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ケンウッドナビ 地図データの更新について

2017年3月19日ケンウッドカーナビ

先日ケンウッドのカーナビゲーション「MDV-Z702」で地図データのバージョンアップを行いました。正直な所、手順や作業がそこそこあり時間も掛かります。しかし有料の会員登録を行っている事もあり、地図データの更新を行わないと勿体ないので重い腰を上げました。

 

 

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※この記事では市販モデルの「MDV-Z702」を基本としています。他のモデルやディーラー向けモデルでは地図データの更新方法や「MapFan Club(MapFanプレミアム)」への入会の必要/不要など異なる場合があります。ケンウッドのカーナビ機種一覧(ディーラー向けモデルはこちら)で所有する機種の更新方法に従ってください。

2020年3月追記

「2019年第02版」(2020年春)となる地図更新の案内メールが来ました。早速地図の更新を行いましたが、今回も特に更新方法に変わった点はありませんでした。

私の行動範囲の中では、埼玉県道30号線(飯能寄居線バイパス)がやっと地図に表示されました。バイパス開通が平成30年の12月末なので1年以上経過しています。スマホナビとの大きな差を感じてしまいます。

同時に「開通予定情報」も更新されていますが、こちらはスマホをナビに接続する事で可能なので特に用意する物はありません(その他の追記事項に記載)。

その他の追記事項

2019年10月15日追記

MapFan Club(MapFanプレミアム)に入会すると、MapFanカーナビアプリのオプションプラン(有料機能)も利用する事が出来ます。地図更新の為に入会した場合はあまり必要無いかもしれませんが、カーナビの無い他の車両を運転する機会がある場合は、アプリを有効的に利用出来ます。

2018年4月28日追記

「MDV-Z702」のファームウェアの更新を行いました。地図データの更新の前に、最新のファームウェア(ナビソフト)に更新する様に案内されています。

2018年3月10日追記

更新される地図データの提供期間が延長されています。私の使用しているZ702では更新終了は2020年春だったのですが2022年春となり、2年伸びています。また更新終了だった2012年モデルのナビも今回は更新が可能になっています。

2017年10月29日追記(2018年7月19日修正)

2018年7月18日付けで新しい「開通予定情報」が公開されています。地図データと同様にSDカードにデータをダウンロードして更新しますが、開通予定情報についてはケンウッドのスマートフォンアプリ「KENWOOD Drive Info.」でも行う事が出来ます。この場合はSDカードにデータをダウンロードする必要はありません。開通予定情報の更新は無償サービスです。また開通予定情報は地図データのバージョンによって更新データが異なるので注意して下さい。KENWOOD Drive Info.を利用する場合は更新データの選択は必要ありません。

※KENWOOD Drive Info.はナビ側の対応も必要です。

2017年10月9日追記

「2017年第01版」更新時の動画を撮りました。

更新データの入手方法

現在、ケンウッドのカーナビは発売から5年間(※延長されました)は地図データの更新を、年最大2回行える事になっています。更新は「KENWOOD MapFan Club」に入会し、年会費3,600円が必要です(もしくは月300円で1年以上の会員継続)。更新データをダウンロードで行う場合は追加の料金は掛かりません。ダウンロード以外では更新データが記録されたSDカードを購入する方法も3つあります。

1.取扱店の店頭で購入(20,000円)

カー用品店やディーラーで購入可能でしょうか。ただし更新1回に2万円はちょっと・・・。こちらはMapFan Clubへの入会は特に必要ありません。

2.ナビ地図定期便で更新期間中、定期的に購入(9,980円)

新しい地図更新のタイミングで更新期間中に自動的にSDカードを発送してくれます。その都度、料金の支払いが必要です。定期購入の途中終了は可能です。また「MapFanプレミアムパス」が付属し、MapFan Clubに入会してサービスが受けられます。

3.MapFanオンラインストアで購入(4,700円)

MapFanオンラインストアにてユーザーが申し込んでSDカードを購入します。こちらは事前にMapFan Clubに入会している事が条件で、言い換えれば会員向けのダウンロードの代わりにSDカードを購入する形になります。

※1~3での地図更新は「年1回」です。また更新は「春」なので、新機種で初回の更新がダウンロード版に比べて半年遅い場合がある様です。Z702はダウンロード版は2015年冬からですが、上記1~3では2016年春からです。更新終了は全て2020年春です(※更新期間が延長され、Z702では「2022年春」までになりました)。

私個人としては断然自分でダウンロードして行った方が良いと思うのですが、環境や手順の難しさもあるので、お金を払っても簡単に済ませたいと思う方もいらっしゃるでしょう。ちなみに税別、送料別、代金引換の場合は別途手数料が掛かります。

デーラーモデルについて

ディーラーオプションモデルでは3年間に3回などの無料更新が付いている場合がありますが、これは地図データのダウンロードによる更新の場合です。地図データの入ったSDメモリー送付による更新方法もありますが、この場合はダウンロードによる無料更新の「最終更新」の1回のみです。ディーラー向けモデルでの無料更新期間などはこちら(マツダ以外)で確認出来ます。

ダウンロードでの更新の場合はMapFan Clubに会員登録が必要です。詳細はこちらで該当車両メーカー、機種から確認して下さい。MapFan Clubへの登録の際のカーナビメーカーは「ケンウッド」ではなく、「車両メーカーナビ」です。スバルであれば「スバル車ナビ」になります。

※これまでマツダ向けの情報が「純正製品」の一覧にありませんでしたが、2018年5月に含まれました。ただし無料更新期間の中にはマツダ向けの情報はありません。

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更新方法

※以下で掲載しているナビ画面写真は、地図データ「2017年02版」への更新時の物です。ただしそれ以降でも変わった様子はありません。

事前準備

ここからは自分で地図データをダウンロードして、カーナビの更新を行う方法を書いていきます。事前準備として、KENWOOD MapFan Clubに入会している事が必要です。月300円のコースもありますが、月300円コースはそれまでの1年間を継続して入会している必要があります。ただし、最近のケンウッドのカーナビ機種には、KENWOOD MapFan Clubの1年間無料優待券が付属しているようなのでこれを利用する事も可能です。私も初年は利用しました。

※会員登録の際にはカーナビのモデル(機種)名の選択とシリアル(製造)番号の入力が必要になっています。どちらもカーナビの保証書、もしくはナビ本体でも確認出来ます。また会員登録後、会員情報で「ダウンロードID」を確認しておく必要(後で必要)もあります。

ファームウェアの確認

地図データ更新の前に、ナビのファームウェアを最新にしておく必要もあります。ナビ画面のバージョン確認からナビソフトのバージョンを確認し、最新でない場合は更新します。

ファームウェアの更新方法は、先の「2018年4月28日追記」内容を見て下さい。

更新用SDカードの作成

ここからようやく実際の地図データ更新の作業になりますが、最初に「ナビ」での作業が必要です。更新に使うSDカードをナビに刺し、「更新用SDカード」を作成します。「ナビ設定」から「地図更新プログラム」を選び、「更新専用 SD カードの作成」をタッチします。作成する?と聞かれるので「はい」を選ぶと更新用のSDカードが作成されます。

利用出来るSDカードや必要とする容量もあるので注意が必要です。Z702の場合は容量8ギガ以上のSDカードで、SDXCカードは利用出来ない事になっています。

更新データのダウンロード

次はPCでの作業です。まずはソフトウェア「KENWOOD Map Downloader」をダウンロードします(WINMAC)。ダウンロードしたデータを解凍し、更新用SDカードをPCに刺します。解凍したデータを実行すると最初に下記ウィンドウが表示されるので指示に従います。

「更新」を選択すると更新用SDカードのメディア、ナビのモデル名等が表示されます。正しく選択、表示されている事を確認して次へ進みます。

MapFan Clubの会員情報で確認したダウンロードIDを入力します。

ダウンロードするデータを選択、確認します。

次へ進むとダウンロード開始の確認があり、「OK」でダウンロードが始まります。

ダウンロードは約5ギガあります。進捗表示が進まずに通信が止まった?と思う時もありますが、気長に待ちます。私は光回線でしたが1時間程掛かりました。通信環境によっては一晩掛かるかもしれません。

※2018年3月の「2017年02版」では同じ光回線で30分程度で終わりました。ダウンロードする容量は5ギガ弱と変わらないので時間帯の問題もありそうですし、プロバイダーにもよるかと思います。そういえば私の環境はIPv6での接続に変わっています。

※2019年3月の「2018年第02版」で、ダウンロード完了後のSDカード内のデータ容量は6ギガを超えています(上記)。約5ギガのデータからさらに処理(解凍?)がDownloaderによって行われている様です。

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ナビへの更新

ダウンロードが終わった更新用SDカードを再びナビに刺します。更新の確認画面が出るので「はい」を選ぶと更新が始まります。

更新は約20分掛かりました。この間ナビの電源を切る訳にはいかないので、車のエンジンを掛けたままにします。ACC状態でもナビ電源は入りますが、バッテリー上がり防止機能が付いている車はいつこの機能が働くか分からないので、エンジンを掛けて行った方が良いです。しかし20分間エンジンを掛けたままというのは気が引けます。場所も考え物です。

更新後一度再起動が掛かります。起動後に改めてバージョンを確認します。また開通予定情報は都度更新されるので、ナビのサポートページを時々確認した方が良いと思います。

地図データの更新が正常に終了したら、その場で次回用の「更新用SDカードの作成」を行っておいた方が手間が省けそうです。また地図データの更新と同時に「開通予定情報」も更新されている場合は、合わせて更新を行います(必須ではありませんが)。スマホを利用した更新は先の「2017年10月29日追記」内容を見て下さい。

地図データの更新はなかなか手が掛かる作業です。この作業を仮に自分の両親にやってもらおうと思っても無理でしょうね。そう考えるとSDカードの購入も十分アリだと思います。が、ファームウェアのアップデートもあるのでPCやデータの扱いが分からないと、地図データの更新は難しそうです。

※記事の内容に間違いがあるかもしれません。ケンウッドのサイトも確認の上、自己責任にて作業を行ってください。