かるのですが、一般道で周囲の流れに合わせようとするとモーターのみでは大きく出遅れ、エンジンが掛かるまでの時間が少々気になってしまいました。右折待ちからタイミングを見計らって前進しようとした時に、やはりモーターのみの状態から発進するので、一瞬前進しないのかと驚いてしまいました。ただしエンジンが掛かってからは全く不満の無い加速が出来ます。

正直なところ、モーターのみの発進は必要かなぁと疑問にも思いましたが、ハイブリッド車となっている以上はやむを得ないでしょうか。

※エンジン始動はアクセルの踏み方でも変わってきます。また車両取説ではSIドライブが「S」か、セレクトレバーがマニュアル、あるいはパドルレバーによる操作時はエンジンは停止せず、モーター走行もしないとなっています。

また減速時はモーターによる回生ブレーキが掛りますが、アクセルオフ時はそれほど強く掛からず、ほどほどなエンジンブレーキという感じでしたが、フットブレーキがかなり急激に掛かるのでこれにも驚きました。モーターの回生ブレーキと言うよりもフットブレーキにストローク(踏みしろ)がなく、カックンブレーキになってしまいます。

従って発進とブレーキについてはかなり慣れが必要だと感じました。WRXの修理完了後はWRXのブレーキが逆に全く効かないと感じてしまいました。

乗り心地に関してはさすがにとても良いです。比較がWRXなので良く感じて当たり前ですが、XVの脚も固めでロールもあまりしないのですが、振動や突き上げがなくとにかく滑らか。タイヤの差もありますが、街乗りではXVの方が楽しくも感じてしまいます。ハンドリングもXVの2リッターモデルは「13.5:1」のステアリングギヤ比、1.6リッターモデルに至ってはWRXやBRZと同じ「13:1」という仕様だそう。その為、ステア操作も違和感はありませんでした。車両サイズもWRXと大きく違いは無いので車両感覚は掴みやすく、座面が高い分運転もしやすかったです(その分ロール感はありますが)。

ハイブリッド車だと、特に信号待ちなどでは静か過ぎて眠くなってしまったりもしますが、安全装備なども考えると自分もそろそろ・・・なんて事を思ってしまいます。数年後のガソリンエンジン車の廃止やEV化、自動運転などに伴い、自分がどこまでその時の車に乗れるのかも気になりますが。

動画

代車のXVについて。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。