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WRX 車載動画撮影時の外部マイクについて(Audio-Technica) 車外設置編

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私は車で出掛ける際に、アクションカムを車内に設置して車載動画を撮りながら運転する事があります。使用しているアクションカムには外部音声入力の端子があり、外部マイクを接続して車のマフラー近くの音を録音しています。これまでカメラもあれこれと利用してきましたが、いつの間にかマイクの数も多くなりました。今回は比較のし易い、同じメーカーの3つのマイクについて書いてみます。・・・直接WRXとは関係ありませんが、一応車に設置している物として。

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カメラについて

現在(2018年6月)使用しているカメラはSONYの「FDR-X3000」です。車載動画も撮り始めて10年以上経過していますが、この間に数多くのカメラを使用してきました。現在ではアクションカムについてはGoproとSONYの2社という感じですが、1万円以下でも4K撮影対応を謳う格安のアクションカムも数多くあります。

「FDR-X3000」の内臓マイクは、下手な外部マイクよりもずっと性能は良いと思います。補助的に同じSONYの「HDR-AS100V」も使用していますが、外部マイクを使用するとAS100Vでも割としっかり録音されます。

外部マイクの利用

そもそも外部マイクを使う理由は、やはりこれまでのアクションカムの内臓マイクに満足出来なかった事が大きいのですが、最近は車外のマフラー付近に外部マイクを置いて、排気音を綺麗に録りたい事の方が大きな理由になりました。さらに現在では車内では自分の仕草や独り言などの雑音、音楽を聞けばその音楽も当然カメラに入ってしまいますが、外部マイクを車外に置くと車内ではかなり「音」に対して自由になり、カメラを意識せずに運転できる事がもっとも大きな理由になっています。

外部マイク

現在メインで使用している外部マイクはAudio-Technicaの会議用「AT9920」です。あまりアクションカムの外部マイクとして利用されるタイプでは無いと思います。その他にAudio-Technicaのマイクではピンマイクタイプの「AT9901(ステレオ)」と「AT9904(モノラル)」を所有しています。AT9901はアクションカムの外部マイクとして利用される方も多いと思われます。

AT9920(ステレオ)

AT9920は上記の様に特徴のある形状になっています。会議用なので机の上に置いて周囲の音を拾う事が目的になっています。大きさがあるのでアクションカムの外部マイクとしては、かなり限定的な利用方法になりそうです。設置面はゴム製で振動による雑音の低減処置がなされています。また底面には室内室外のモード切替スイッチ(FLAT、L-CUT)があります。

車外で使っているのでホコリだらけです。いつまで使えるか分かりません。何度か雨で濡れましたが、意外にこれまで耐えています。またAT9920にはプラグインパワーに対応していない機器用に、LR44の電池を利用したパワーモジュールが付属しています。FDR-X3000、HDR-AS100Vはプラグインパワーに対応しているので、パワーモジュールは不要です。同じ形状でモノラルタイプとなっている「AT9921」もあります。

AT9901(ステレオ)

AT9901はピンマイクタイプとなっているので、車載動画では特にバイクで喋りながら撮影をする方の中には、このマイクを使用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。円筒形の形状に対してLRの向きがあるので設置の際は注意が必要です。ウインドスクリーン用のスポンジとクリップ式のホルダー、ポーチが付属しています。

AT9904(モノラル)

AT9904もピンマイクタイプになっています。AT9901と比べるとかなり細身(直径6mm位)です。円筒形の天面が集音部となっていて、モノラルですがプラグは3極になっています。AT9904にもウインドスクリーン用のスポンジとホルダー、ポーチが付属しています。ホルダーについてはAT9901と同じ物です。またAT9904にパワーモジュールが付属した「AT9903」もラインナップにあります。

実はAT9904は2個購入しています。上記の様にアダプターを介してステレオ入力としても利用してみました。

比較動画

文字ではなかなか伝えられないですし、実際の音声を聞いた方が早いと思うので比較動画を作成しました。動画はFDR-X3000とHDR-AS100Vで同時に撮影し、AS100V側にAT9920を接続、X3000側にAT9901またはAT9904を接続しています。基準を普段使用しているAT9920として、同じシーンでAT9901またはAT9904の比較をしています。設置の都合上、ステレオ音声での左右の音量に違いがあります。また各マイクの音量の違いは録音されたままのレベルです。いつもは編集で調整しています。

※動画視聴の際はヘッドフォンの利用をお勧めします。

AT9920(ステレオ・スイッチFLAT) 対 AT9901(ステレオ)

動画再生範囲を0:10~1:17に指定しています。

AT9920の底面スイッチはFLATになっていて、普段もFLATで使用しています。AT9920では高音から低音まで平均的に録音出来ている印象です。AT9901ではかなり高音側が目立つ印象でタイヤのロードノイズが大きく、ブレーキパッドの擦れる音まで入っています。

AT9920(ステレオ・スイッチL-CUT) 対 AT9904*2個(LRでステレオ)

動画再生範囲を1:17~2:24に指定しています。

AT9920では底面の切替スイッチをL-CUTにしました。AT9920は僅かに高音寄りになった様な気がしますが、正直あまり違いは感じません(シーンも違うので)。AT9904は2個使用して左右に出ているマフラーのそれぞれ近い位置に設置しています。AT9904は全体的に低音寄りで音がこもっている様な印象ですが、耳障りなロードノイズが少なくなっています。

AT9920(ステレオ・スイッチFLAT) 対 AT9904*1個(モノラル)

動画再生範囲を2:24~3:31に指定しています。

AT9920は底面スイッチをFLATに戻しました。AT9904は1個だけにしています。AT9904はモノラルなので音の臨場感はありません。全体的なボリュームも少しだけ下がった印象ですが、マイク本体や集音部の小ささの影響でしょうか?

考察

マイクの仕組みや構造、音に関しての知識は持ち合わせていないので特別な事は書けません。あくまで個人的な感想止まりですが、AT9920は高音から低音までバランスよく録音出来る印象です。AT9901は高音寄りでロードノイズが大きく録音されてしまってかなり耳障りです。AT9904は逆に低音寄りですが、音がこもって明瞭さが無いでしょうか?Audio-Technicaのサイトに記載されている周波数特性を見るとAT9920が「70~16,000Hz」、AT9901が「100~17,000Hz」、AT9904が「30~18,000Hz」となっています。これらを見ると確かにそんな感じかなぁとも思います。

私はこの3機種の中では最初にAT9920を購入しました。その後、だいぶAT9920の汚れや外装の劣化が出てきたので、新しいマイクとしてAT9901を購入しました。AT9901は利用される方も多い様で音質の向上も期待しましたが、私の利用方法ではAT9920からの変更にはなりませんでした。結局、いまだにAT9920を使い続けています。AT9904は完全に比較用としての購入です。※オーディオテクニカHPではAT9920は既に「生産完了」となっています。予備としてもう1つ購入しようか、新たに別のマイクを探そうか迷っています。

そもそも利用目的はAT9920は「会議用」、AT9901とAT9904は「ピンマイク」なので、車外に付けての利用はかなりイレギュラーな方法です。利用目的に合った使い方をすれば、それぞれで最適な録音が可能になると思います。特に車載動画で「声」を主に録音を行うのであれば、やはりピンマイクなのではないでしょうか?

また今回はマイクを車外のマフラー付近に設置していますが、車内での比較もいずれ行いたいと思っています。→比較しました。

2019年7月追記

AT9920(ステレオ)に対し、AT9921(モノラル)があるので購入してみました。

2020年3月追記

ハンディレコーダーも購入してみました。

※同型のマイクを使用しても、上記の動画と同じ様に録音出来るとは限りませんので、購入の際は自己判断、自己責任にてお願い致します。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。