国道299号線 飯能市区間の迂回路について

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2018年10月の週末、秩父市から飯能市に向かう方向へ国道299号線を走行していると、西武鉄道の東吾野駅手前から渋滞になってしまいました。最初は観光シーズンで信号機による混雑だと思っていたのですがその先も延々と渋滞が続き、結局は武蔵横手駅付近での事故渋滞で、通過に1時間ほど掛かってしまいました。ちょうどこの頃、今回の渋滞とは全く関係無く、飯能市の県道53号線や県道350号線から国道299号線に繋がるルートを探し、週末に1つずつ実際に走行してみていたので、それらのルートについて書いてみます。

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国道299号線の渋滞

国道299号線の渋滞というと、毎年5月の連休で秩父市へ向かう方向への渋滞がとても長く発生しています。2018年はそれほど長い渋滞にはなりませんでしたが、帰宅時の飯能市方向へは長い渋滞が発生していました。

迂回出来るルート

国道299号線で西武鉄道の「飯能駅前交差点」から「正丸トンネル横瀬町側交差点」までをGoogleMapで見てみると、距離は約25km、所要時間は約33分(渋滞無し)と表示されます。これを出発地と到着地の基準として迂回ルートを見てみます。迂回ルートの距離や所要時間もGoogleMapでの表示です。

上記の地図上にそれぞれのルートを記していますが全ては表示はさせていません。題名横の「→」から各ルートのチェックを入れると表示されます。

県道53号線(青梅秩父線)

距離:32.9km(県道70号線経由) 所要時間:約45分(渋滞無し)

東京都青梅市から続く県道53号線で、飯能市名栗地域から山伏峠を越えて正丸トンネルの横瀬町側へ抜けるルートです。飯能市の市街地からは県道70号線で西へ進むと県道53号線に繋がりますが、飯能市と秩父市間で考えると迂回ではなくもはや別ルートという気もします。

迂回路としての県道53号線は、秩父市へ向かう方向では正丸トンネルを越えて飯能市方面にまで渋滞が続く場合は有効かもしれません。ただし国道299号線と繋がる交差点では合流に時間が掛かりそうです。飯能市へ向かう逆方向では、予め渋滞が発生している事が分かった上であれば有効ですが、先の通り迂回というよりも別ルートの様な形なので、渋滞の発生場所や長さによっては逆に遠回りにもなります。また上名栗の県道73号線と分かれる地点から山伏峠間は急な登り勾配と狭い区間が度々現れます。休日は交通量もそこそこあるので、すれ違いが大変になる場合もあります。

県道395号線(南川上名栗線)

距離:32.2km(県道70号線、53号線経由) 所要時間:約47分(渋滞無し)

県道53号線の途中から分かれ、「天目指峠」を越えて国道299号線の南川地域に繋がるルートです。県道となってはいますが、かなり林道に近い状態です。

迂回ルートとして秩父市へ向かう方向で考えると、わざわざ県道53号線からこの県道395号線に向かうよりも、そのまま県道53号線を進んだ方が楽な印象です。そもそも秩父市へ向かう方向では中途半端な位置に出るので迂回にはなりません。飯能市への方向も同様で予め渋滞が分かっている場合であれば、正丸トンネル手前で県道53号線に回った方が良いと思います。また国道299号線の飯能市方向では、歩道に県道395号線への迂回路の案内が置かれている場合があります(普通車以下のみ)。ただし実際に走行してみると狭い区間が多いので、個人的には正直あまり通行はしたくないルートです。

林道、他ルート

林道の2つのルートについては下記記事で書いています。

林道「平坂飛村線」~「吾野飛村線」

距離:30.3km(県道70号線、350号線経由) 所要時間:約1時間40分(渋滞無し)

飯能市街から県道70号線で県道53号線へ向かいますが、県道70号線の途中で県道350号線に入り、中藤上郷地域で林道「平坂飛村線」に進みます。実際に走行した感じでは上記の県道395号線と変わらない印象です(あくまで395号線が林道に近い)。また平坂飛村線を国道299号線に向けて進んだ場合は、途中で林道「吾野飛村線」が接続しています。この地点から平坂飛村線は飯能市方向へ戻る形で南下するので吾野飛村線へ進むと、国道299号線の吾野トンネルによるバイパスの「旧道側」に繋がります。平坂飛村線と吾野飛村線ともに全線舗装路です。

秩父市へ向かう方向では、かなり手前で国道299号線に繋がっているので迂回にはなりません。飯能市方向では迂回路としての所要時間が「1時間40分」掛かる事、また「林道」である事を考えると、少々の渋滞ではなかなか利用する機会は無さそうです。県道350号線も狭い箇所や集落、民家もあり、県道70号線まで距離もあるので精神的にも疲れます。

林道「長尾坂野口入線」

距離:26.9km(県道70号線、350号線経由) 所要時間:約41分(渋滞無し)

先の林道「平坂飛村線」に至る、県道70号線から県道350号線に入ってすぐの位置で右折すると、林道「長尾坂野口入線」があります。長尾坂野口入線は「東峠」を越えて国道299号線の医療介護センターの交差点に繋がります。走行した感じは林道「平坂飛村線」よりも走行はし易く、距離も短いのでそれほど大変さは感じませんでした。

秩父市へ向かう方向での利用は、平坂飛村線と同様に無いでしょう。飯能市方向では渋滞の状況によってはその価値はありそうな気がします。長尾坂野口入線も全線舗装路ですが、やはり「林道」である事と狭さを考える必要があります。

飯能日高団地

距離:25.3km(県道70号線経由) 所要時間:約35分(渋滞無し)

県道70号線から飯能日高団地に入り、国道299号線の武蔵横手駅付近に繋がるルートです。団地内から国道299号線に抜けられるので比較的通行する車が多い印象です。

秩父市へ向かう方向での迂回利用は無いと思います。飯能市街に向けて「久保交差点」や「中山(西)交差点」からの渋滞がある場合に利用出来そうですが、国道299号線から西武鉄道の踏切までと、その先の一部区間が狭くなっています。ただ国道299号線の渋滞もここまで来たのであれば、そのまま渋滞を進んだ方が楽な場合が多そうです。青梅の方にまで抜けたい場合であれば有効かもしれません。また飯能日高団地から武蔵台の住宅地を抜けて高麗駅や滝不動尊に出る事も出来ますが、この場合もわざわざ迂回するまでも無いと思います。

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全てのルートを走行してみて

まずはいずれのルートも狭い箇所や急こう配があるので、利用するにあたっては注意が必要です。県道53号線は迂回というよりも別ルートなので、特に飯能市へ向かう方向では予め先の渋滞の状況を知った上での利用になると思います。県道395号線は「県道」となっていますが実際は林道に近い状態であり、それであれば県道53号線を利用した方が良さそうです。

林道は通常の県道などとは異なり十分な管理はされていません。場合によっては通行止めになっている事もあります。加えて「平坂飛村線」・「吾野飛村線」は時間も掛かります。「長尾坂野口入線」はそれほど距離は無いので渋滞の状況によっては利用の価値はありそうですが、それでも日中の明るい時間帯であればという条件を付けたいところです。

飯能日高団地を抜けるルートは、飯能市へ向かう方向でここまで来たらわざわざ迂回しなくても、と思います。

結局の所、国道299号線の渋滞を迂回するルートは存在しますが、いずれも利用するには躊躇する状況です。渋滞の発生状況が分かった上であれば最初から県道53号線を使うかと思いますが、県道53号線も狭い箇所や急こう配があるのであまり気が進みません。

また各ルートのGoogleMapによる所要時間については、いずれももっと時間が掛かる印象です。特に林道は注意しながら低速で走行する必要があります。

余談

最初に書いた国道299号線の事故渋滞の日の朝、実は林道「長尾坂野口入線」を使って国道299号線に出てから秩父市側に向かいました。帰宅時の事故渋滞の中、医療介護センターの交差点から再び「長尾坂野口入線」に進むチャンスもあったのですが、日も落ちて暗くなって来た事もあり、迂回する事はやめました。やはりあまり気の進まないルートです。

しかし相変わらず国道299号線は事故が多いです。それもかなり大きい事故が起きています。

その他

今回の迂回路としたルートは全て国道299号線の南側にあるルートです。北側にもいくつかルートがありますがその全てが峠道、林道です。距離も長く、通行のリスクを考えると迂回路としての利用は無いと思っています。

注記

この記事の内容はあくまで私個人の所感と考えです。渋滞の迂回路としての効果の保証や利用をお勧めする物ではありません。また実際に利用する際は自己判断と自己責任の下でお願い致します。