WRX マルチファンクションディスプレイ(MFD)のブースト計について

2017年3月7日動画, 車両・機能

WRX-STI(VAB)は、ブースト値をマルチファンクションディスプレイ(MFD)に表示する事が出来ますが、以前に記事で書いたようにその動きに違和感を感じ、別途センサーを設置する形でブースト計(本来はブーストコントローラー)を付けました。今回、その動きの違いを確認する意味で動画を撮ってみました。

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比較した3種類のブースト計

比較したのはMFD、インマニにセンサーを付けたブースト計、おまけでGDBに乗っていた時に使っていたインフォメーターの3つです。インフォメーターは車両診断コネクター(OBD2)に接続して様々な車両情報を見る事が出来る機器です。よってMFD、センサー、OBD2の3種類としての比較になります。

3つのメーターを同時に撮影しています。さすがにセンサーを付けたブースト計は数値が細かく変化しているのに対し、MFDとOBD2はそれほど細かな変化はしていません。見やすさ、読み取りやすさから考えればMFD、OBD2の方が良いと思います。センサー式のブースト計は逆に少数第2位の数値なんて変化しすぎて読めません。

表示の様子

さて、肝心の動きに関してはMFDとOBD2と比べると、MFDが少し遅れて動いているようです。OBD2も車両側の信号を読み取っているので、方式としてはMFDと変わらないと思うのですが、MFDの方が遅れるというのは少々意外でした。OBD2自体もセンサー式ブースト計と比べると若干の遅れはありそうです。前車のGDBでデフィのアナログメーターを付けていましたが、MFDとOBD2のメーター針の動きもぎこちなさを感じてしまいます(デフィと比較するのは酷ですが)。動きに関しても若干MFDの方がOBD2に比べてカクカクな印象があります。これは単に情報の読み取りと表示の時間間隔、スキャンタイムから来るものだと思います。さらにセンサー式ブースト計と比べると両者とも瞬間的な変化を読み取る事は難しそうです。

動きの違いによる影響?

MFDではおまけ程度の表示ですので、デフィ並みの動きを実現した所でコストアップにしかならないでしょう。この事からOBD2の方が動きの速さ、スムーズさがあるのは当然の事です。そういう商品ですものね。ただしMFDやOBD2が使えないというのではありません。そもそも街乗り程度でブースト計も必要なのか?とすら思いますし、完全に自己満足の世界です。あえて必要な場面と言えば、燃費向上の為になるべくブースト圧を掛けずに走る時でしょうか。

それであればMFDで十分事足ります。私の場合はMFDで燃費グラフを表示させつつブースト値も見たかったのでセンサー式のブースト計を付けました。GDBからOBD2のインフォメーターを引き継いでも良かったのですが、設置の問題があったので諦めました。

結局のところ態々動画も作りましたが、車を運転するにあたって何の影響も無いのは当然です。ただ、本来のブースト値の変化やメーターの動きの違いを知ってしまうと、欲が出てしまいます。

その後の補足

動画を作った時に気付いたのですが、センサー式のブースト計(ブーストコントローラー)はバー表示(横向きの棒グラフ)にも表示を切り替えられます。3つを比較するなら切り替えて動画を撮るべきでした。また余談になりますが、OBD2のインフォメーターにギア位置が表示されますが、正確なギア位置を表示出来ていません。1速から3速までは合ってますが、4速に入れるとなぜか3→5、5→3と4速の表示が飛んでしまいます。車両側メーターは当然ちゃんと正確です。OBD2は速度と回転数から判断しているのでしょうか。GDBの時も合わなかった記憶があります。

(2017年3月9日修正 3月12日追記)

取説を確認した所、各ギア位置での回転数に対する車速の設定が必要でした。これを行えば正しいギア位置が表示されると思います(⇒設定した所、ちゃんと表示出来ました)。

また、ブーストコントローラーをバー表示にして撮り直しました。MFD、OBD2ともに遅れがあります。OBD2の表示機器については、車両側の通信方式がCAN通信以外では通信速度が遅く、表示が遅れる可能性があるとの旨が記載されている物があります。WRX-STI(VAB)はSUBARU方式とCAN方式の2つがあるようで、SUBARU方式ではインマニ(ブースト)圧はMAX1.27になってしまいます。CAN通信で解消出来るかは未確認です。後日確認したいと思います。

⇒通信方式が「ISO-CAN」でも接続が出来ました。表示が早くなったかどうかは、正直分かりませんでした。ブースト圧のMAXは1.27を超えて表示されました。ただしブースト値に関してはCAN通信にした場合、MFDとセンサー式に比べてマイナス方向に0.5~0.8程度ズレて表示されました。例えばMFDとセンサー式がアイドリングで「-0.67」のところ、CAN通信のOBD2は「-0.74」、ブースト圧を掛けてピーク値を見てもMFD、センサー式で「1.40」なのが、OBD2「1.33」となります。私の使った機器では通信方式は「SUBARU」か「ISO-CAN」でしたが、他メーカーでは「SUBARU-CAN」方式という通信方法もあるようです。

※製品購入の際は、メーカーの仕様を確認して下さい。この記事の内容の保証は致しかねます。