ドライブルート31 国道299号線 志賀坂峠(小鹿野町~神流町) ※2024年3月22日~通行止め解除
至:群馬県多野郡神流町神ケ原(国道462号線との交点)
所要時間:約35分 距離:約25km
ルートについて
埼玉県秩父郡小鹿野町から国道299号線で志賀坂峠を通過し、群馬県多野郡神流町の国道462号線まで向かいます。小鹿野町の出発地は県道37号線との交差点で北は秩父市上吉田で合角ダムがあり、南は小鹿野町両神を抜けて国道140号線に繋がります。
神流町で繋がる国道462号線の東は下久保ダムを経由して関越道まで、途中で秩父市の長瀞に抜ける事も出来ます。さらに国道299号線のすぐ北側にある県道71号線を利用する事で、土坂峠を越えて先の合角ダムまで戻る事も可能です。西は国道299号線と重複区間になる様ですが、長野県佐久市へ繋がっています。
今回は当初、国道299号線で志賀坂峠へ登り始める手前で、秩父側から路線バスが来ている「坂本バス停」までで引き返そうと考えていました。ここから先は道は狭そうでクネクネとしているのでちょっと大変かな思ったからです。しかしUターンするタイミングが無く、では志賀坂トンネルまで行って帰って来ようとしたのですが、結局は国道462号線まで下ってしまいました。
また埼玉県側、群馬県側とも当初思っていたほど狭い道ではなく、特に埼玉県側の坂本バス停以降もセンターラインのある道となっていて、意外なほど時間も掛からずに通り抜けてしまった印象です。ただし埼玉県側では坂本バス停までの間に狭い区間が幾つかあります。さらに見通しの悪いカーブが多い上にペースの速い車両が多い印象で、少し怖い瞬間もありました。
2024年2月23日発生の土砂崩れについて
2024年3月22日追記
本日(22日)、下記サイトにて土砂崩れによる通行止めが解除されたと記載されました。なお、土砂崩れ発生後の様子は下記にある「土砂崩れ発生後の様子」内にまとめています。
2024年3月29日追記
通行止めの解除後、志賀坂峠の国道299号線を通行してきました。その時の様子は下記動画にて。
2024年3月9日追記
2024年3月3日、国道299号線の旧道となる正丸峠でも再び土砂崩れが発生し、現在こちらも通行止めになっています。詳しくは下記記事にて。
クリックで開きます
2024年2月28日
2024年2月23日(金)に、志賀坂峠(志賀坂トンネル)から群馬県側へ1kmほどの地点で土砂崩れが発生したそうです。現在(2024年2月28日)、国道299号線で埼玉県⇔群馬県の通行は出来ません。迂回路は県道71号線の土坂峠です。
通行止めの区間は、埼玉県側は国道299号線で県道37号線との交差点(黒海土バイパス前)からになっています。ただし土砂崩れが発生した翌週に様子を見て来ましたが、通行止めとなる交差点から先はまだ民家や学校等があるので通行自体は可能です。路線バスも終点の坂本バス停まで運行していました。※県道71号線へ迂回する場合は交差点で合角ダム方面へ。国道299号線側はその後の状況により、通行は地元住民に限る等の規制があるかもしれません。
2022年の土坂峠の法面崩落よりその規模は大きくなく、土砂もおおよそ撤去されていました。車1台が通り抜けられるスペースがありますが、擁壁も崩れているのでまだ危険な状態なのだと思います。ただし仮復旧であれば早い時期に…?
実際に様子を見に行った時の動画です。
周辺の施設・お店など
今回の区間内にはコンビニやファミレスの様なお店はありません。小さな個人商店、食堂が主に秩父市側に数軒ある程度です。ガソリンスタンドやコンビニは小鹿野町内に、神流町では国道462号線沿いにガソリンスタンドがあり、その他に道の駅などがあります。ただし自販機や公衆トイレは区間内にもあり(さすがに峠の頂上付近にはありませんが)、特に神流町側ではトイレの案内表示も分かり易く設置されています。
坂本バス停付近には路面監視用カメラが設置されていて、下記サイトで見る事が出来ます。またその先の国道299号線上(志賀坂トンネル手前)にも1台カメラがあります。カメラは「小鹿野町河原沢地内(坂本)」と「小鹿野町河原沢地内(志賀坂)」です。また坂本バス停には新しい公衆トイレがあります。
志賀坂トンネル
埼玉県と群馬県の県境にある、志賀坂峠の頂上となるトンネルです。埼玉県側の入口には八丁峠や中津川に向かう林道の「金山志賀坂線」の終点が繋がっています。ただし2020年10月現在、2019年の台風の影響で「金山志賀坂線」は通行止めが続いています。志賀坂トンネルのすぐ近く(林道入口)で大きく道路が崩落していました。工事もしている様子はなく、復旧にはまだ時間が掛かりそうです。 国道299号線となる志賀坂トンネル自体は問題無く通れます。
※上記の工事は完了した様子ですが、「金山志賀坂線」は他にも土砂崩れや崩落があり、通年での通行止めになっています。
恐竜の足跡
志賀坂トンネルを過ぎて下り坂を進んでいくと、右側の壁に日本で初めて発掘されたとされる恐竜の足跡の化石があります。道路側面の壁そのものが化石になっています。
道路を挟んだ反対側の歩道に案内と、すぐ近くに駐車スペースと公衆トイレもあります。また駐車スペースとは逆側にはお休み処とされる、うどん屋さん(?)がある様ですが、営業などは不明です。
神流町恐竜センター
神流町では恐竜の足跡の発見を機に、恐竜で町(当時は村)おこしを始めたそうです。国道299号線で国道462号線が繋がる交差点から左折した先にあります。恐竜センターでは食事も出来る案内になっています。
道の駅「万葉の里」
国道299号線にある上記の恐竜センターとは逆方向で、国道462号線にある道の駅です。今時の道の駅としては小規模になるでしょうか。地元農産物の販売や食堂があります。ただし気軽に休憩出来る場所としては貴重だと思います。トイレの位置が少し分かり難いかもしれません。道の駅建物の右側面、国道462号線沿いにあります。
2020年10月に久しぶりに立ち寄りましたが、リニューアルされて綺麗になっていました。神流川沿いにデッキも新設されていました。
道の駅「上野」
先の恐竜センターの先にある道の駅です。こちらも2020年10月に行ってみましたが、「万葉の里」と同様にリニューアルで新しくなっています。
上野スカイブリッジ
道の駅「上野」から近い山間に掛かる、歩行者専用の吊り橋です。国道299号線からそれほど時間は掛かりません。吊り橋へのルートは2つあり、かなりの急勾配の道を登って行きます。吊り橋からの眺めは素晴らしいです。
その他・補足
この区間をドライブ目的で通るのであれば、やはり紅葉の時期がもっとも良い時だと思います。春先の新緑の頃も良さそうですが、今回通行したのが9月で、紅葉になったら綺麗だろうなという景色でした。今回はあまり天気も良く無かったので、また10月~11月頃に行こうとも思っています。林道の「金山志賀坂線」が通行出来れば滝沢ダムから中津川に回って、中津峡の紅葉も楽しめそうですが、車ではちょっと気軽という道では無いと思います。県道210号線については下記記事で書いています。
この日、国道462号線へ出た後は道の駅「万葉の里」で休憩し、最初に書いた県道71号線で秩父市側に戻りました。移動時間的には2時間もあれば十分かと思います。自転車で1周される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
県道210号線
今回の国道299号線には全く関係無いのですが、志賀坂トンネルから中津川へ抜ける林道「金山志賀坂線」の先にある県道210号線について、先の埼玉県の林道通行制限のHPで記載されている国道210号線のルートは、雁掛トンネルを通行せずに東側へ回るラインになっています。このルートは現在では通行出来ず、現在の大黒橋あたりでは東側のルートへ回る道も見当たりません。県道指定はまだ古いルートのままという事でしょうか?
動画(2023年10月更新)
上記は国道299号線で埼玉県の小鹿野町(黒海土バイパス前交差点・県道37号線)から、群馬県の神流町で国道462号線との分岐点までです。