YOGA Tablet 2(1051F) Ubuntuでのブートローダーのインストール失敗と音声が出ない問題について

Ubuntu,YOGA Tablet2

これまでUbuntuをはじめ、Android-x86等をYOGA Tablet2にインストールしていますが、どのOSでも音声が出た事がありません。UbuntuではWiFiも安定し、画面タッチやBluetoothも機能しているので、後は音が出るとYOGA Tablet2の利用頻度も上がりそうなのですが。

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最近その音声が出ない問題について、PanasonicのLet’s noteにUbuntu(Linux環境)をインストールした場合にも音声が出ない事が多く、その対処方法の御連絡を頂きました。これはちょっと試してみようと思い、再びYOGA Tablet2を取り出してみました。しかし・・・。

Ubuntu 20.04 LTSのブートローダーインストール失敗

現在(2020年6月)のUbuntu最新バージョンは「20.04 LTS」です。このバージョンは既に一度、私のYOGA Tablet2にインストールしてみましたが、以前のバージョンと同様に音声も出ない事からアンインストールして、元のWindows8.1のみの環境に戻していました。今回再びインストールしてWindows8.1とのデュアルブート環境にしようとしました。

・・・GRUBブートローダーのインストールに失敗しました。これまで何度もインストールを行っている中で、初めての現象です。特にインストール方法を変えた覚えは無く、そもそもUbuntuのイメージファイル(20.04 LTS)自体も以前にダウンロードしてあった物です。

音声の問題を確認する前に、ブートローダーを修復する必要が出て来てしまいました。調べた所、こちらのページで対処法が幾つかあったので、以下に簡単に記します。

新規インストールでUbuntuのみの場合

まっさらなHDDやSSDにUbuntuのみをインストールする場合、Ubuntuのインストールパーティションとは別に、EFIのシステムパーティションが別途必要。詳しくはUbuntuのCommunity Help Wikiページにて。以下はGoogle翻訳後の引用です。

1、マウントポイント:/ boot / efi(注釈:手動パーティション設定を使用する場合、このマウントポイントを設定する必要はありません。Ubuntuインストーラーが自動的に検出します。)

2、サイズ:最小100Mib。200MiBを推奨。

3、タイプ: FAT32

4、その他:「ブート」フラグが必要です。

上記のEFIパーティションが無いと、ブートローダーのインストール失敗になるとの事。ただしUbuntuにすべてお任せでインストールすれば、このパーティション作成自体も自動で行ってくれそうですが(確認していません)。私の場合は既にWindowsによるEFIパーティションがあるので、この場合には該当しません。

Ubuntuアップデート後の場合

Ubuntuのアップデートを行った後の立ち上げでブートローダーが立ち上がらない場合、USBメモリー等で別途UbuntuをLive起動し、「Boot-Repair」をインストールして修復する。ただし日本語Remix版ではインストール出来ないとの情報もあるので、オリジナルのUbuntuからLive起動する必要がありそうです。また先のHelp WikiページではWindowsがEFIパーティションをロックしている可能性もあり、一旦Windowsを立ち上げて正しく電源オフ(再起動ではない)を行うと良いともあります。

Windows上でUbuntuのisoイメージをUSBメモリー等に書き込み、そのまま再起動や回復オプションの再起動から他のデバイスとしてUSBメモリーから起動するとこのパターンになるのかと思い、一旦Windows8.1をシャットダウンし、改めてBIOSからUSBメモリーを立ち上げてみましたが、ブートローダーのインストール失敗は変わりませんでした。

Ubuntuインストール時のWiFi(ネット)接続

前回問題無くインストール出来た時と何が異なるのかと、改めて工程を確認しながら再びインストールを進めてみましたが、今回は「WiFiネットワークに今すぐには接続しない」を選択していました。これをWiFiに接続して進めると、

GRUBのアップデートが実行され、その後無事にブートローダー及びUbuntuのインストールが完了しました。

ブートローダーも正しく表示されます。

Ubuntuのインストール時間を短縮する為、アップデートのダウンロードは行わない設定にし、故にWiFiの接続も必要無いと思ったのが盲点でした。インストールに関わるファイル自体のアップデートが存在し、その為にもWiFi接続が必要だった事が原因の様です。

ただしWiFi接続を行っているにも関わらずブートローダーのインストール失敗になる場合は、このインストールに関わるファイルのアップデートで不具合が出ている可能性もあり、逆にWiFi接続をしない方が良いパターンもある様子です。しかしこれまで毎回WiFi接続って行っていたかなぁ?

音声が出ない問題

現状の確認

ブートローダーでだいぶ時間を使ってしまいましたが、音声が出ない場合は「alsamixer」で音量がミュート状態になってる場合があるとの事です。

YOGA Tablet2では電源ボタンの近くに音量ボタンもあり、Ubuntuでも音量バーが表示されて調整が可能です。しかし残念な事に「ダミー出力」となっていて実際には音声は出ません。

ターミナルから「alsamixer」で確認してみると、サウンドカードとしては「Intel HDMI/DP LPE Audio」と認識されていますが、肝心のスピーカーやヘッドホンといったボリュームが表示されていません。先のLet’s noteではここでミュート解除やボリュームを上げてあげれば良いらしいのですが。

カーネルバージョンの確認

こちらのページに「SND HDA Intel」を搭載したハードウェアでの、Ubuntuで音が出ない(ダミー出力)問題についての記載があります。これがYOGA Tablet2の「Intel HDMI/DP LPE Audio」にも該当するのかはまだ分かりませんが、上記ページの「#2」で追記されている内容で、カーネル5.3.0-41や42(Ubuntu 19.10・18.04)、また現在の20.04の一部でも発生するとあります。

修正方法としては「alsa-base.conf」と「blacklist.conf」のそれぞれの最後に追記を行って再起動すると記載されていますが、ページ最後にカーネル5.3.0-43でおそらく修正されているとも記載があります。カーネルを更新した方が簡単そうなので、現在と更新可能なカーネルバージョンをそれぞれ確認してみます。

ちなみに20.04はUbuntu上では最新になっています。

alsamixerでのドライバーバージョンは「5.4.0-33」。

ターミナルからコマンド「uname -r」で確認しても同様。あれ?「5.4.0-33」・・・。既に修正済みとされる「5.3.0-43」よりも新しいバージョンです。先のページの記載が間違っている??コメント欄にも既に「5.6~」だけど機能しない、「5.6.15」では動いたというコメントがあります。

コマンド「sudo apt-cache search linux-image-5.」で、ターミナルからインストール可能なカーネルバージョンを見てみましたが、やはり「5.4.0-33」が最新の様です。※カーネルの更新についてはこちらを参考にしました。

手動で「alsa-base.conf」と「blacklist.conf」を変更したり、カーネルのバージョンアップを行っても良いのですが、私にはLinuxの知識がほとんど無いので、これ以上は手を付けない事にしました。Ubuntuの次のバージョンで修正されそうな期待もあります。

メールにて御連絡頂きました方に、この場にてお礼申し上げます。

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