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ドライブルート12 国道140号線 秩父往還

2017年4月2日ルート,動画,秩父

自:埼玉県秩父市大滝(二瀬ダム交差点)

至:埼玉県秩父市大滝 彩甲斐街道合流点(川又観光トイレ)

所要時間:約12分 距離:6.4km

 

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ルートについて

国道140号線の旧街道にあたる秩父往還を、二瀬ダムから栃本集落を通過して現道となる国道140号線の彩甲斐街道との合流点に向かいます。秩父往還は古くからある道で、栃本集落には「栃本関所跡」に関所の建屋があります。秩父往還は道幅は非常に狭く、特に栃本集落内は普通車1台でも気を使い、すれ違いが出来ない個所も多いです。コミュニティーバスが走っているので、常に先を見ながら対向車が来た時の対処を考える必要があります。

秩父往還で特記すべきはその景色で、秩父湖に流れる荒川に向かって急な斜面が続き、その斜面に民家が存在します。関東にこのような景色がある事に初めて見た時は驚きました。ドライブと言うには少々難易度が高いかもしれません。観光用に使える駐車スペースという場所もありません。観光トイレは1か所あり、そこは駐車出来ます。栃本関所跡の横から栃本広場へ向かう道があり、僅かであれば辛うじてそこに車1台が「停車」出来そうです。しかし「駐車」は地域の方や通行する車に迷惑が掛かるので、避けた方が良いです。停車を含め状況を見て判断して下さい。栃本広場に関する記事は下記を見て下さい。

秩父往還は山の中腹を通過する形ですが荒川の近く、谷の下にも並走する道があります。こちらは森林開発等の為に後に作られたようです。秩父往還と比べればアップダウンも少なく、道幅も1.5車線程度はあるので、単に山梨側へ向かうのであればこちらの方が良いと思います(二瀬ダム先のY字路で「山梨」と案内があるのもこちらの道)。

秩父往還で栃本集落を抜けると急な下り坂になります。現道の彩甲斐街道のトンネルの上を越え、その先で合流します。合流地点には公衆トイレとバス停があります。現道を秩父方面に左折すれば滝沢ダムに至りますが、秩父往還で越えてきたトンネル手前に右折出来る道があり、これが秩父往還の下にあたる先ほどの道の出口になります。秩父往還から戻るルートとして使用しても良いと思います。

周辺の施設・お店など

麻生加番所跡

二瀬ダム側から向かうと栃本関所よりも先に通過する位置にあります。関所の警備が手薄だった事から加番所を設置したとあります。名主宅を番屋とし現在も所有は個人の様です。こちらは秩父市の指定史跡です。古来の秩父往還はこの位置から二瀬ダム方向は下がらずに直進した様です(大滝げんきプラザへ繋がる道の方向)。

旧秩父郡大滝村立上中尾小学校

秩父往還の脇にあるのですぐに分かります。現在は廃校ですが一時期は養護学校として使われていました(養護学校は三峯神社表参道より手前の国道140号線沿いに移転)。昭和初期に建てられたそうで、どことなく明治の雰囲気があります。少ない平地の為かグランドも狭い印象です。立ち入った事はありませんがおそらく不可だと思います。校舎のすぐ裏を通過するので車からも見る事は出来ます。

眺望ポイント

上中尾小学校を過ぎると谷側に向かって木が伐採されています。傾斜と反対側の山と下を通るルートの道まで見えます。この辺りは道幅も十分広いです。下記記事に写真を載せてあります。ここから少し進んだ先の栃本関所跡手前に「栃本公衆トイレ」があります。

栃本関所跡

先の麻生加番所跡に対するこちらが関所になります。今も建屋があり雰囲気があります。麻生加番所跡は市の指定史跡ですがこちらは国指定です。また栃本関所跡からの栃本集落の景色が素晴らしいです。

大除沢不動滝

秩父往還ではなく、その下側のルートにあります。不動滝入口の道路は広く路肩にかなりのスペースがあります。ただしここから滝まではかなり険しいルートを歩く必要があるとの事。

吊り橋

上記の滝不動から二瀬ダム方向に進むと現れる吊り橋。秩父湖の対岸に行ける吊り橋ですが、現在はその対岸は通行が出来ない様です。吊り橋の脇から下に降りる形で「湖岸遊歩道」があります。本来であれば秩父湖側から遊歩道を来て、吊り橋でさらに対岸に渡る形だったのでしょうか。

吊り橋は県道210号線で三峯神社へ向かう側にもありますが、同様に対岸へ渡った先で通行止めになっている様です。吊り橋自体も老朽化が進んでいるので、実際の通行の可否は現地案内に従って下さい。

動画

二瀬ダムから秩父往還、彩甲斐街道合流点まで

彩甲斐街道から秩父往還下、二瀬ダムまで(上記の下側のルートで帰り)

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。