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ドライブルート26 国道299号線 旧道 正丸峠 ※2024年3月~再び土砂崩れで通行止め

2017年9月11日ルート,動画,秩父

自:埼玉県飯能市坂元(正丸トンネル 飯能側交差点)

至:埼玉県飯能市上名栗(県道53号線との合流点)

所要時間:約15分 距離:5.8km

 

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ルートについて

現在では正丸トンネルで飯能市と秩父群横瀬町を繋いでいる国道299号線、その旧道にあたる正丸峠を通過するルートです。旧道とは言え「正丸峠」の名前は有名なので、この旧道の存在も知らないといった方は少ないと思いますが、やはり現在では実際に旧道を通過する車やバイクは休日の観光、ドライブ目的以外ではほとんど居ない様子です。私自身も久々に旧道を通りましたが、今回で2回目、初めて通ったのは11年前でした・・・。

国道299号線で飯能市側の正丸トンネル入口の信号機から旧道へ入ります。その先ですぐに左にカーブしますが直進する道もあり、直進側はその先「刈場坂峠」や「埼玉県県民の森」に至ります。旧道側は道幅はあまり広くありません。その割に途中の区間ではセンターラインやキャッツアイ(道路鋲)があったりして、これを踏まずに通行する事はなかなか難しいです。また飯能市側の正丸トンネル入口手前で旧道側に進む時は、飯能市側から来るとトンネル内から対向車がかなりのスピードで出てきます。逆に横瀬町からトンネルを通って旧道へ進むには、かなり鋭角に左折します。どちらの場合も対向車には注意が必要です。普段この場所を通過する時も、結構怖い場所です。反対方向に横瀬町側の正丸トンネル入り口から県道53号線経由で通過する場合は、国道299号線へは信号機があるので大丈夫です。

旧道側にこれと言って見所やスポットがある訳でもありません。峠の頂上に茶屋さんがあり、唯一景色も眺められる場所です。旧道全体を見てもお世辞にも管理が十分されているとも言えませんし、走りやすい道路だとも言えません。一番困ったのはカーブミラーが無くなっている事。いたずらや盗難ではなく老朽化だと思いますが、支柱しか無い箇所がありました。さらにカーブミラーがあっても表面が汚れてしまって映らないとか。ドライブとしてお勧めか?となると正直あまりお勧めではありません。各個人様にもよりますし、同乗者やご家族も分かった上であれば良いのですが。

2024年3月9日追記

2024年3月3日に、今度は正丸峠の県道53号線(山伏峠)側で土砂崩れが発生し、現在は県道53号線~正丸峠(茶屋さん)までが通行止めです。正丸駅側から正丸峠(茶屋さん)までは通行可能です。実際には前月の2月6日に積雪があり、県道53号線~正丸峠間は同月20日まで通行止めだった様ですが、今度は土砂崩れです。詳細は下記の飯能市HPにて。

また現在は国道299号線の志賀坂峠も群馬県側で土砂崩れが発生して、通行止めになっています。 ※志賀坂峠については、2024年3月22日に通行止め解除になっています。

今回の現場は上記のマップ位置です。県道53号線から約600m、正丸峠から約850m。

上記は、正丸峠頂上の茶屋さんから県道53号線側へ25mほどの地点にある車両通行止め表示です。現場はこの先約850m。

変わって、上記は県道53号線から旧国道299号線に入る地点(林道「永井谷線」入口)にある車両通行止め表示。現場はこの先約600m。

正丸峠側から様子を徒歩で見て来ました(県道53号線からの方が楽だったかも…)。元々は大きな岩肌が露出していた場所で、土砂崩れはその岩が落ちた様子でした。かなり上の方から崩れている事に加えて崩れずに残った岩肌もあるので、完全復旧にはまた時間が掛かりそうな印象でした。なお、土砂は反対側のガードレールまでは到達していないものの、倒木がガードレール上にまで覆いかぶさっています。

上記は様子を見てきた時の動画です。

 

2023年6月 正丸駅側の土砂崩れ(復旧済み)
クリックで開きます

2023年6月16日追記

2023年6月16日現在、旧国道299号線で正丸峠頂上から正丸駅側となる正丸ガーデンハウス入口の間が、土砂崩れで通行止め(→7月12日より片側交互通行)だそうです。県道53号線(山伏峠)側から頂上にある奥村茶屋さんまでは通行可能との事。

2023年7月5日追記

実際に正丸峠に行ってみました。正丸ガーデンハウスに行くには国道299号線正丸トンネルの正丸駅側から、奥村茶屋さんに行くには県道53号線側から、それぞれ可能となっています。

ただし私が実際に向かった時は、正丸トンネルの正丸駅側から入って林道「苅場坂線」との分岐点で工事をしていて、通行する事が出来ませんでした。どうやら、すぐ隣の橋の工事の様子でした。

上記は正丸トンネルを越えて県道53号線に回り、正丸峠への分岐点です。こちらには正丸ガーデンハウスには行ける記載…。

奥村茶屋さんまで来ると、その先から「車両通行止め」となっています。

土砂崩れの様子が掲載されていました。「自動車、自転車通行禁止」とあります。「車両通行止め」なので、徒歩で様子を見に行きました。

土砂崩れから約1ヶ月経過していますが、現場ではようやく測量調査が始まった様子でした。土砂の量はそれほどでもありませんが、ロープネットが落ちてしまっています。また土砂崩れのかなり上部に別の作業の方が登っていて、復旧工事としては時間が掛かりそうな雰囲気でした。

土砂崩れの位置は上記です。奥村茶屋さんから約200mほど先です。

2023年7月7日追記

動画を作成しました。

2023年7月12日追記

飯能市HPで通行止めだった箇所は7月12日より片側交互通行になると記載されました。7月5日の状態から、まだまだ時間が掛かると思っていましたが、とりあえず土砂を撤去した上での片側交互通行でしょうか?

2024年3月9日追記

土砂崩れは片側交互通行を経て、現在は完全に修復されていました。

周辺の施設・お店など

奥村茶屋

正丸峠唯一の立ち寄れるお店。食事も出来ます。正丸峠と共に長い間この場所で茶屋を開いています。駐車場には昭和天皇の「御展望記念碑」があります。天気が良ければ駐車場から都心方面の景色が見られます。「正丸峠」の各種ステッカーも販売しています。

本邦帝王切開術発祥の地

旧道側ではありませんが、正丸トンネルの飯能市側手前にある記念碑に気が付いている方も多いと思います。「帝王切開術発祥の地」と見えたので「こんな場所で?」と思ったのが最初でした。国内初の帝王切開で、しかも行われたのは嘉永5年(1852)との事。麻酔なんて無かったのでは?

正丸駅

西武秩父線の正丸駅。なんでも西武鉄道の中では一番利用者数の少ない駅だとか。それでも駅駐車場には売店があり、うどんや蕎麦などの食事、お土産の販売もしています。自販機や駅トイレもあるので、休憩には良い駅です。

※2023年3月1日以降、正丸駅を含む西武線の5駅(武蔵横手駅・東吾野駅、西吾野駅・正丸駅・芦ヶ久保駅)が無人化される(西武鉄道:2023年2月13日のインフォメーション)との事。正丸駅の売店は以前から休業中となっていましたが、芦ヶ久保駅も対象なのは意外でしょうか?

※2024年3月、正丸駅の旧売店が「山小屋」という、売店に加えて更衣スペースや休憩スペースを備えた施設にリニューアルオープンしています。

その他・補足

正丸峠は某車アニメで出てきますが、当然あの様なスピードで走れる場所ではありません。無理にスピードを出しても、それが気持ち良さにはならない道だと思います。トンネルが開通してからしばらくは、特にバイクで走りに集まった時代もあったようですが、現在は面影すらありません。また過去には色々あった場所でもあります。個人的にはあまり気乗りしないルートです。

国道299号線の飯能市側、正丸峠へ向かう旧道への入口手前に「正丸ガーデンハウス」の看板が出ています。

↑結構綺麗な看板なのでこの施設もまだある様に感じますが、すでに閉鎖になっています。

↑現地入口です。しかし、入口から奥の方に交互通行用の信号機が見えました(2017年9月)。何か工事でもしているのでしょうか?その割には全く車は通行していません。そしてこんな場所に犬(野良?)がいました。

正丸ガーデンハウス付近は、こちら側が現役の国道時代当初から色々施設もあってバスも通っていたのですが、さすがにトンネルが出来ると様変わりしてしまいます。近年に改修されて今もある看板の様になったのですが・・・。

2018年10月追記

上記の正丸ガーデンハウスは、2018年春から新たに営業が始まっています。個人の方が経営なさっている様ですが詳細は不明です。国道299号線にあった看板は修正が加えられています。これまで何度か国道299号線を通ってこの看板を見る度に、この記事の内容も調べて修正しなくてはと思っていましたが、遅くなってしまいました。

---2018年10月追記ここまで---

2023年2月追記

某アニメで出て来る、埼玉県内の4つの峠道(定峰峠~間瀬峠~土坂峠~正丸峠)を巡ってみました。

---2023年2月追記ここまで---

動画

動画を撮りました。11年前にも動画を撮っていたので、合わせて表示させています。11年前とあまり変わっていない印象もありますが、センターラインがクッキリとしていたり、ガードレールの凹みも少ないでしょうか。一番の違いはカメラの性能ですけれど。

2020年11月追記

再び旧正丸峠を通過してきました。今回は横瀬町から飯能市方向です。

ブログ記事公開後に再び同じ内容(翌年に同じ場所を走行など)の動画を作成・公開している場合があります。記事内の動画もなるべく最新を掲載する様にしていますが、最新や過去・その他の動画を見る場合はYoutubeを見て下さい。