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Windows10 バックアップエラー「0x800700E1」と謎の内蔵USB

2020年1月20日

前回の記事で、使用しているノートPCのUSB端子が一部機能しなくなってしまった件を書きました。これまでこのノートPCでは、内蔵SSDの容量は240GBしかないのでバックアップは行っていませんでした(Googleドライブに一部保存していますが)が、今後USB端子の全てが利用出来なくなる恐れもあるので、現時点のバックアップを取っておく事にしました。

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USB端子については3.0と2.0がある中で、3.0側が機器を接続しても認識されなくなってしまいました。2.0側は利用出来るので、こちら側を使ってバックアップを取ります。バックアップ自体はWindowsに搭載されている標準の機能を使用します。

とりあえずバックアップ先は余っているHDDで、シリアルATAをUSBに変換するアダプターを使います。アダプターは随分昔に購入した物ですが、意外に忘れた頃に必要になったりします。最近はこのノートPCでUbuntuを利用する為にも使っていますが、USB2.0接続なので速度が出ません。ノートPC側も結局は2.0しか利用出来なくなってしまいましたが。

バックアップエラー「0x800700E1」

バックアップはシステムイメージは含めずに個人的なデータのみにしましたが、それでも時間が掛かりそうなので、就寝前にバックアップを開始して夜間に行う様にしました。しかし翌朝確認してみると、上記のウィンドウが出ていてバックアップは完了していませんでした。内容はバックアップするデータにウィルス等の望ましくないファイルがあるとの事。エラーコードは「0x800700E1」となっています。

ノートPCではウィルス対策ソフトは特に使用せず、Windows10の標準セキュリティーに任せています。定期的に行われるスキャンや、思い出した時に行うクイックスキャンではこれまでウィルスは検出されていませんでした。

今回改めて「フルスキャン」を行ってみるとウィルスが1つ検出されましたが、修復は「未完了」でウィルスの削除等は出来ませんでした。「影響を受けた項目」を見るとウィルスと判定されたファイルの場所が表示されていますが、バックアップのシャドウコピー側になっています。しかしよく見れば元々のPC側の場所も分かり、どうやらchromeウェブブラウザのキャッシュにウィルスが存在する様子です。

キャッシュなのでバックアップの必要は無く、chrome側で削除してからバックアップを行えば良かったのかもしれません。とりあえずちゃんとセキュリティーで削除しようと思いますが、改めてのフルスキャンは時間が掛かるのでスキャンのオプションから「カスタムスキャン」でウィルスがあるとされる場所に限定します。スキャンを行う場所はCドライブにある「ユーサー\(ユーサー名)\AppData」(※要、隠しファイル表示設定)以下にしました。

再スキャンを行うと同じウィルスが検出され、「操作の開始」でウィルスが削除出来ました。これで改めてバックアップを開始した所、無事に完了しました。

2021年11月追記

この記事を書いてからおよそ2年(!)・・・。動画編集用のデスクトップPCでもバックアップエラーが発生しました。エラーコードは「0x81000019」となっていましたが、何とか修正出来ました。

謎のUSB

さて、バックアップも無事に完了してノートPCもUSB3.0側が使えない以外は、通常通りに使用出来ています。しかし、バックアップから数日後に2.0側へ機器を繋いでみた所、こちら側も使用出来ない状態になっていました。さすがにUSBが全滅となると買い替えを考えなければなりませんが、試しにこれまで使えなかった3.0側に繋いでみた所、なんと機器を認識しました。

ただしUSB3.0に対応したUSBメモリーを「CrystalDiskMark」で速度計測してみた所、上記の様な悲惨な結果でした。これはハード的な故障ではなくドライバー類のソフト的な障害かもしれません。USB3.0のドライバーを一旦削除して再インストールしてみたりもしましたが、現状の状態は変わっていません。

そういえば2.0側が使えなくなり、3.0側が使える様になった時のタイミングで、Windowsの更新が行われました(前だったか後だったかは記憶無し)。この影響を受けているのでしょうか?その場合は改めての更新で速度や2.0側も直ってくれると良いのですが。

2020年1月30日追記

今日、改めてUSB3.0に対応したUSBメモリーで速度を計測した所、上記の様に速度が戻っていました。しかしUSB2.0側は相変わらず認識しません。