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ドライブルート番外7 三峯神社へ至る林道(大血川線)

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三峯神社へ向かうには秩父市街より国道140号線を大滝方面に進み、二瀬ダム(秩父湖)から県道278号線で向かいます。県道278号線は三峯神社から二瀬ダム間となっていて、他の道路が途中で接続してくる事も無く、ほぼ三峯神社への専用道路となっています。県道278号線を三峯神社まで来てさらに駐車場前を通過するとその先に林道「大血川線」があります。この林道を利用すると国道140号線の「金蔵落しの渓流」付近から、大血川溪流観光釣場や大陽寺を経由して三峯神社に来る事が出来ます。

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前書き

林道「大血川線」は冬季や落石の発生、工事作業等での閉鎖の他に毎月末日~1日が閉鎖となり、三峯神社付近の県道278号線上は毎月1日の白い氣守り頒布の為の駐車場として利用されていました。毎月末日~1日の閉鎖は三峯神社への渋滞対策の一環だったと思われますが、2018年5月15日に当面の毎月1日の白い氣守り頒布は中止する事が案内されました。

毎月1日以外では県道278号線で渋滞が長く続く事もあまり無いので、わざわざこの林道を通って三峯神社へ向かう方も少ないと思われますが、2017年の冬季の閉鎖から2018年に入って初めての開通が、白い氣守りの頒布中止が案内された同じ5月15日(閉鎖期間が5月14日まで)となっていました。以前より開通したら行ってみようと思っていたので、今回この林道を通行して三峯神社まで行ってみました。

※林道を通行の際は下記の注意点が記載されたサイトを見て下さい。またこの記事の内容は林道の通行を推奨、保証するものではありません。

森林管理道の利用にあたって

※通行止めなどの情報は下記サイトに記載されますが、林道では情報に無い通行止めや作業、土砂崩れなどの災害がある場合があります。

林道 大血川線

林道「大血川線」は全長12.3kmあり、国道140号線の「金蔵落しの渓流」付近から脇道に入ってしばらく進み、「大血川溪流観光釣場」の少し手前が起点となっています。終点は三峰駐車場に出た所です。ちなみに埼玉県では林道を「森林管理道」と称しています。

上記は大血川線の終点(三峰駐車場)にある案内です。地図は三峰山ロープーウェイがあったり、滝沢ダムがまだ無く、国道140号線も二瀬ダムを通過する側のみだったりします。そもそも「大血川」という名称がなんとも恐ろしい感じがするのですが、その伝承がwikiに記載されています。

大血川線は全線舗装されていてダート区間はありません。途中で2つのトンネルを通過します。以降の各項目で少しずつ説明していきます。路面中央を写している画像は車で走行中に撮影していた動画からのキャプチャー画像です。動画はこの記事の最下部にあります。

国道140号線~起点

上記は国道140号線(右側)から大血川線へ至る(左側)分岐点です。ここから大血川線の起点までの道にはセンターラインはありませんが道幅は十分あり、対向車とのすれ違いも問題ありません。途中に水の製造会社があり、大きなトラックその位置まで来ています。この「金蔵落しの渓流」付近は秋の紅葉がとても綺麗で写真を撮る方も多いですね。今は営業されていない様ですが、ドライブインとなっている建物に自動販売機が1台置かれています(下記、林道通過日とは別日)。

また国道140号線から大血川線の起点に至るまでの間に、他の林道で「前大血川線」や「奥大血川線」などがありますがどれも集落に繋がる様な道で、その先は行き止まりとなっている様です。

起点付近

大血川線の起点となる地点は「大血川溪流観光釣場」の少し手前です。道沿いに起点を示す表示が立っています。私は当初、起点は大陽寺へ向かう道との分岐点が起点と思っていました。この分岐点にゲートがあり、冬季や落石等で大血川線が通行出来ない場合はこのゲートが閉鎖されます。大血川線が「通行止め」とされていても大陽寺、あるいは大血川溪流観光釣場へは行く事が可能となっている場合がほとんどで、上記写真の位置で閉鎖になる事は無い様です。

上記は「大血川溪流観光釣場」前です。意外に車が多く止まっていたので少し驚きました。右側には「大血川公衆トイレ」、左側の釣場休憩所の軒先には自動販売機が1台あります。

トイレはとても綺麗で現代的な物です。大血川線ではこの場所以降、三峯神社に至るまでの間でトイレや水分補給が出来る所は無いので、特に自転車乗りさんはここでの休憩は必須になるかと思います。三峰駐車場には「三峰駐車場観光トイレ」があります。

起点~大陽寺入口

大血川溪流観光釣場を通過するとすぐに「東谷林道」がありますが、東京大学秩父演習林となっていて一般車は通行出来ない様子です。さらにこの日は大血川線沿いにも別のバリケードが設置されていました(下記左側)。

この先の大血川線は車1台が通るには十分な道幅があるのですが、路肩側面からの土砂や岩の崩落がかなりあり、通行する路面の方にも岩が転がって来ています。

路面上の岩などに気を付けて進むと大陽寺入口となる分岐点に到着します。大血川線脇に石像があるので分かりやすいと思います。下記写真中央の電柱を境に、左へ進む側が大血川線、右へ坂を下って行く側が大陽寺のある方向です。よく間違われる様ですが「太陽寺」ではなく「大陽寺」ですね。

大血川線が進む方向にはゲートがあります。ここが起点と思っていた場所ですが、大血川線の通行止めの際はこのゲートから先になる事が多い様です。5月14日までの通行制限情報でも、大陽寺までは通行可となっていました(下記は埼玉県HPの通行制限情報)。

Googleストリートビューではゲートは閉じていて、その先の映像はありません(2018年5月現在)。

大陽寺入口~駆ヶ越トンネル

ゲートを通過するとこれまで通行止めとなっていた区間なので、さすがに路面に枯葉や木の枝が多く落ちています。路肩からの土砂や岩の崩落は相変わらずですが、思っていたほど酷い状況ではありませんでした。管理されている方の作業の結果かもしれません。しばらく進むと突然数台の車が見えたので驚きましたが、登山道の入口がこの位置にあった様です。

登山道入口を過ぎると急に路肩に生えている木や草が路面に覆いかぶさる様になり、そのせいか道幅も若干狭くなった気がしました。

登山道入口から少し進むと「駆ヶ越トンネル」があります。このトンネル内には照明はありませんが中央に白線があり、対向車とのすれ違いも十分に可能な立派なトンネルです。

駆ヶ越トンネル~三峰トンネル

駆ヶ越トンネルを通過すると三峰の山々への視界が一気に開けます。5月だと木々の葉が青々としていて視界を遮る形になっているので、遠くの景色を見るのであれば秋口の方が良さそうですが。

またこの辺りから急に路面に砂利が多く流れ出ています。自転車やバイクで通行する時には非常に怖い区間になりそうです。車でもハンドル操作が軽くなる感覚がありました。路肩の斜面も崩れそうな箇所が多くあります。

少し進むと駐車が出来るスペースと、階段を上がった所に東屋がありました。

東屋の近くには大血川線の案内があります。建設着手が昭和49年、開通が平成7年度とあります。

東屋に動体検出機能で動作しそうなカメラが設置されていました。私も写ったでしょうか?

東屋がある位置から先はかなりの崖となっている部分に付けられた大血川線を進みます。見晴しも非常に良いのですが、相変わらずの路面の砂利と大きな崩落がありました。

その先に「三峰トンネル」があります。駆ヶ越トンネル同様に照明は無くさらに少し狭く、対向車同士のすれ違いは難しいかもしれません。トンネル中央付近に広くなっている部分がありますが、トンネルへの進入の際も含めて譲り合いが必要かと思います。

三峰トンネル~終点

三峰トンネルを抜けるとその先はなだらかに下り坂が続きます。路肩の斜面はそれまでの崩れ易そうな箇所とは異なり、三峰駐車場から県道278号線側の風景に似ています。時々落ちている石や枝に注意すれば、全く問題のない区間でした。

終点付近

両側を木々に囲まれた景色から視界が開けると、目の前に三峰駐車場が見えて少し広いスペースがあります。この地点が大血川線の終点です。このまま進むと駐車場入口、県道278号線となります。

下記は通過してきた大血川線を振り返って終点を見ています。

大血川線の終点の表示は木製なんですね。

動画

国道140号線から大血川線を経由して三峯神社まで、動画を撮りながら行きました。かなり低速で走行しています。ほぼノーカットなので動画時間がそのまま掛かった時間となります。

三峯神社に到着後、そのまま県道278号線で帰ろうと思っていましたが、時間もあったのでまた来た道を引き返しました。

その他

県道278号線側の林道については、下記記事を見て下さい。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。