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DENSO NaviCon(ナビコン) Ver6.30での違いを見てみる(2021年12月更新)

2020年7月1日Android,NaviCon,ケンウッドカーナビ,マップ

2020年6月30日にNaviConアプリがVer6.00に更新されました(これまではVer5.94)。今回の更新では画面や操作方法が一新され、機能も一部変更になっている様子なので、これまでのバージョンとの違いを簡単に見てみます。なおこの記事で使用しているスマホはAndroid(9.0)です。iOS機器では異なる点があるかもしれません。

※2021年11月にVer6.30になっています。これに伴い記事内容を一部修正しています。

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NaviConとは

NaviConは通常の地図アプリと同様に、観光地やお店といった地点を検索出来る他、それらをカーナビに目的地や経由地として送信出来るアプリです。地図上の1地点のみの他、ルートとして複数地点をまとめて送信する事も出来ます。カーナビ上で目的地を探すのではなく、事前にNaviConアプリ上で探しておける事が利点です。※地点の送信はカーナビ側の対応も必要ですが、多くのカーナビが対応しています。またNaviConアプリ上でルートの検索までは出来ません。

これまで(Ver5.94)との違い

Ver6.00では画面の様子が変わりましたが、基本的な機能はこれまでと変わらない様子です。ただし「ブックマーク」がVer6.00からは「お気に入り」となり、少し機能が変わっています。この記事ではこれまでとの違いに注目しているので、NaviConアプリの基本的な機能、使い方については下記NaviConアプリに関係する、これまでの記事を見て下さい。

※その後、この記事内ではVer6.30での違いも追記しています。

メイン画面

NaviConアプリを起動した直後の地図画面では、これまで画面上下にあった各種ボタン等が画面下部に集約されています。地図上で任意の地点にピンを置く場合は「ピンをドロップ」ではなく、右下のアイコン(矢印)になっている点が最初に少し戸惑うでしょうか。

メニュー項目

これまでの画面では左上、新しい画面では左下から表示出来るメニュー画面では、「地点選択・編集」の項目が丸ごと無くなりました。同じメイン画面の下部にアイコンが揃っているので、必要無いとの判断でしょうか。

Ver6.30

Ver6.30ではメニューに「バックアップ」が追加されています(Ver6.30よりも以前から?)。

Ver5.94では下記「設定項目」内に「バックアップ」がありましたが、Ver.6.00で一旦無くなっていました。

設定項目

メニュー項目からさらに「設定」を選択します。説明の文字サイズが小さくなったので、全体の表示長さが短くなりましたが、内容自体は変わっていない様です。ただしこれまであった「バックアップ」は無くなりました(Ver6.00・バックアップはブックマーク等をNaviConサーバー上に保存出来る機能)。その代わり今回からはお気に入りの「共有」機能を使用する事で、別のスマホに引き継ぐ事が出来ます(後述)。

Ver6.30

Ver6.30では「同乗者モード」と友達マップ使用時の「画面自動減光」機能が追加されています。

地点の選択(ピンのドロップ)

地図上の任意地点にピンをドロップしたり、検索から結果を表示すると現在のピンの数や友達マップで表示している人数、再検索ボタンが表示される様になりました(×は未チェックピンの削除)。ピンの数と友達マップの人数のボタンをそれぞれタップすると、それら全てが収まる様に地図の表示範囲が変更されます。

Ver6.30

Ver6.30ではGoogleMap上のスポット(アイコン)をタップして選択出来る様になりました。これまではあくまでピンをドロップするだけでスポットを選択することは出来なかったので(検索による選択は可能)、待望の機能です。ピンのドロップはこれまで通りアイコンで可能です。

地点の送信

地図上にドロップしたピンの地点をカーナビに送信するには、ピンを選択した状態で画面下部の自動車アイコンをタップすると、上記のメニューが表示されます。※Ver6.01では自動車アイコンの長押しでも、カーナビへ送信可能となっています。

地点の詳細

各ピンやピンのリストから個別に選択すると、Googleによるその地点の詳細が確認出来ます。またこの状態からカーナビへの送信、お気に入りへの追加、SNSやメールでの共有等も行えます。

お気に入り

メイン画面下部のハートマークをタップすると、お気に入りスポット(地点)とルートプランの作成等が行えます。お気に入りスポットに関してはフォルダーの新規作成時、あるいは編集ボタン(矢印)でフォルダーの共有と配布が行える様になっています。共有は共有相手も内容を編集する事が可能です。配布は内容を送るだけです。メール、SNSを自分自身に送信する事で別のスマホに引き継ぐ事も出来ます。

ルートプランの場合は作成したルートを選択後、画面下部の送信ボタン(矢印)でカーナビに送信か、SNSやメールで内容を送る事が出来ます。ルートプランについては「共有」はありません。

Ver6.30

Ver6.30では先のメニュー内に「バックアップ」が追加されていますが、引き続きお気に入りのスポット及びルートの共有、SNSやメールでの送信も可能です。

またさらにVer6.30ではGoogleMap側で保存済みのスポット(地点)をインポート出来る様になりました。

先にGoogleMap側でデータのエクスポートが必要ですが、その方法はNaviConのアプリ内で説明されています。

GoogleMap側からエクスポートしたデータをNaviConにインポートすると、お気に入りにGoogleMapでリスト分けした通りに反映されました。これまではスポットの1つ1つをGoogleMapから「共有」していたので、既にGoogleMapで多くのスポットを保存している場合は便利な機能です。ただしGoogleMapで保存していない項目(空のリスト)はNaviConにも反映されません。

NaviConのポイント

個人的にNaviConアプリでのポイントはピンの使い方だと思います。各ピンはタップするとチェックマークが付きます。「×」アイコンをタップすると、ドロップしたピンは一括で削除されますが、チェックしたピンは削除されません。複数の検索結果の中から必要な地点のみを残す事が出来ます。チェックマークはもう一度タップすれば、チェックマークを外す事が出来ます。

ただし任意の地点にピンを複数ドロップする場合は、1地点ごとにチェックを入れてから次の地点にピンをドロップします。チェックを入れない場合は常に直前にドロップした地点のみになります(Ver.5.94まではチェックを入れなくてもピンは残った記憶がありますが)。

※Ver6.20ではチェックを入れずとも、連続でピンをドロップする事が出来ます。

またピンをドロップする場合は、地図上の名称(地点)を選択する事は出来ません。従って名称は全て「ドロップされたピン」なので(地点の詳細で変更は可能)、お気に入りやルートへの追加時には注意が必要です。検索からドロップされたピン(Ver.6.30からは地図上をタップして選択したスポット)には、それぞれの名称が付いています。

その他

余談ですが、先日MapFanのカーナビアプリのサービス終了がアナウンスされました。車載専用機としてのカーナビも、スマホのカーナビアプリによって需要も減ってきている様に思えますが、スマホアプリも特に今ではGoogleマップアプリとYahooカーナビアプリの2強となり、他のアプリは厳しい状況でしょうか。

MapFanでの車載専用機(カロッツェリア・ケンウッド等)の地図更新は引き続き行われます。MapFanにも「MapFan Assist」という地点やルートを事前に保存しておき、カーナビに送信出来るサービスがあるのですが、こちらはあくまでMapFanの地図利用が前提かつ、対応カーナビが少ないので詳細は不明です。私はケンウッドのカーナビでMapFanの地図更新サービスも利用していますが、ケンウッドの対応機種は2020年モデルからです。